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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第四章 TS賢者は世界を往くっ!
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秋葉原でお買い物っ!Part2



「はひゅー·····はひゅー····· やっと運び終わった·····」


「お疲れ様、お水買ってきたよ」


「あぁ、フィーロ君ありがと····· んっんっ····· ぷはぁっ!生き返るぅぅううっ!」



 大量の荷物を1人で運んだ私は、ようやくフィーロ君が先に見つけてくれたいい感じに人目につかない場所へとやって来ていた。


 いやー流石に肉体強化してもこの量の荷物を運ぶのは疲れるわー·····

 今度からかなり強めの認識阻害して魔法で浮かべながら運ぼう·····


 もう魔法がなんちゃらって言ってる余裕ないわ·····



 とりあえずこの辺りに認識阻害の結界を展開して、買ってきた荷物を全部インベントリにぶち込んでしまった。


 これでやっと他の場所に行けるよ·····


 疲れた·····



「はぁ、マジで死ぬかと思った····· 野次馬に囲まれた時はキツかった·····」


「いや姉貴もう死んでるだろ·····」


「今は生きてるし!死んだのは前の私だから!」



 全く失敬な!

 私は今も生きとるわいっ!


 というかあんまりにも大量の荷物を運びすぎて野次馬が出来ててめっちゃ邪魔だったわ。


 まぁそりゃ私は絶世の美少女だし?そんな可愛らしい細身の女の子がとんでもない量の荷物を運んでたら注目も集めちゃうよねぇ!



 ちなみに野次馬は私が気合を入れるため声を出したら散っていった。


 なんでよ、ちょっと『どっこいしょ☆』って言っただけじゃん。



「いや、ソフィたんのはどっこいしょじゃなくて『フンヌルァアアアイッ!!』だったよ」


「うわ姉貴の声汚ったな」


「失敬な!これでも声真似はめちゃくちゃ上手なんだぞ!ほら私の十八番『ぼくドラ


「それ以上言うなダミ声姉貴」


「あっはい····· いやダミ声はそっちだからね?」


「はいはい2人とも喧嘩は中止、ソフィちゃんまだやること沢山あるでしょ?行くよ」


「はーい」



 危うく喧嘩が始まるという所で、フィーロ君が止めに入って喧嘩は発生しなかった。


 でも私の声がダミ声なんて絶対認めないわ、私の声はもっとプリチィじゃいっ!





「で、姉貴は次どこ行くんだ?」


「もうちょい秋葉原で探索する予定かな、ちょっと欲しいものあるし」


「なんだ?ゲームも家電ももう買った····· まさか漫画か?」


「んふふ、正解!あとはフィーロ君ご所望のコスプレグッズとかもね」


「えっ!?ぼ、僕そんなこと····· いったかも·····」



 フィーロ君は消え入りそうな声でボソッと言った。


 うん、この前コスプレっていう漫画のキャラになりきったりする衣装がこっちにあるって言ったら、是非着てるところを見たい、ついでにごにょごにょ····· って話になったのだ。

 もちろんピロートーク中に。



 って訳で、私が秋葉原で買いたいのは漫画とコスプレグッズと、夜に使う道具の3種類あるのだ。


 ·····でも、流石にそういうものが売ってるお店は私くらいの年齢だと入ったら怒られるの確定だろう。


 辛うじてコスプレグッズのお店は入れるかもしれないけど、同人誌とか売ってるお店は絶対入れない。



「よし、じゃあちょいまちっ!」



 というわけで、私は秘密道具の見た目だけを成長したっぽく変化させる魔道具を使って20歳くらいにした。



「ふぅ、んじゃフィーロ君も5回時計回りに回してね」


「えっ、僕も?」


「当たり前じゃん、フィーロ君の好みも聞きたいし」


「うぅ····· 分かったよ·····」



 フィーロ君はそう言うと渋々時計の針をクルクルと回して見た目を成長した姿に·····


「·····5回やった?」


「やったよ!うぅ·····全然変わらない·····」


 ·····成長したよね?


 いや、少し身長が伸びて顔付きとかも大人っぽくはなったけど、それでもほとんど変わってないわ·····

 さすがドワーフのショタ化遺伝子、その見た目でMAXとは凄いわ。


 というかさっきまで可愛らしかったのに、今はそこにカッコ良さと大人っぽさが加わって、街中を歩いてたら私共々アイドルにスカウトされそうな超美少年になってるわ。


 ·····今度この姿でお願いしよっと。



「それよこせーっ!!私にも使わせろーっ!!」


「あっ!ちょっ姉貴!?回しすぎるとヤバいから気をつけてっ!!」


「どりゃどりゃどりゃーっ!反時計回り12回じゃーっ!!」



 ぼふんっ



 姉貴がフィーロ君が持っていた時計を奪い取ると、反時計回りに12回ほど回してしまった。


 確か今姉貴は29だから····· 17になるのか?



「おおおー!全盛期の体になってる!魔法サイコーっ!!はびぉっ!?」


「あーあー····· 姉貴やらかしたか·····」


「がふっ····· げほっげほっ····· あかん死ぬ·····」



 姉貴は()()()()17歳になった事に興奮してピョンピョンとその場で飛び跳ねたりしていたが、突如顔面蒼白になって地面にうずくまってしまった。


 たぶん腰でもやらかしてしまったんだろう。

 前にぎっくり腰やらかして寝込んでたことあったし。



「·····この魔導具ね、年齢を変えるの()()()()()なんだ、つまり姉貴の中身は相変わらず29歳って訳なんだよね」


「お゛お゛お゛おぉぉぉお····· はやぐいぅでよぉ·····」


「どうせ出不精で座りっぱなしだったんでしょ姉貴、だから腰やっちゃうんだよ·····」


「だ、だずげで····· がち死ぬ·····」


「はぁ····· ほんと気をつけてね?魔法も万能って訳じゃないから、まぁ私なら万能に出来ちゃうんだけどさ」



 私は姉貴にグチグチ説教をしながら、土下座のような姿勢になって蹲る姉貴の腰を撫でながら回復魔法で腰の不調を治してあげ·····



「·····は?姉貴、これって」



「あはっ、バレちゃった?ちょいと無理してたからねぇ····· もうちょい平気だと思ッ゛痛ったたたたた····· クソ、こんな、ときに·····」


「あーもう·····『Morfinerl(最大鎮痛魔法)』『体調回復』『████活動停止』·····これでどう?」


「ふぅぅぅぅ·····、流石は魔法だねぇ、体がかなり軽く楽になったよ、サンキュ!」


「なーんでその体で動けてるんだよこのクソ姉貴·····」



 姉貴の体に起きた不具合はこの場ではどうしようも無かったから応急処置したが、その途端に姉貴はすぐに立ち上がりぴょんぴょん飛び跳ね始めた。

 ·····だからって2m垂直に飛ぶのやめて?

 まったくこの身体能力リアルチート女め。



 というかこのクソ姉貴は我慢強すぎるんだよ·····



 その後、若返って一時的に復活した姉貴と、未だに最新ゲーム機を手に入れられてポワポワしてる陽暦さんと、なんも変わらない辰砂と、アイドルっぽくなって私の乙女心を爆裂させてくるフィーロ君を引き連れ私は秋葉原の大通りの方へと向かった。






「ソフィちゃん、そんな漫画買い込んで読み切れるの?」


「大丈夫!だってリビングに置いてたら絶対誰か読むでしょ?」



 いやーいい買い物をしたわ、まさか有名な漫画が全巻セットで売ってるなんて思わなかったわ。


 思わず竜玉と海賊王と派出所と結局最新刊は出てなかった狩人×2と鳴門とか、その他色々な有名どころの全巻セットを片っ端から買い占めちゃったわ。



「·····こっちも置くの?」


「いやーそっちは····· どうしよ?そういうの専用の部屋作る?」


「その方がいいと思う····· 個室的な感じで読める部屋とか·····」


 うん、流石にR18同人誌は置けないから別の部屋を作ってそれ専用のネカフェみたいな感じにしよっと。



「んふふ····· フィーロ君が買ったので大体好みわかっちゃった」


「うぅ····· いいじゃん別に·····」



 フィーロ君の性癖については個人情報って事で黙秘させてもう事にした。



「あっソフィたん私の新刊買った?」


「絶対買わないわ、なんで六角レンチとネジの同人誌を買わなきゃいけないんだ」


「おっ?ちゃんと見てくれてるじゃん」


「いやイロモノコーナーの所に堂々と飾られてたら嫌でも目に入るわ·····」



 全く、見たくないもん見せられたこっちの気持ちにもなってよね?


 ちなみにパラッと読んだけど、登場するのがアレなだけでめちゃくちゃ上手だったのがなんか悔しかった。

 悔しかったから姉貴を軽く蹴飛ばしてやった。





 購入した大量の漫画類をこれまたインベントリに収納した私は、次の目的の店にやって来ていた。


「おおおおー!私が求めてた物がこんなに沢山っ!」


「これがコスプレ衣装·····」



 そう、私たちはコスプレ用の道具を売ってるお店に来ていたのだ!!


 ちなみに店員さんに聞いたら普通に未成年でも入ってもOKだったから変身を解いて元の身長に会うサイズを買うことにした。



「ふふふ、ソフィたん、お姉さんがたっぷり似合う服をコーディネートしてあげるからねぇ·····」


「ひっ····· わ、私はフィーロ君と相談しながらやるから別にいいから!結構ですっ!」


「ちぇー、まぁ私も見た目は若返ったしなんかいい感じの買おっと」


「あの、ソフィさん····· 私たちもちょっと個別で買い物したいのでいいですか·····?」


「ん?陽暦さんもコスプレグッズを買うんですか?もちろんいいですよー!んじゃ買い終わったら電話しますね!」


「分かりました!ありがとうございます!」



 陽暦さんは私にお礼を言うと、アホ毛をピョンピョン跳ねさせながら辰砂の元へと向かっていった。



「んじゃフィーロ君、私達も買い物しよっか!」


「うん、でもなんか、男の僕がここに居ると場違い感が····· 女性用の服のお店に入った時みたいな·····」


「大丈夫!フィーロ君なら女の子用の服も似合う·····」




 その瞬間、私の脳内に電流が走った。




「·····予定変更、姉貴ーっ!プランJ!!」


「なんやて!?まさかあの計画を!?」


「えっ!?なになに!?ちょ、なんで僕を見てるのさ!?というかプランJって何!?」



「プランJ?そりゃ決まってるよなぁ姉貴」


「うんうん」




「「フィーロ君女装計画」」


「に、逃げなきゃ····· にぎゃぁぁあっ!離してっ!」




 フィーロ君は逃げ出そうとしたが、相手が悪かった。


 何せ1人は格闘技の世界大会で連勝し更にはオリンピックで金メダルも狙えた程の凄い選手。

 もう1人は神レベルの魔法を使える最強の賢者姫なのだから。


 1人のひ弱な男の子がこの2人に勝てるはずもなく·····



 いや、もう男の()か。



名前:ソフィ・シュテイン

ひと言コメント

「前々から思ってたんだよねぇ、フィーロ君って女々しくて可愛いって····· だから絶対女の子の服似合うって」


名前:藤石 穂乃花

ひと言コメント

「何となく察してたから来てみたら、案の定フィーロたんを女装させようとしてたわ、一応これでも漫画の参考にコーディネートとか覚えてるから····· うひひ、手伝うよぉ·····」


名前:フィーロ

ひと言コメント

「い、嫌だっ!だって絶対にみんな永遠にイジり倒してくるじゃん!!僕自身女の子っぽいの結構気にしてるし!!だから僕みんなの前じゃ女装したくなっっっ、アッッッ!!??!?!」


名前:藤石 辰砂

ひと言コメント

「まーた姉貴たちがなんか騒いでる····· あっ陽暦、これとかどうだ?」


名前:明星 陽暦

ひと言コメント

「ほえっ、いや、これ、紐·····」


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