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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第三章 TS賢者はアイを知るっ!?
243/344

緊急事態発生っ!?


 それは突然の事だった。



 カンカンカンカンカンカンッ!!!


 ズドォン!

  ドゴォン!


 ドガァァァァアアンッ!!



『シードラゴンだ!シードラゴンが出たぞー!!』

『女子供は山の影まで行って隠れるんだ!』

『冒険者は海岸へ集まって下さい!迎撃戦を開始します!』



「おっおっおっ?なんか来たっぽい?」


「みたいだね····· あぁもうバーベキューしたいのに!」

「えええ····· 僕まだアワビをバター醤油で焼いてる途中なんだけど·····」

「ほんと邪魔ね、ダンジョンの力で凍らせてやろうかしら?」

「白黒ビームで消し飛ばしちゃう?」

「まったく、ほんと邪魔なのじゃ····· 魔王に逆らうとはいい度胸なのじゃ」

「ん、邪魔」

「アシスタントシルキー達はディメンションルームへ避難して下さい、私はソフィ様の元におります」

「えぇー!!?アキ先輩絶対わたしたちが焼いた魚横取りしますよねー!!?」


「·····ソフィ様、ご友人様、結界を張って頂けないでしょうか?」


「あっ!ワタシたちからもお願い!」


 確かにシードラゴン如きに私たちのバカンスを邪魔されるのも嫌だからなぁ·····


 どーせ『シードラゴン』とかいう強そうな名前だけど、実はタツノオトシゴってオチで·····




 ザパァン!!


『Kyrrrrrrrrrrraaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!!!!』





 前言撤回




 リヴァイアサンだわ。


 セツコあれドラゴンちゃう、リヴァイアサンや。



 ていうかヤバっ!

 海面に出ただけで大波が発生してるわ!



「ミカちゃん!結界を張って!」


「ん、もう張った」


「ナイスゥ!」


 なんと海の上に出てきたのはタツノオトシゴなんかじゃない、正にリヴァイアサンと言った感じの、東洋の龍に美しいヒレを付けたような巨大なドラゴンだった。


 うん、アイツ絶対やばいわ。


 今も私たちに向けて大波が襲ってきており、それをミカちゃんの『アイギス』の力で閉じ込めたため、大きな被害は出ていないようだ。




「あっ!」


「ん?どうしたのソフィちゃん?」


「いやね?アイツさ、丁度いい実験体になりそうじゃない?」


「·····あー、たしかに賢者の石のテストに丁度いいかもね、行ってきたら?」


「うん!じゃあみんなにお願いがあるんだけど、もしかしたら大津波が出来ちゃうかもだからその時は·····お願いね?」


「ワタシはそんな大規模なのつかえなーい」

「僕もー」

「いいわよ、海岸線を丸ごと凍らせるくらいなら楽勝よ」

「波も何もかも光と闇で消し飛ばしちゃえばいいんだよ!」

「ワシがやると逆にとんでもない事になるからやめておくのじゃー」

「ん、まかせてー」

「では私たちは観戦させて頂きます」

『『ガンバってくださいソフィ様っ!』』


「はーい!じゃあいってきまーす!」



 という訳で、私はリヴァイアサンの討伐をしに向かった。





 まず私はリヴァイアサンの元ではなく、街のギルドの扉を蹴っ飛ばして開けて水着のまま飛び込んだ。


「オルァ!!緊急依頼の時間じゃゴルァ!!」


 ドカァン!!


「何モンだこのガキャァ!こんな緊急事態中にィ!」


「こういうモンだァ!!」


 私はSランク冒険者の証に魔力を込めて、魔力波動を発生させた。

 するとギルドカードの読み取り装置が金色に輝いて、Sランク冒険者であることを示した。


「え、Sランク冒険者ァ!?」


「ですです!最近追加されたSランク冒険者『賢者姫』です!」


『マジかよ!』

『渡りに船だぜ!』

『手伝いに来てくれたのか!』

『水着だァ!』

『腹筋!』

『ぺたん娘っ!』


「死ねっ!」


『ぐわらばっ!』


「·····で、賢者姫様は何をしに来たんだ?」


「私がアイツを1人で倒すけどいいよね?」


「·····できんのか?」


「もっちろんです!」


「人手はあるが何せ超弩級のドラゴンだ、倒せずとも奴が街に接近するまでになるべく多くダメージを与えてくれればいい!」


「どっちかというと解体要員の方を多く集めて置いてくださいね、あと校長先生····· 同じくSランク冒険者のサトミ・ド・ウィザール先生も居ると思いますけど、防衛に回るよう言って貰えますか?」


「·····わらっらわ」


「ぬぉわっ!?い、いつのまに·····ん?酒臭ぇっ!!」


「ついひゃっきよ、ひゃっきまへきょーいんのやつらと呑んでらのひょ、りぇもわらひもたおひにきひゃわ」


「ダメだこれベロベロに酔ってる!!」


「れんれんよっれらひわよ?」



『『·····ダメだこりゃ!!』』



 うん、校長先生ベロベロに酔っ払ってるわ!

 ていうかアルコール臭っ!?


 うーん·····

 解毒魔法を使ったら酔いを覚ます事はできるけど、ここまで見事に酔ってると逆に可哀想だから放置しておくのがいいだろう。


 でもその前に·····


「んじゃ私が倒してもいいですよね?海上なんで自重せずボコボコにしちゃいますよ?」


「いいわよぉ〜?すきにひなひゃ〜い」


「よし言質は取った!」


 私はその言葉をしっかり録音しておいた。

 ちなみに映像付きで。



「じゃあ校長先生は引き続き教員の皆さんと呑ん····· 先生たちを守るために戻っておいてください!」


「わかっらわ〜、わらひにまかへなひゃーい!にゅふふふふふふふふふふふ·····」



 私が『校長先生は酒飲んどけ』と言うと、校長先生は高笑いしながら去っていった。


 ·····やっぱりあの人ダメ人間なんじゃ?



「じゃあ後はお任せします·····っとそういえば、大津波が発生するかもですけど、私の友達·····というかパーティメンバーが抑えてくれるのでご安心くださいね」


「わ、わかった、では頼む!」


「はーい!いってきまーすっ!」



 という訳で、私はリヴァイアサン退治をするために浜辺まで向かった。





「さてと····· まずは敵情視察からっと」



 私は『千里眼』を使って、割と遠くに居るリヴァイアサンの様子を見に行ってみた。


 目測では太さは約20m長さは数キロくらいはあるだろう。


 これは霊峰の上にいる普通のドラゴンなんかよりも圧倒的にデカくて、しかもかなり強いな·····

 流石にあの1番強いドラゴンよりは強そうな感じはしないけど、Sランク冒険者が数人がかりで全力で挑まないと倒せないような相手だ。


 街に接近してしまったら壊滅で済めばいい方だろう、最悪の場合国そのものが滅ぶレベルだ。



「クトゥさん達いる?」


 ーーーーー


「居るのね、アイツの存在は?」


 ーーーーーーー


「認知してるか····· 倒せる?」


 ーーーーー


「『我関せず』·····ねぇ、まぁ瑠璃の入り江に被害は出なそうだし別にいっか」


 ーーーー


「いいのいいの、賢者の石のテストには丁度いいからさ、でも後で美味しい魚を何匹か持ってきてよ、今バーベキュー中だから」


 ーーーーーーーー


「うんうん、ありがとねっ!·····えっ?あっ!?釣り竿そっちにあったの!?後で持ってきてくれる!?ありがとー!!んじゃまたね!」



 深淵の方々にリヴァイアサンの事を聞いてみたけど、どうやら知っていたようだ。


 でも海底都市の瑠璃の入り江に被害が出ないなら出張る意味は無いとの事で、私1人で対処する事となった。


「よーしっ!燃えてきたぞーっ!!」



名前:ソフィ・シュテイン

ひと言コメント

「よしゃー!久々の戦闘シーンじゃー!ボコボコにしてやんよー!!」


名前:アルム

ひと言コメント

「バーベキューしながら観戦するのも中々いいかも!あっ!ダークエルフのソフィちゃんコーラちょーだい!」

『はーいちょいまちー』


名前:フィーロ

ひと言コメント

「だ、ダークエルフなソフィちゃんも可愛い·····まぁリヴァイアサンは楽勝だろうから気にしなくてもいいや」


名前:グラちゃん

ひと言コメント

「中々強そうな魔物ね、美味しいのかしら?」


名前:ウナちゃん

ひと言コメント

「ん?ラーちゃんどうしたの?ふんふん····· 大丈夫だよ!ソフィちゃん強いから!」


名前:エビちゃん

ひと言コメント

「ラーって誰なのじゃ?·····えっ!?3人目!?」


名前:ミカちゃん

ひと言コメント

「水くらいなら、らくしょーで、おさえられる」


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