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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第3章 TS賢者はアイを知るっ!?
195/227

魔法競技大会の結果発表っ!


【建国1225年2月11日】


 今日は大会最終日、結果発表の日という事で私たちは魔動車レースの会場で待機していた。


 まぁ当然の如く私たちが総合優勝、私に関しては全種目で個人優勝確定なので暇だ。


「あー·····もう分身体に任せて遊びに行きたい·····」


「ダメだよソフィちゃん、ちゃんと参加しなきゃ!」


「へぇい····· 分かってるよ·····」


 冗談のつもりなのにフィーロ君に怒られちゃった。

 全く冗談が通じないんだらからっ☆



『ではこれより閉会式を行います』



 なんて話してたら、閉会式が始まってしまった。


 さて、ここからが長いんだよね。



 まず色んな国のお偉いさんから祝辞とか何とかが色々·····

 うわ!?なんかほぼ全員の祝辞に私の月面爆撃の話題が上がってる!?


 ひえぇ····· なんかごめんなさい·····





「あぁ、やっぱり揚げパンは美味しいや·····」



 私は会場の外に抜け出していた。


 抜け出したというより、会場の外で変装させて待機していたサブの私の身体に75%くらい意識を移して、外の屋台で美味しそうな物をたらふく食べていた。


 だって祝辞の後は感想とか採点基準の事とか延々と説明してんだもん·····


「ん?そこの嬢ちゃんは大会の参加者じゃないのか?」


「アタシですか?げへへ、たまたま人が沢山集まってたから来てみただけですよォ」


「へぇ、じゃあおじちゃんが案内してっぉぶっ!?」



 変態はお帰り願う。


 ったく、人が多いからって物陰に連れ込もうとする輩が多すぎるわ、今日だけで3回目だよ?


 まぁ世界各国から色んな人が観光に来てるし仕方ないのか·····

 だって若い学生達が世界各地から沢山集まるイベントだし、狙われる可能性も充分あるだろう。


 まぁ狙ってきたヤツは全員タマにショックボールをぶつけて暫く使えなくしてやった。

 元男の情けで潰さなかっただけ感謝して欲しいわ。



「さて次は何を食べ····· んっ、結果発表だ!」



 次は何を食べようか迷っていると、会場にいる本体から『お待たせしました、結果発表です』と聞こえてきたので、この身体を『ディメンションルーム』に収納して、魂を本体へと送った。





「はっ!」


「どうしたのソフィちゃん?」


「んにゃ、何でもないよ」


 私はメインの私の体へと戻ってきた。

 もうすぐ結果発表と表彰式で、私たちは絶対に壇上に呼び出されるのが確定しているので戻ってきたのだ。



『では今大会の結果を発表します』



 ザワ·····

  ザワ·····


『まずは総合順位、第3位からの発表です、第3位は····· 『マリード魔法学園』!!』


『『わぁぁああああっ!!!』』



 総合第3位は、私たちが魔法決闘第5試合で戦った砂漠にある魔法学校のチームだった。

 そして壇上に呼び出されたマリード魔法学園チームのキャプテンは男泣きしまくっていたが、泣き喚き終わるとスッキリした顔でトロフィーを受け取っていた。



『続いて準優勝の発表です、準優勝は·····『エンシェンオースト魔法学園』です!』


『うおおおぉぉぉおおおおおおっ!!!』


「やっぱりかぁ····· さすが勇者最有力候補さんが居るチームだねぇ·····」



 準優勝は予想通り勇者最有力候補さんが居るエンシェンオースト魔法学園だった。


 そして彼らも壇上に呼び出され、そこそこ大きいトロフィーを受け取って堂々と掲げていた。

 ちっとも悔しそうじゃなくて、誇らしい顔をしてるのは流石は勇者たちだ。



『では優勝の発表です!今大会の優勝チームは·····『マグウェル魔法学校』です!!』


『『わあああああああぁぁぁぁあああぁぁぁぁあああああーーーー!』』


 もう分かりきってる結果だったにもかかわらず、観客席からはつんざく程の大歓声が届いた。


『では優勝チームのマグウェル魔法学校チームは壇上へお上がりください』


『『はいっ!』』



 そして呼び出された私たちは壇上に並んで登ると、トロフィーを渡す役の人の前にやってきた。


 もちろんトロフィーを受け取るのはキャプテンの私の役目だ。


『優勝、マグウェル魔法学校チーム、当チームは当大会にて優秀な、伝説に残る大記録を残したことを表彰します、ではトロフィーをお受け取り下さい』


 私は差し出されたやたらでかいし重いトロフィーを受け取ると、それを空高く掲げた。

 これ純金で作ってんな?おっもいなぁ!!!


 そんな重いトロフィーを頑張って頭上に掲げた途端に客席から拍手の音が物凄い音量で鳴り響き、歓声もそれに負けないくらい大きく聞こえてくる。


 そんな観客席を眺めていると·····



「んっふふぇっ!?」


\ゴスゥッ!!/

「んげべぇっ!!?!?」


 私の家族、お父さんとお母さんとお兄ちゃんとルーベさんとお爺ちゃんとお婆ちゃんと親戚一同が居た。


 動揺した私はトロフィーを掲げていた手を滑らせてしまい、頭にクソ重いトロフィーを落っことしてしまった。




《残りリスポーン回数:2/3》




 当たり所が悪くて1回死んだ私は、その場で即座にリスポーンして事なきを得た。

 もちろん色んな人に心配されたけど実質無傷なので何とかなって、今は個人成績の発表を待っていた。


「ソフィちゃん本当に大丈夫?」


「大丈夫、あと2回残ってるから」


「いや····· うーん·····」


『お待たせしました、続いては個人成績の発表です』


「おっ、キタキタ!」



 やっとこさ個人成績の発表が始まったようで、第10位から発表され始めた。


『第10位は····· マグウェル魔法学校チームのギーク選手です!!』


「やったー!!キュルキャピのパワーはサイキョーだよっ☆レッツ!キュルキャピ☆」


『『キュルキャピー!!!』』



『第9位は·····同じくマグウェル魔法学校チームからアルム選手です!!』


「えっ!?ワタシ!?やったー!!」


 バルンッ


『『うおおおおおおおおぉおぉぉおおお!!?』』


 アルムちゃんが飛び跳ねて喜ぶと、その双峰が激しく揺れた。

 観客はそれを見て驚愕の声が混ざった歓声を上げたが、一部の観客は一緒に来てたパートナーにどつかれていた。


 ちなみに私のお父さんもお爺ちゃんも殴られてた。


 母は強し。


 ·····お兄ちゃんは貧乳派らしくて興味無さそうにしてた。


『第8位は····· またしてもマグウェル魔法学校チームのウナ・ウェア・ラ・サークレット選手です!』


「わーい!おじいちゃんわたし8位になったよー!」


『『ザワザワ·····』』


 観客からは歓声ではなく騒めきが起きた。


 そりゃ今までフルネームで呼ばれたこと無かったからね、まさかの認識しにくい白黒の女の子が王族だったなんて思いもしなかっただろう。


 だが次第に騒めきは大きな歓声へと変化して、ウナちゃんは照れて恥ずかしくなったのか存在感を消してしまった。



『第7位·····もまたマグウェル魔法学校チームです!グラシアル・ド・ウィザール選手です!!』


「もっと上だと思ったのだけれど、意外な順位ね」


『『おおおおおおおおっ!!!』』


 第7位はグラちゃんだった。


 そして伝説の魔術師がルーツ(※存命)の公爵家令嬢の名前が呼ばれた事で、ウナちゃんほどでは無いが驚き混じりの歓声が響き渡った。



 うん?グラちゃんが7位ってことはどっかにガヴェイン先輩とパイル先輩が入るのかな?

 いや、それは申し訳ないけどありえない·····



『ここに来て初の他校の選手です!第6位はエンシェンオースト魔法学園のセシリア選手です!』


「逆に6位にランクイン出来たのが驚きね····· 皆応援してくれて感謝するわ、皆に神々の御加護を·····」


『『わあぁぁああっあああっ!!』』



 観客席から物凄い歓声が上がる。


 まぁ、そりゃセシリアさんって世界最高位の聖女らしいし、この歳で蘇生魔法まで使えるんだから人気があって当然だろう。

 すっごく悔しそうな顔はしていたが、それでも応援してくれた人達に感謝する精神は素晴らしいと思う。


 全く、隣国のヤツらも見習って欲しいよホント·····

 アイツらの国、こっそりと大会に圧力と多額の裏金を渡して成績を書き換えて優勝しようとしてたからな?

 今も罵声あげてるし·····


 まぁ、私たちの記録がエグすぎて書き換えたら絶対に不正を疑われるから諦めて、そもそも成績が酷すぎて当然の如く最下位になってたんだけどね☆


 ·····ざまあみやがれ。



『第5位は····· エンシェンオースト魔法学園のクリュサオル選手です!』


「みんな!応援してくれてありがとう!」


『『キャーーッ!!』』


 そして第5位は勇者最有力候補さんことクリュサオルさんだった。

 彼は女性に大人気のイケメンスマイルで感謝を述べ、爽やかな笑みを浮かべた。

 すると観客の女性から絶叫に近い歓声が上がりまくって、正に男性アイドルのライブに来たときみたいな感じになっていた。


 ちなみに私はあのイケメンスマイルは正直苦手だ。

 それよりフィーロ君の困ったような照れてるような優しい笑みの方がずっと好きだからだ。


「ぅ·····」

「どうしたの?」

「なんでもない」


 いましれっとフィーロ君の事を好きって言ってて自分で恥ずかしくなってしまった。


 そしてエビちゃんがのじゃげろっと砂糖を吐いた。



『第4位····· から先はなんと全てマグウェル魔法学校の選手です!という事で第4位!ミカエル選手!』


「ん、妥当·····?」


『『うおおおおおおっ!!!』』


 何故か知らないけど観客から『養いたい』とか『ママァ!』とか変な歓声が混じってるのは何故なのか?

 養いたいのは何となくわかるけど、なんでミカちゃんにバブみを感じてる観客がいるんだ?


 うちのシルキー軍団なんて、無気力なミカちゃんを見てシルキー魂が騒ぐのかめっちゃお世話してるし·····



『第3位は····· エヴィリン選手です!』


「ふむ?てっきり2位だと思ってたのじゃ」


『『おおおおおおっ!!?』』



 まさかのエビちゃんが3位だった。

 そして歓声は驚くような感じだったが、それもまぁ当然だろう。

 何せエビちゃんはこの大会に参加している数少ない魔族の選手だ、一応2桁くらいは参加しているし、魔族の学校のチームもあるがそれを差し置いてエビちゃんが第3位になったのだ。

 ちなみにこれまでの大会で魔族の最高順位は9位だったそうだ。


 そのため、魔族からも人間からも驚かれたようだ。



『では準優勝は····· フィーロ選手です!!』


「ぼっ、僕っ!?僕なんかでいいのかな·····」

「いいんだよ!自分の順位に誇りを持って!」

「う、うんっ!観客のみなさん!応援してくれてありがとうございます!」


『『わあぁぁぁああぁぁぁああっ!!』』



 ·····おい!!観客の中にショタ喰いお姉さんが複数紛れ込んでるぞ!?


 誰だ食べちゃいたいって言ったヤツ!!

 フィーロ君はやらんぞ!!私の物だぞ!!


「んぴっ·····」

「どうしたのソフィちゃん!?緊張してるの?」

「なななっ、なんでもっないよっ!!」


 また私は誤爆した気がする。

 私の物って、まだ決まった訳じゃないし片思いなのに·····

 あーダメだもう!頭がポワポワしてる!!



『お待たせしました!当大会の個人優勝の発表です!優勝は····· ソフィ・シュティン選手です!なんと彼女は個人及び総合どちらでも優勝という快挙を成し遂げました!!個人成績においては2位と圧倒的な大差を付け、更に全種目で優勝した事から、なんと大会初の完全優勝です!!』


「うへへ·····みんなありがとー!!」


『『『ーーーーーーーーーーー!!!!』』』



 観客からもう言語化不可能なレベルの大歓声が上がり、私の完全優勝を賞賛してくれた。



『では10位以内の選手は壇上へお上がりください』


「んじゃ行こっか」

「うん、僕がエスコートしよっか?」

「ヴっ····· やめ····· 砂糖が口から漏れっおぼぁぁあっ」


 私はフィーロ君にエスコートされながら、エビちゃんは砂糖をぶちまけながら壇上へと向かった。





 その後は1人ずつに表彰状と3位以上の選手には記念品とトロフィーが贈られた。



『そして、この場をお借りして国王陛下から発表があります』


 ザワザワ·····


 あっ、確か私のSランク冒険者への昇格とみんなのAランク冒険者への昇格、それに伴うなかよし組のAランクパーティへの昇格の報告だっけ?


『皆の者、大会は楽しんで貰えただろうか?この度、当大会でこの国の伝説····· いや、世界中の伝説にその名を刻むであろう人物を『Sランク冒険者』に任命したことをここで報告する、『賢者姫』ソフィ・シュティン!』


「はいっ!この度Sランク冒険者に任命された賢者姫 ソフィ・シュティンです!まだ学生という身分であり学業優先という事になっていますが、非常事態には必ず駆けつける事を、この国を護る事を誓います!!」


 そう言うと私は私のSランク冒険者証『転ずる運命の歯車時計』に魔力を込め、Sランク冒険者という事を示す魔力波動を発生させた。


 すると観客や他校の学生の騒めきが物凄い事になって、一部の観客というか記者の人が慌てふためいてメモを取ったり連絡しに行ったのか何処かに行ってしまったりと大騒ぎになっていた。


 ちなみにお父さんとお爺ちゃんは頭を抱えて悩んでいて、お母さんとお婆ちゃんとお兄ちゃんはどうやって町を盛り上げようか早速計画を立てているようだった。



『報告はこれだけでは無い、ソフィ・シュティン率いる冒険者パーティであり、マグウェル魔法学校チームを構成する『なかよし組』のメンバー全員をAランク冒険者へと昇格させる事が決定した、よって『なかよし組』をSランク冒険者パーティに任命する!』



 えっ?

 それ聞いてないんだけど?


 あっカンペ出てきた、なになに?

 ミカちゃんもAランクにして、なかよし組をSランク冒険者パーティにしてしまうことになったから許して?



 マジかよ




 マジかよ·····





 その発表の後は閉会式を普通におこなって、私たちは宿に戻って荷物をまとめて当日中に魔法学園都市へと帰ることになっていた·····


 のだが、出口から出ると記者の人とかが物凄い量集まっていて、取材を受けたりしていたら帰るのにめちゃくちゃ時間がかかって、結局今日はもう一泊して明日の朝イチで帰る事になった。


 うん、もうSランク冒険者辞めたいって思うくらい質問攻めされたわ。


 有名人って大変なんだね·····



 そして今はディメンションルームの私の部屋に寝転がろうと思ってたらサブの私が寝てたからインベントリに格納して、代わりに私がそこに寝転がった。


「もう寝よ·····」



 寝ようと思ったけど、その前にお風呂はいろっと。


 もちろんお風呂シーンはカットするけど、その代わりに個人成績の結果乗せとくね。




1位私だよっ☆(ソフィ)

2位フィーロ君

3位エビちゃん

4位クリュサオルさん(勇者最有力候補)

5位セシリアさん(聖女さん)

6位ミカちゃん

7位グラちゃん

8位ウナちゃん

9位アルムちゃん

10位ショア先輩(ギーク先輩)

11位パイル先輩

12位マキナさん(魔法決闘決勝のミカちゃんの相手)

13位ガヴェイン先輩

14位マッチョさん(神砂〇を使ってたマッチョ)

15位ショーラさん(ショタ喰いお姉さん)


名前:ソフィ・シュティン

ひと言コメント

「ちなみに優勝の記念品はめっちゃ上質な王城でも使われてる万年筆だったよ!·····私は自作の魔法ペンを使ってるから使い道に困る!でも星核合金を模した柄で綺麗だから使わないで飾っとこ!」


名前:アルム

ひと言コメント

「うへへ····· これでワタシのお店な名前にも箔が付いて売り上げアップ····· うへへ、うっへへへ·····」


名前:フィーロ

ひと言コメント

「僕も万年筆貰ったから、ソフィちゃんと揃いなんだよね·····なんか嬉しいな」


名前:グラちゃん

ひと言コメント

「さ、流石優勝の景品ね····· 凄いわ····· 王都にある最高級ブランドの1番良い万年筆じゃない、·····待ちなさい!!しかも新作よこれ!はぁ美しい····· 流石は1本で地方の町で家が建つと言われる程の価値はあるわね····· 特にソフィ達のは凄まじいわ、星核合金を再現しようと職人が挑んだチャレンジ精神と執念を感じる見事な逸品ね····· 私のもかなり手が込んでる記念品だからこの万年筆は使えないわ、マニアには希少価値も含め相当な値段で取引されるでしょうね····· これを筆記具として普段使いしてる奴を見てみたいわ、もちろん私のはコレクション行きよ?後でソフィがコレクションに使ってるケースを1つ貰うわ、それで絶対にホコリがつかないよう保管し続けるわ」


名前:ウナちゃん

ひと言コメント

「あっ!わたし色とかは違うけどこの万年筆もってるよ!すっごい書きやすいんだ!これと同じのおじいちゃんが沢山くれたんだ!でも最初は慣れてなくて何本も壊しちゃったんだ!」

\あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっっ!!?勿体ないぃぃぃいいいっっっ!!!!/

「ん?グラちゃんどうしたの?」


名前:エビちゃん

ひと言コメント

「万年筆かぁ····· ワシも使っておったのじゃ、でもソフィがくれたペンの方が使いやすいのじゃ、インクも要らぬし書きやすいのじゃ」


名前:ミカちゃん

ひと言コメント

「んぅ?わたしもAランク?そんなことより眠い·····おやすみ·····」


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