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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第3章 TS賢者はアイを知るっ!?
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迷宮姫の実力っ!



 依頼を受けた私たちは早速街の外に出てきて、1つ目の依頼を開始していた。


「まずはモフウサ達の移動だね、南門近くのモフウサ農園から南東の臨時農場に20匹ほど移動って書いてあるよ」


「ねぇその前にモフっていい?」

「僕もちょっとモフりたい·····」

「私もモフってからやりたいわ、あっ、今回は私に任せてくれないかしら?」

「ももももふもふふふもふふふー!!!」

「おい!なぜ逃げるのじゃ!まてー!!」

「もっふぅ·····」



 私たちが1つ目の依頼に選んだのは、街を出てすぐのどこにいるモフウサが増えすぎたので南東にある農園に引越しさせる依頼『モフウサの確保と引越し』だ。


 ·····なんだけど、みんながモフウサに夢中になって依頼が進まない。


 アルムちゃん、フィーロ君、グラちゃんは早速モフウサの餌を買ってモフウサにカツアゲされてる。


 ウナちゃんに関しては普段は警戒心の強いはずのモフウサの集団の中にバレないよう入って、物凄いモフモフされていた。


 そしてエビちゃんはモフウサに怖がられて逃げられ、それを追いかけ回していた。

 あーあ、アレやったらモフウサに嫌われるんだけどなぁ·····


 ミカちゃんは何故か動物に好かれる体質らしく、モフウサを枕と布団にして爆睡していた。



「あのさぁ·····」


『ぷぅ?』


「んぇっ!?なに!?」


『ぷぴゅっ!ぷぷっ!』


「えっ私は混ざらないのかって?·····仕方ないなぁ!」



 いつの間にか足元にモフウサが来ていて、私も混ざらないのかと言われたのでつい参加してしまった。


 当然のごとく1時間くらい時間を奪われた。





「·····はっ!そろそろ依頼を終わらせないと!」


「そうよ!私たちは····· モフモフしに来たんだったわよね?」


「違う違う!みんな正気を取り戻してよ!モフウサたちの引越しでしょ!?」


『『そうだった!!』』



 ついモフウサのモフモフに負けてモフモフしてしまったので依頼をやる時間が減ってしまった。

 いや別に依頼は数日かかってもいいんだけど、なるべく早く達成するのが私たちのモットーだからダラダラしていられない。



「じゃあ始めよっか、グラちゃんがやるんだっけ?」


「ええ任せて、実は迷宮姫のスキルを手に入れてから魔物の言葉が理解できるようになったのよ」


「マジ?じゃあ今エビちゃんに追いかけ回されてるあのモフウサはなんて言ってるかわかる?」



『キューキューッ!キュイー!!』

「待つのじゃー!!ワシにもモフモフさせてくれなのじゃー!」



 ちなみにあのモフウサは「何追いかけてるんじゃゴルァ!あっち行け!」と言っている。

 モフウサは基本的に口が悪いのよね、可愛いのは見た目だけだよ。



「えぇ····· 汚い言葉っぽいけど『追いかけないでー!あっちいってー!』って言ってる·····と信じたいわ」


「うん、ほぼ合ってる」


「というかソフィも魔物の言葉が分かるのかしら?」


「うんうん、私は『魔物姫』っていう魔物を使役する最上級魔法を使ってるんだよ!」


「へぇ·····」




 そういえばこの世界の最上級で特殊な魔法やスキルの名前は『○○姫』や『○○王』といった感じになる事が判明している。


 現在確認出来ているスキルと魔法は6つある。


・『賢者姫』

・『絶淵の奈落姫』

・『魔物姫』

・『迷宮姫』

・『虚実姫』

・『魔神姫』



 このうち上3つが私、迷宮姫がグラちゃん、虚実姫がウナちゃん、魔神姫がエビちゃんの能力だ。

 ちなみに絶淵の奈落姫と魔物姫は魔法の一種だったりする。


 ·····これ以上は話が長くなっちゃうのでこの辺りでやめておこう。




「グラちゃんも分かるようになったかぁ····· じゃあ移動はどうするの?」


「任せなさい、モフウサ達!集まりなさい!」


『『ぷぴゅー!!』』


「ちょっと!どこ行くの!」

「わわっ!?」

「ああー·····いっちゃった·····」

「逃げるなのじゃー!!」

「枕·····」


 グラちゃんが号令を掛けると、グラちゃんの元にモフウサが集まってきた。

 その数推定100匹以上、それが足元に集まっているのは壮観だ。


「私たちは貴方たちの引越しを手伝いにきたわ、貴方たちの数が増えすぎて困ってるのよ、だから20匹ほど別の農園に移住して欲しいのだけど、新天地に行きたい者は居るかしら?」


『ぷぅぷぅ!』



 グラちゃんが問いかけると、モフウサが30匹ほど別の場所に移動した。


 若干多いけど、移動したモフウサ達が移住を決意した者達らしい。



「特に荷物とかは無いかしら?じゃあ案内するから着いてきなさい!」


『ぷぃー!!』


「あらあるのね、何かし····· ·····ミカちゃんを運ぶつもりなのかしら???」


『ぷぴゅー!!』

「ねむ·····」


 何故かモフウサたちは協力してミカちゃんを背中に乗せて移動を始めた。


 ちなみにモフウサは小さいながら1匹で15kg〜30kgほどの荷物を運べる。

 モフウサ学会の有識者によれば、なんでもモフモフの毛で物質の重量をもふもふにして無かった事にしてるから運べるのだとか。

 だから軽いミカちゃんも楽々運べてるって訳だ。


 ·····なぜミカちゃんを乗せて運んでるのかは謎だけどね。


「と、とりあえず皆もついてきて頂戴、ソフィはモフウサ輸送用の籠をお願いするわ」


「あっ、はーい」



 私は表に停めた愛車のケッテンクラートにモフウサ輸送用の付属パーツを取り付けて場所を移動し、輸送の準備を始めた。



「ここに乗り込んで、警戒する必要は無いわよ?」


『ぷいっ!』



 グラちゃんがそう言うと、モフウサ達はケッテンクラートの後ろに牽引している輸送車に続々と乗り込んで行った。

 ちなみに何故か熟睡中のミカちゃんを乗せたまま、ミカちゃん諸共輸送車に乗り込んでいた。



「それじゃあドアを閉めるわ、揺れると思うけど心配しなくてもいいわ安心しなさい」


『『ぷいー!!』』


「よし出発してもいいわよソフィ!驚かせないようゆっくり頼むわ!」


「はーい、じゃあみんなついてきてねー」


『『了解っ!』』



 グラちゃんの活躍によってモフウサ達は怖がる事も暴れることも無く、穏便に南東にある受け入れ先へと向かう事ができた。





 15分ほど移動すると依頼書に書かれていたモフウサの受け入れ先の農園に到着した。


 私は牽引している輸送車が揺れないよう慎重に方向を転換して、出口を農園の方向に向けた。


 後はグラちゃんの出番だ。


「とうちゃーく!じゃあグラちゃんモフウサたちを新天地に案内してあげて!」


「わかったわ、モフウサたちこっちに来なさい!」


『『ぷぅー!』』



 そしてグラちゃんがモフウサたちを引率して農園に入り、モフウサ達にここで住むように指示して農園の持ち主に依頼完了のサインを貰って帰ってきた。



「これで1個目の依頼は完了したわ、じゃあ次の依頼に行くわよ」


「はーい、次はどうする?」


「ソフィに任せるわ」


「んじゃ盗賊を探しと爆弾スライムの依頼場所近いみたいだからそっち行こ!」


『『了解っ!』』



 1つ目の依頼を達成した私たちは、次の依頼を完了させるために移動を始めた。



名前:ソフィ・シュテイン

ひと言コメント

「グラちゃんも魔物の声を聞けて操れるようになったかぁ····· ちなみにモフウサはただのウサギじゃなくてれっきとした魔物だよ!だから魔物を使役する魔法とかスキルを使えば指揮できるんだ!」


名前:アルム

ひと言コメント

「モフウサ飼いたいなぁ····· えっ?庭に召喚して放し飼いにする!?やったー!!」


名前:フィーロ

ひと言コメント

「僕もモフモフされたい·····モフウサのぬいぐるみ欲しい·····でも男の子なのに可愛い物が好きってバレたら恥ずかしい·····うーんうーん·····」


名前:グラちゃん

ひと言コメント

「モフウサって意外と口が悪いのね····· でも可愛いのに間違いは無いわ、口は悪いけど」


名前:ウナちゃん

ひと言コメント

「わたしのユニークスキルは『虚実姫』っていうんだ!分裂したり光と闇の魔法を使ったり、光と影に潜れるのもこのスキルのおかげだよ!」


名前:エビちゃん

ひと言コメント

「この後は····· フシ町に寄るつもりか、·····ふむ、そろそろいい頃合いかもしれぬな」


名前:ミカちゃん

ひと言コメント

「モフウサふとん、さいこー」


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