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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第3章 TS賢者はアイを知るっ!?
201/222

グラちゃんの誕生日パーティー!中編!


【建国1227年2月13日 13時頃】



 朝からグラちゃんの誕生日パーティーで沢山パーティー料理を食べてお腹いっぱいになった私たちは、用意していたプレゼントを渡す事にした。



「じゃあグラちゃんプレゼントの時間だよ!」


「来たわね!今年は何が貰えるのかしら?楽しみ!」


「まずはアルムちゃんから!」

「はいはーい!ワタシはもうみんなにも渡してるから察してると思うけど、化粧道具のプレゼントだよ!」


「ありがとう、やっと私も貰えたわ·····」


 アルムちゃんのプレゼントは化粧道具のセットだ。

 実はアルムちゃんは14歳の誕生日の時に、みんなに合った化粧道具をプレゼントしていたのだ。


 基本は同じだけど化粧水の成分とか口紅とかファンデーションの色をプレゼントする人に合わせた色や素材の化粧道具だから凄く助かる。


 まぁ私はノーメイク派だったんだけど、なるべくナチュラルに近いけどナチュラルな部分を増強して自然に可愛らしくなるメイク道具とやり方を教えてもらった。


「グラちゃんの肌は氷みたいに繊細で綺麗だから優しめの化粧道具にしてみたんだ、それでグラちゃんは肌が白くて綺麗なんだけど、口紅が真っ赤だと目立って浮いちゃうんだ、でもグラちゃんの唇はちょっと暗めで血色が悪く見えちゃってそれを良くしたいから少し濃いベビーピンクにしてみたよ!」


「す、凄いわね·····」


「そりゃちゃんと見てるからね!ジュルリ·····」



 私は得体の知れぬ寒気に襲われた。

 アルムちゃんはガチで女の子が好きな女の子、つまり肉食系な百合なのだ。

 しかも特定の相手が好きなんじゃなくて、割と誰でも行けちゃう食物連鎖の頂点に立つタイプの肉食系なのだ。


 ちなみになかよし組のメンバーは全員彼女に狙われてると思って良い。

 私も何度アルムちゃんに百合百合されたか分からない、そして何度も目覚める寸前で目覚めて事なきを得たけど·····


 うん、あの事は忘れよう。



「アルムちゃん、そろそろフィーロ君の番だよ!」


「あっ!ごめんごめんっ!じゃあまた後でね!」


「うん·····!」



 あらまぁ可愛らしくなっちゃって·····


 ちなみにグラちゃんは何を血迷ったか、アルムちゃんのせいで女の子同士でもいいかなと思い始めてるっぽいんだよね·····


 あぁ将来が心配だわ·····



「じゃあグラちゃん、僕からの誕生日プレゼントなんだけど、万年筆が好きって言ってたから買いたかったんだけど高くて····· だから万年筆を飾る台とケースを作ってみたんだ」


「あら凄くいいじゃない、このシンプルだけど重厚感がある感じがとてもいいわ、それにこっちのケースは1番上の引き出しがガラスになってるところがポイント高いわね、あと1本1本入れられるスペースに柔らかい素材を使ってるわね?繊細な万年筆もあるから傷付きにくい素材を使うとはよく分かってるわ····· ありがとうフィーロ、凄くありがたいわ、早速使わせて貰うわ!」


「へへへ、錬金魔法を使って加工した自信作だったから喜んでくれて嬉しいや」



 フィーロ君のプレゼントはなんと自作の万年筆立てとコレクションケースだ。

 万年筆を飾る用の台も5段の引き出し付きケースも全て重厚感のある木製で、要所要所で金メッキされたミスリルで装飾されて、安いのにしっかりした印象に·····


 ごめ、勘違いしてたわ。

 あの木材世界樹だから多分数百万はするわ。


 まぁ私たちが工作用で使ってる木材は全部世界樹だから材料費は格安だったと思うけど、世に出たら数百万で取引されるような物だ。



「あぁ早く万年筆を入れて飾りたいわ·····」


「じゃあわたしのプレゼントがピッタリだと思うよ」


「えっ?」


「出してくね!ちょっとまっててー」


 フィーロ君の次はウナちゃんがプレゼントを渡すっぽいけど、なんか凄く高貴な気配が漂うケースをひっくり返したマジックバックからガラガラと出して、10個····· いや20?まてまてまてまて、30個出てきたぞ?


「そそそそそそそそそそそそそそそそそそそその、そのケース、それっ!!まさか!!て、丁寧に、丁寧に扱ってちょうだいっ!!雑すぎるわ!!!」


「グラちゃんが万年筆好きっていってたから、お城から古いのとかいろいろ貰ってきたんだ!おじいちゃんに言ったらくれたんだ!」


「ぜっ、全部最高級品ブランドの『カルルス・セノーテ』の万年筆じゃない!!しかも廃盤になった希少価値の高い万年筆ばかりだわ!!!ま、まさか箱だけじゃないわよね!?というか箱だけでも物凄い高く取り引きされてるのよ!?」


「わたしはわかんないけど、喜ぶかなって思って·····」



 実はグラちゃんはかなり重度の万年筆オタクだ。


 半年くらい前に私が万年筆の先を壊した時に、グラちゃんに使い方が悪いだとか書き方が良くないだとかでグチグチ文句を言われて、そこから万年筆の歴史や素晴らしさを半日くらいずっと語られてオタクという事が判明したのだ。


 今年は誰か万年筆を用意するだろうなと思ってたら斜め上のプレゼントが来たらしい。


 さすが現国王に好かれまくってるウナちゃん、持ってくる物の格が違うわ。


「確かに全部型落ちした物だったり、汚れてたり使い古されて先端が摩耗してるわね····· でも充分飾れる範囲ね」


「うんうん、嬉しい?」


「嬉しいなんてレベルじゃないわよ!物凄く嬉しいわよ!!というかコレで喜ばない方がおかしいわ!1本数十万はするのよコレ·····はぁすっごく綺麗····· 早速飾らせてもらうわ、あとフィーロにお願いがあるのだけれど、この箱も飾れるコレクションケースは作れないかしら?」


「OK!まかせて!」



 もうグラちゃんのテンションは爆上がりしまくっていて、大人しくてお淑やかそうな感じなのにキャッキャとはしゃぎまくってるのを見ると、年相応の女の子なんだなって改めて感じた。

 ·····まぁ、喜んでる物万年筆だけど。



「次はワシじゃな、まぁワシのプレゼントもウナのと被っておるが、魔族の国で使われている万年筆と魔王城を探索してたら見つけた謎のペンじゃ、形が万年筆っぽいから拾ってたのじゃ」


「魔族の国の万年筆とは珍しいわね·····へぇ?形も装飾も珍しいわね!·····でもコッチのは何かしら?よく分からないんだけれど」


「ワシにも分からぬから、後で皆で使い方を調べるのじゃ」


「そうね、でも機械的でかっこいいデザインだから飾るには申し分ないわ」



 エビちゃんが渡したのは魔族の国の万年筆と、魔王城のガラクタの中から見つけたペンらしき何かで、その形を例えるなら、プラモデルの塗装とかに使うスプレーガンっぽい形の万年筆といったところだ。


 ちなみに鑑定してみたら機械式万年筆って感じの機能で、インク入れにインクを入れると丁度いい量のインクを出し続けてくれるという便利機能があるようだ。


 ·····まぁ、インクの量が多いから長く使えるだけの便利な万年筆というかペンだった。



「ん、じゃあわたしのプレゼント、いい枕」


「例の凄くいい枕じゃない、·····見たことないブランドなのが不思議だけど寝心地いいのよね、ありがとうねミカちゃん」


「快眠、たいせつだから」


 ミカちゃんのプレゼントは、日本で買ってきた枕だ。


 ミカちゃんのプレゼントは絶対に睡眠に関した物で、寝ることに関しては絶対に妥協しないミカちゃんが選んだ寝具は極上の寝心地を提供してくれる。


 今回買ってきてくれたのは、日本の枕だ。

 しかもすんげぇ高いヤツ。


 ちなみにあの枕は値段が高いだけあってめっちゃ寝やすくてオススメだ。

 ·····全員分配ってるミカちゃんの謎の財力が気になる所だけど、なんか怖くて聞けないのよね。





「じゃあ最後は私だね」


「そうね、いつも最初なのに最後を選んだのだからきっと何か秘密があるのでしょう?」



 やっぱりサプライズを隠してたのはバレてた。


 でもグラちゃんは肝心な事に気が付いていない。



 まず1つ目

 グラちゃんが座ってる椅子に車輪が仕込んである事


 2つ目

 グラちゃんの背後にとある場所へと繋げたゲートをこっそり展開していたこと



 3つ目


「グラちゃんちょっと失礼」


「·····それは何かしら?」


 私はテーブルの下に隠してた、いかにもな形の赤いボタンを取り出し、グラちゃんに見せつけるようにポチッと押した。


「ポチッとな」


 ガチャンッ!


「えっ!?何よこれ!?」


 すると椅子から拘束具が現れてグラちゃんの体を椅子にしっかり固定した。

 そして私たちは全員席を立ってグラちゃんの元に集まってきた。


 そして·····


「じゃあみんな!やるよ!」

『『はーい!』』


「ちょちょちょっ!なになに!?怖いんだけど!?」


『『せーーのっ!!』』


 ドンッ

 \ガラガラガラガラガラッ!!/


「きゃああああぁぁぁぁぁぁー·····…」

 


 全員で息を合わせてグラちゃんごと椅子を後ろに押して、ゲートの外に放り出した。



「じゃあ私たちも行くよー!」


『『おーー!』』


 そして私達もグラちゃんに続いてゲートの外へと出ていった。



名前:ソフィ・シュテイン

ひと言コメント

「ふふふふ····· 驚いてくれるかな?」


名前:アルム

ひと言コメント

「はぁはぁ·····グラちゃんをメイクしてたっぷり可愛がりたい····· うひひ·····」


名前:フィーロ

ひと言コメント

「コレクションケースを作るのすっごく大変だったけど、喜んでくれてよかった」


名前:グラちゃん

ひと言コメント

「いやぁぁあああっ!!?何よ!どこよここ!!」


「あっ、プレゼントは凄く嬉しかったわ、万年筆のコレクションならソフィが集めてる鉱石「鉱物だよ間違えないで」あら失礼、ソフィの集めてる鉱物にも負けないくらいたくさん集めてるわ」


名前:ウナちゃん

ひと言コメント

「わたしは万年筆つかうの苦手だけど、グラちゃんが喜ぶとおもってもらっててよかった!おじいちゃんありがとー!」


名前:エビちゃん

ひと言コメント

「実はグラにも見せてない、ワシが前世の頃に王として執務する時に使ってた万年筆があるのじゃ、もちろんワシの宝物なのじゃ」


名前:ミカちゃん

ひと言コメント

「眠りを疎かにするやつ、わたし絶対に許さない、睡眠時間は1日8時間以上は絶対に取るべき、睡眠医学でも証明されてる、みんな睡眠を疎かにしすぎだからこの際徹底的に指導する、みんなしっかり寝ろ、寝ないなら強制的に気絶させて眠らせる」


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