VSリヴァイアサン!
私は改めて遠くで荒ぶっているリヴァイアサンを眺めながら、作戦を立てていた。
「うーん····· 流石に賢者の石があってもあの巨体に対抗できるか微妙だなぁ·····」
流石の私でも太さ20mもあるバケモノ相手は厳しく感じる。
·····ん?いや、意外と行けるかも?
「よし、まずは試してみよっと!·····ヒトを捨てた神の力、見せて貰うよ」
「philosopher's InfinityGenerator,wake up!!」
キィィィィィィイイッ
ズドォォォォォォォォオオオオオオオオンッ!!
なんてカッコイイことを言ってみたけどぶっちゃけ統一人類語でも良かったし、なんなら言う必要も無いんだけどそこは気分だ。
あと賢者の石をフル出力にしただけで周囲に余剰魔力が魔法となって風を動かす影響で爆風が吹き荒れて砂浜が酷いことになってるけど気にしない、後でちゃんと砂は戻すから許してねっ☆
「身体を魔力化 4次元超立体構造へ変換、魔力出力上昇、煌翼展開、煌鎧装着、煌環循環開始、神力解放」
まず私は弱いヒトの体を捨て、肉体を魔力で置換する事で遥かに耐久力が高い神としての肉体に切り替えていく。
そして魔力の最大出力量を上げ、背中から余剰魔力を放出する事による機動力用ブースターに変換する3対6枚の光の翼『煌翼』を展開、更に『彗星駆鎧』が神化してガッツリと露出度とカッコ良さが上がった『神星煌鎧』を装着、頭上には魔力を循環させることで青白く煌めく光の環を発生させ、神々しくなった所で私自身の魔力を解放した。
たぶんこれが現状できる最高の状態だ。
·····いや、ちょっとお遊びも入ってるから最適化したらもっとエグいかもだけどね。
「まぁいいや、行くよっ!」
ズバァァァァアンッ!!
私は砂がほとんど吹き飛んで無くなった砂浜でクラウチングスタートの姿勢を取ると、魔力で強化された体で勢いよく飛び出した。
あっ、初速でマッハ超えちゃった☆
◇
ドパァン!!
「おおおおおおおおっ!!?」
海上に飛び出して1歩目を踏み込んだ瞬間、私はめっちゃ驚いた。
なんと以前やった水面走行を簡単にできてしまったのだ。
前やった時は、あまりの速度で両足が砕け散るのを回復魔法で強制的に戻してはまた砕けてを繰り返していたのに、今では普通に走るくらいの負荷で海面をパシャパシャと走れていた。
いや、私が足を踏み込んだ所が爆発して水柱が上がってるからパシャパシャじゃ済まないけど。
『Kryaaaaaaryuaaaaa!!!!!!!!』
ズドゴォォオォォオオオン!!
「どわっは!?」
なんて感じで爆音を鳴らして馬鹿みたいな量の魔力をダダ漏れにしながら水面を走っていると、討伐目標のリヴァイアサンに気付かれてしまい、物凄い高圧っぽい水のレーザーを私に向けて放ってきた。
「いやそこはピィーンッ!みたいな高音じゃないの!?なんちゅう威力よっ!」
私はそれを神速で回避·····
具体的に言うと、煌翼を横に向けて魔力をぶっ放して無理やり移動した感じで回避した。
ていうかあの水鉄砲、太さ1mくらいあるから水面に直撃したら魚雷が爆発したみたいな事になってんのエグすぎるでしょ!
まだ数十kmは離れてんのよ!?
「こりゃうかうかしてたら街にビームが届いちゃうな·····ってうわっ!?」
顔を前に向けると、リヴァイアサンの口にデカい水の球が渦巻いていて、私に向けてビームを放とうとしてきていた。
やっばいこのままだと街直撃コースだっ!
「魔力結晶化!くらえっ!!」
ズドンッ!!
私は走りながら空中に神属性の魔力を結晶化させた藍色の槍を生み出すと、走る勢いを利用して思い切り投げ飛ばした。
『Kryraaaaaaaaaaaaa!!!!!!!!!!???』
「ちっ!避けたかっ!」
超音速で放たれ、青白い軌跡を残して飛翔した槍をリヴァイアサンは避けてしまった。
だがそれでいい、ヤツがチャージしていた水球は消えて街の危機は去ったのだから。
ちなみに、槍はそのまま宇宙空間までぶっ飛んでいって、しばらくしたら魔力になって消えてしまった。
「あんにゃろぉ····· くらえ並列発動『サンダーボルト・アヴェンジャー』!!『マギ・レールキャノン』っ!!」」
ギュォォォオオオン
ガコンッ!
「索敵誤差、ギリギリまで修正っ·····!!」
私は現代兵器を基に魔改造した魔法を同時に10台ずつ生み出すと、揺れ動く照準をアカシックレコード·····正式名称『ソフィ・シュテイン専用神造世界演算記録装置 アカシックレコード『トリニティ』』の演算システムを使って補正し、リヴァイアサンの見えている部分全てに照準を合わせた。
「照準、リヴァイアサンに固定っ!ファイアッ!」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!
ドゴォォォォオオオンッ!!
『Krrrrrrrrrrryyyyyyyyyyyy!!!!!?????』
「よし当たった!!」
ぶっちゃけ言うとサンボルの方は射程距離が足りなくて威力が出なかったから途中で掃射を中止して、超長距離射撃が可能なレールキャノンをぶっぱなしまくっていると、さっき投げた槍と同じ材質の砲弾が次々に着弾し、結晶化した魔力が全て爆発や貫通に特化した魔法に変化してリヴァイアサンの体表で大爆発が巻き起こり、何発かは超硬質な鱗をも貫通してダメージを与えられていた。
『Gryaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!』
「へっ、怒ってやんの!撃ち落とせっ!」
ズドドドドドドドドドッ!!
ドパァン!!
全身に豆鉄砲だと思ったらレールガンを食らって、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしていたリヴァイアサンが怒り狂って、直撃したらミキサーされそうな水の槍を飛ばしてきた。
しかし私は無尽蔵の魔力でレールキャノンをぶっぱなしまくって迎撃してしまった。
ちなみに水の槍は普通の魔力弾だと一瞬で飲み込まれてバラバラにされて消滅したから、超々硬度の賢者の石から生み出した神属性魔結晶を惜しげも無くぶっぱなして迎撃している。
この魔結晶は中々エグくて、無限に生み出せるし色は綺麗な藍色でキラキラ輝く美しいという見た目に反して、ダイヤモンドより硬いし堅いし、魔法を記録しとけば条件を満たして魔力を魔法に変換して発動できたりするエグい性能がある。
ぶっちゃけて言うと前まで私の能力で作っていた水色の魔結晶なんぞ比にならないレベルで性能が良い。
まぁデメリットもあって、神属性のせいで汎用性がかなり低くなってしまったのだ。
まぁ神属性というか『創世魔法』を固めたようなモノだからなんだけどねっ☆
そんでもって、この『創世魔法』ってのがすごく厄介な存在で、魔法だけど私の魔力でもあるのだ。
そして私の魔力だから私以外には扱えないという条件があり、誰でも使えるようにすると普通の水色の魔結晶になってしまうのだ。
ちなみに藍色を直接使えるのは私とフィーロ君だけだったりする。
まぁ水色でも十分えぐいんだけど、藍色と水色では体積あたりの魔力密度が桁違いだから圧倒的に藍色の方が強い訳だ。
『Gryraaaaaa!!!!』
「よっと」
私は全速力で駆けて攻撃を避けながら、全く息切れをする様子もなく平気で突っ走りながら考え事を続けた。
そうそう、この体積あたりの魔力量についてだけど、水色は1立方センチメートルの魔結晶で1億が限界なのに対し、藍色の魔結晶は無限に込める事が可能なのだ。
魔力密度のイメージとしては、金属等の『比重』が近いと思う。
「·····あーもう!解説がめんどくさいっ!やけに頭の回転が早いから余計な事考えちゃうわ!今は集中っ!!」
という訳で解説終わりっ!
『Keryaaaaaaaaaaaaww!!!!!!!!!!』
「おっ?質より量?」
解説を終えた直後、リヴァイアサンが空を埋め尽くす程の水球を生み出して私に向けて雨のように撃ち込んできた。
「負けないぞゴルァー!!『サンダーボルト・アヴェンジャー』!一斉掃射開始っ!」
ヴァァァァァァァアァァアアァァァァアアアッ!!
ズドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!
「水避け結界っ!」
数には数をという事で、私は更に強化されたサンボルで片っ端から水球を爆散させて行く。
降り注ぐ直径1m近い文字通りの大雨と、青白い軌跡を残して飛翔する藍色の弾丸の雨がぶつかり合い、周囲に正しい意味の滝のような大雨を降らせた。
ちなみに雨で視界が潰れそうになったので、体の周囲に水を弾く結界を展開して対処しながら、私はリヴァイアサンにグングン接近していった。
名前:ソフィ・シュテイン
年齢:14歳
種族:神族(神化中)
ひと言コメント
「あはははっ!すごいっ!海の上を普通に走れてるし全然疲れないっ!これめっちゃ楽しいんだけど!それにアカシックレコードの力で魔法の制御が楽になってる!しかもこの魔結晶ヤバいわ!無限に生み出せる無敵の弾丸だわ!なんかさっきからリヴァイアサンの鱗に弾かれてるけどねっ☆」




