グラちゃんの誕生日パーティー!後編!
グラちゃんを椅子に拘束して外に出したあと、私たちも外に出てくるとグラちゃんが早速文句を言ってきた。
「ちょっと!!なんなのよ!どこよここ!!」
「ごめんごめん、ちょっとまってね?みんなー!準備してー!」
『『りょーかい!!』』
「じゃあ私の誕生日プレゼントを見せるよ!せーのっ!!」
くるっ!!(180度回転)
私はグラちゃんの元まで行くと、椅子を勢いよくクルッと180度回転·····
くるり·····(追加で175度回転)
「·····」
「·····やぁ」
「やぁじゃないわよ!まぁチラッと見えたけど、まさか·····?」
「んっふっふー、そのまさかだよ!あとは自分で振り返って見てみてね!」
グラちゃんは勢い余ってほぼ360度回転させてしまい、再び向き合うような感じになってしまったので、私はグラちゃんの拘束を解いて自分で見てもらう事にした。
「じゃあ振り返るわよ?」
そう言うとグラちゃんが振り返って·····
「こ、これは····· 家、よね?」
「そう!私からの誕生日プレゼントは、グラちゃんが卒業した後に住む用の家兼私たちのパーティホームだよ!」
「凄いわね····· 本当にいいのかしら?」
「もっちろん!ささっ!早速中に入ろ!みんな待ってるから!」
実は私とグラちゃん以外のなかよし組のメンバーには先にギルドホームの中に入ってもらっていた。
「ええ、じゃあ失礼するわ」
「もー!失礼するんじゃなくてグラちゃんの家なんだから!」
「そうね、じゃあ改めて·····ただいま」
そう言うとグラちゃんは玄関を開けて家の中に入っていった。
『『おかえりなさいグラちゃん!』』
そして先に入ってたみんなが返事をした。
◇
家に入ったグラちゃんは早速家の中の探索を始めた。
「へぇ、凄いわね、ちゃんと家になってるじゃない」
「あったりまえよ!私が妥協するわけないじゃん!」
「そうね、とりあえず入ってすぐのところにある部屋は応接室かしら?」
家の玄関から入ると、そのまま応接室というか皆で集まる用のリビングがある。
ちなみにここにもこだわりがあって、吹き抜け構造で2階に続く階段もここにあって上でも団欒できるようになってる。
「その階段の上が私室で、下の階は応接室とか水道関連があるよ!あと私の車庫もつけさせてもらったよ!後々大きい車両も作る予定だから少し大きいけどいいよね?」
「もちろんよ、だってソフィが作ったのだし」
「えへへ····· でもロマンたっぷりでしょ!」
「そうね、そこら中に花や観葉植物が飾ってあって優しい感じがするわ」
内装はエルフっぽいログハウスな秘密基地をイメージしたので、とてもファンシーだけど自然たっぷりな幻想的な空間に仕上げてある。
「んじゃああとはグラちゃんの部屋に案内するね!」
「頼むわ、あぁ楽しみね!」
私はグラちゃんを引き連れて2階へと上がった。
ちなみに他のメンバーは思い思いに探索中だけど、ウナちゃんはコソコソと付いてきてるので3人で向かっていった。
◇
グラちゃんの部屋は2回に上がったところにある広間から伸びてる廊下の左側の突き当たり部分にある。
というか2階の左側は全部グラちゃんの部屋だ。
「んでこの突き当たりの部屋がグラちゃんの部屋ね、1番陽当たりのいい場所にしてみたよ」
「へぇ、景色もいいじゃない!表の沢も見えるし陽射しもしっかり入ってきてるわ」
「そそそ、あと入ってすぐのこの部屋が個人用リビング的な感じで、そっちの部屋が魔法の研究室、そっちは寝室なんだけどこの寝室に『ディメンションルーム』への入口があるよ!」
「色々あるわね·····でもまずはあの椅子に座ってもいいかしら?」
「もっちろん!好きにしていいよ!だってここはグラちゃんの家だもん!」
グラちゃんは自室のリビングにあるソファに座ると、窓の外の景色を眺めてリラックスし始めた。
◇
その後、リラックスしすぎて寝そうになったグラちゃんを叩き起して私は部屋の紹介を再開した。
「まずはここだよ!ここら辺は私たちが住んでるって設定の部屋で、それぞれの部屋ごとにディメンションルームに繋がってるよ!」
『『おおー!』』
「ここで住む事は想定してなくて部屋は小さいんだけど、別宅として自由に使っていいからね!」
『『わーい!』』
「あっ!まって!まだ他の階のの紹介出来てないから!」
自分の部屋と聞いたみんなが早速自分の名前が書かれた部屋に入ろうとしたので、私は必死でみんなを止めた。
ちなみにミカちゃんの部屋だけ改装前から住んでいた屋根裏部屋に繋がっていて、そこにも寝床があったりする。
あと今ミカちゃんはそこで寝てるので付いてきてない、全く酷いマイペースさだ。
◇
部屋に入ろうとしたみんなを引き止めて1階に降りた私たちは部屋紹介を再開した。
「ちょっと時間もかかってるから巻で行くよ!1階のここがキッチン、こっちがトイレなんだけどトイレは2階にもあるよ!そんでその隣が一応作ったお風呂」
『『おおー!』』
まず紹介したのは水周り関係の部屋だ。
もちろん私たちが使うことはあんまり無いのでダミーだけど、そこら辺は私が作ったから妥協はしていないので実際に使うことが可能だ。
あと一応ギルドホームだから誰かを泊める可能性もあるので、客間も1部屋だけ作ってある。
「んでこっちが本格的に使う用の応接室というかギルドの指名依頼で話をしたりする時用の部屋、その反対が客間、あとは倉庫兼物置部屋という名の空き部屋だよ!」
この辺りは一応実際に使う事を想定してるのでしっかりめに内装を作ってある。
応接室は特に拘っていて、豪華な調度品(※手作り)や家具が置かれてアットホームな雰囲気から、貴族の屋敷のような雰囲気に変わる。
これは校長先生からのアドバイスで、Sランク冒険者の応接室は貴族並みに豪華にしなきゃナメられるからちゃんとしろと言われたから豪華にしてあるのだ。
「まぁあんまり使わないと思うけど念の為·····ね?」
「そうね····· にしても凄いわね、ウチの屋敷より凄いじゃない」
「だって世界樹の1番良いやつ使ってるし、その他家具も私が作ったから良くなって当然だよ!」
「そりゃエグいワケね」
そして一通り部屋の説明を終えた私たちはリビングに集まっていた。
今はミカちゃんも呼んできたのでメンバー勢揃い状態だ。
「これでこの家の説明は終わり!あとは中庭にプールがあったり、外庭には元々住んでた野良の生き物用の家があるよ!あと屋根裏部屋は全部ミカちゃんの寝床だけどそこら辺はまた明日探索しよー!」
「そうね·····じゃあ改めてお礼を言うわ、ソフィ、私のためにこんな良い家を建ててくれて本当にありがとう、いくら仲のいい友達とはいえ家をプレゼントさせるとは思わなかったわ」
「いいのいいの!私たちも卒業した後に住む家が欲しかったからグラちゃんの家と一緒にしちゃおうってワケだよ!お金も別に私の財産の数百分の一くらいしか使ってないから心配しないでねっ☆」
この年で富豪の如き貯蓄がある時点でかなりおかしいんだけど、そこはきにしなーい☆
「まぁいいわ、ソフィのプレゼントがぶっ飛んでるだけで皆のプレゼントもすっごく嬉しかったわ、私の誕生日を祝ってくれてありがとう」
『『どういたしまして!』』
「じゃあそろそろディメンションルームに戻ろうかしら、あぁ早く万年筆を飾りたいわ!」
「そうだね、じゃあグラちゃんの誕生日パーティーは終わり!また明日から頑張ろー!そして9年生になっても頑張るよー!」
『『おーー!!』』
こうしてグラちゃんの誕生日パーティーは終わり、全員14歳になった私たちの新しい学校生活が始まった。
名前:グラシアル・ド・ウィザール
年齢:14歳
ひと言コメント
「そっか、もう来年度で卒業なのよね····· まぁ皆とは冒険者パーティを組んでるから卒業後も会うと思うけど少し寂しいわね·····」
名前:ソフィ・シュテイン
年齢:14歳
ひと言コメント
「いやーさすが私!めっちゃ良い家建てるねぇ·····んもう私ったら天才っ☆」
名前:アルム
年齢:14歳
ひと言コメント
「よし!帰ったら早速グラちゃんの顔にメイクして、あわよくば美味しく····· うへへ·····」
名前:フィーロ
年齢:14歳
ひと言コメント
「冷静になって考えたらさ、1日で土地買って家建てるって相当ヤバくない?ソフィちゃん凄すぎる気がするんだけど·····」
名前:ウナちゃん
年齢:14歳
ひと言コメント
「アルムちゃんがグラちゃんにメイクするの?わたしも見に行くー!」
名前:エビちゃん
年齢:14歳
ひと言コメント
「ふむ?中々良い家なのじゃ、これなら卒業後も快適に過ごせそうじゃの····· まぁワシはソフィの家に居候するつもりなのじゃが」
名前:ミカちゃん
年齢:14歳
ひと言コメント
「んっ、寝心地さいこー·····ソフィちゃん、とてもいい仕事した」




