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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第3章 TS賢者はアイを知るっ!?
134/231

みんなとコタツで過ごす大晦日


【建国1224年12月31日 8時23分】


「みんなおはよー!!」


「あっソフィちゃん起きて来たよ!」

「珍しく早起きだね、なんかあったっけ·····そうだ今日は年末だったね」

「こういう日はちゃんと起きるのね·····」

「すやうなぁ·····」

「ウナは相変わらずコタツで寝ておるのじゃ」


「ありゃまー·····風邪ひかないようにね?」


「うなぁ·····」


 ウナちゃんは眠くなったりリラックスすると何故か語尾に『うなぁ』と付ける癖がある。

 ちなみにウェアちゃんの口癖も『うなぁ』だったりする。


 さすがはウチの中で一番の可愛い枠ってだけある。


「うぅ寒い、私もコタツ入ろっと」


 そして私はコタツの中に飛び込ん


『うなっ』


「·····あれ?ウェアちゃん?」


「うん····· コタツの中と外、2倍たのしめる·····」


 ·····私が入る場所ないじゃん。


 って事で、私はエビちゃんが居る畳エリアの掘りごたつへと向かった。



【12月31日12時30分】


 結局私たちはやる事もなく秘密基地の中でコタツに入ったままぬくぬくと温まっていた。


「ねぇみんな、なんかやる事ある?」


『『無い』』


「そっかぁ·····」



【12月31日17時51分】


「じゃあ私は料理の準備してくるから楽しみにしててねっ!」


『『はーい!』』


「その間は好きにしててー」


 私は料理を仕上げて秘密基地へと運ぶため、キッチンへと向かった。



【12月31日23時2分】


 ワイワイ騒いでご馳走をみんなで食べたりしてお風呂も入って、ようやく一段落ついたので私たちは長方形コタツに入ってのんびりと会話していた。


 いや時間が飛んだのには理由があるんだよ?

 私は今日の朝ごはんと昼ごはんを抜いて、前々から作ってた料理をたらふく食べようと計画していた。


 んで、いざ食べたらあまりにも美味しくて特に雑談出来なかったし、食リポばっかりになって、これじゃ異世界じゃなくてただの食リポになっちゃうからこの時間まで撮影を飛ばしてしまったのだ。


 味?

 ふっふっふ、もちろん絶品だったよ!!


 まぁそれはいいや、今年もあと30分を切って、もうすぐで新年がやってくる。


「今年も色々あったねぇ·····」


「うんうん、まさかソフィちゃんが魔動車大会で殿堂入りするとは思わなかったよ」


「僕は今年は·····まぁいつも通りだったかな?」


「私は雪が降って嬉しかったわね、クロべ街は毎年アレくらい雪が降ってたのよ」


「わたしもいつも通りだったなぁ·····」


「ワシは久しぶりに魔王城を整備できて良かったのじゃ、そうじゃ!ソフィよ、魔王城に大掃z····· 遊びに行かぬか?」


「大掃除かぁ····· 面倒臭い」

「ええ!?別にいいじゃろ!?」

「まぁ最後まで聞いてよ、面倒臭いから魔法で済ませようと思うんだけど、いいかな?」


「もちろんなのじゃ!」


 私たちの年末は毎年こんな感じでダラダラと皆で集まってダラダラと料理を摘んでお喋りをする。

 いいよねこういうの·····


「·····そうだ、ねぇみんな、もう私たちが一緒に居られるのさ、あと2年じゃん?」


「たしかに····· ワタシとフィーロ君とソフィちゃんは同じ町出身だから帰っても会えるけど、グラちゃんとウナちゃんは遠いもんね·····」


「ワシは?」


「そうだ、エビちゃんはどうするの?」


「ワシはのぅ····· 魔王城に住むと言っても食料も足りないし、もう滅んで久しいからボロボロで不便じゃし····· いっそソフィの家にでも居候するかのぅ·····」


「ええー·····まぁ部屋に空きはあるけどさ、家族がダメって言ったら入れないよ?」


「うむ、ワシは魔族じゃから鉱山の力仕事も出来るから絶対役立つのじゃ!」


「ごめん私がダメだから帰って」


「酷いのじゃぁぁぁぁぁぁああっ!うわーーん!」


「あははっ、ウソウソ!冗談だ」


 \デデーンッ/

 ソフィ、アウトー


「えっ、まって、ちょ!エビちゃん!?」


「一瞬マジで泣きかけたワシの気持ちを味わわせてやるのじゃ」


 スパコンッ!


「いい゛っ!?いったぁぁぁぁあいっ!?」


「「あははははっ!」」


「·····全員アウト」


「「えっ」」



 全員の尻シバいたったわ。





「とりあえずエビちゃんは学校を卒業したらフシ町にきてよ、フシ町はいい町だから気に入ると思うよ」


「もちろんなのじゃ!行くアテも無いからの」


 まだ確定したワケそゃないけど、エビちゃんがフシ町に住むことになりそうだ。


「あと、他のみんなってどうすんの?グラちゃんとかウナちゃんは実家に帰るの?」


「あぁ、言ってなかったのだけど私は別に実家に帰らないわよ?というか入学時からこの街に住む予定だったからすぐ会えると思うわよ?」


「えっ、じゃあさ!寮を出たら私がお金出すからさ、グラちゃん一軒家借りてよ!」


「はぁ!?」


「そんでさ、そこを私たち『なかよし組』の活動拠点にしない?どうせ『ディメンションルーム』には繋ぐんだしさ!」


「·····良いわねそれ」


 グラちゃんには魔法学園都市に家を借りて貰い、なかよし組が転移でいつでも来れる拠点にしてしまおうという計画が生まれ、即可決された。


「じゃあそのうち物件探しもしないとね·····」


「ねぇソフィちゃん、ソフィちゃんなら土地買ったら自分で家建てられないの?」


「·····ウナちゃん天才?」


 追加、土地だけ買って家は私が建てる。


「そうだ、ウナちゃんはどうするの?城に帰るの?」


「わたしはねー!卒業したらすぐにけっ····· ····· ····· どうしよっかな!」


 ·····なんか、めっちゃ失言したっぽくて顔が固まってたけど何言いかけたんだろ。

 けっ?


「·····どうしたい?」


「えーっと····· うん!ソフィちゃんの家か、グラちゃんの家に住みたい!」


「だったらさ、どっちにも住めばいいんじゃない?」


「そうするー!」


 うーん·····

 なんか事情がありそうだけど、王族の直系の子だから色々あるだろうし聞かないでおこうかな。


 それにウナちゃんは地頭は良いんだけど、そこら辺あんま考えない日和見主義っぽい感じだからなぁ·····

 まぁ跡継ぎの事とかあんま考えなくても別にいいんじゃないかな?


「じゃあウナちゃんは基本的にこのディメンションルームに住んで、たまにどっちかの家で暮らす感じでいい?」


「うんっ!」


「おっけ!じゃあ····· ウチ空き部屋あったっけ·····」


 さすがにエビちゃんとウナちゃんの2人も家に来ると部屋の空きが心配になってきた。


 ウチそんなに空きあったっけ·····

 転居前のおじいちゃんの家だから、普通に貴族の家だから部屋数は多かったからそこそこ余ってたと思う。


 まぁいざとなったら私が勝手に地下に部屋でも作りゃいいか!



 ぺちゃくちゃとお喋りをしていたら、いつの間にか今年もあと30分くらいになってしまった。


「みんなー!お汁粉と年越しそば作ってきたよー!」


『『わーいっ!』』


「んっふっふ!今年はお餅も入ってるよ!!」


『『おおおーー!!』』


「·····モチってなんだったっけ」


「えっと、米を潰してモチモチにしたやつだよ!」


「あっ!アレかぁ!」


「うんうん!好き嫌い別れそうだけど、私が大好きだから入れちゃった☆」


「甘いの?これ甘い?美味しい?」


「これは甘いモチだよ、年明けにはしょっぱい食べ方でも食べるつもりだからお楽しみにっ☆」


 私はみんなの前に料理を置くと、コタツの元の場所、フィーロ君の隣へと座った。


「んじゃ、私は一足先にお蕎麦たべるね!トッピングの海老天とかもあるから好きに乗っけてね!」


『『わーい!』』


 ズゾゾッ


 早速私は蕎麦を啜ると、香ばしい·····であってる?とりあえず香ばしい蕎麦の香りが鼻から抜け、一緒に出汁に使ったカツオと昆布の香りと旨みがシコシコの蕎麦に絡んでとても美味しい。


 続いてこの海老天だ。

 これ、高級エビの車海老を使ってるから·····


 サクッ


「うっまぁぁああっ!!私ってば天才か!?料亭開けるんじゃないの!?」


 前世で料理動画を見て飯テロされるのが大好きだったからプロの天ぷらの作り方を知ってたおかげで激うまだ。

 素材も良いのが関係してるかな?


 それに6年間毎日のように料理してたからね!


「はぁ····· 美味しすぎる·····」


「ソフィよ!これまだ無いのか!?まだ食べたいのじゃ!」


「んふふふ、エビちゃん、この天ぷらで海老天丼をしても美味しいんだよ?」


「もちろん食うのじゃ!!」


「うん、やっぱり蕎麦は啜って食べるのが1番だね!これが一番蕎麦の香りが感じられる気がする!」


 私は天丼を作りながら、みんなの蕎麦の食べ方を観察していた。

 というのも、この世界には麺を啜って食べる文化が無いからだ。


 まぁ、なかよし組は私の影響で蕎麦やラーメンなら啜って食べるようになったけどね。


 去年はグラちゃんとウナちゃんは啜って食べてなかったんだけど、今年はグラちゃんも勢いよく麺を啜って食べていた。

 ちなみに、ウナちゃんは啜れるけど食べるのが遅いから音が立たないだけっぽい。


 とか考えていたら、私特製の天丼が完成した。


「はい天丼いっちょおまち!」


「わーい!ソフィありがとうなのじゃ!」


「他に食べたい人はいる?」


「はいはいはい!ワタシも食べる!」

「僕も食べる!」

「少なめって出来るかしら?たくさんは食べられないと思うのよ」

「わたしはいらないかなぁ·····」


 って事で、普通盛り×3に小盛り×1って感じかな?


 よーし!頑張っちゃうよー!


「あっ、おしるこ食べないなら真ん中の保温ケースに入れといてね!」


「はーい」


 ちなみにこの保温ケースは今朝思いついて取り付けた新機能だ。

 その名の通り保温の出来るケースで、コタツ机のど真ん中にある。

 構造はコタツの熱源から出た熱をテーブルの上に作った箱の中に直接繋げてるだけだけどねっ☆


 ·····あれ?

 というか私、また料理人やらされてない?



「あーうっま····· セミエビうっま·····」


「確かに凄く美味しいエビだよね!」


「なんで1匹だけ·····もっと食べたい·····」

「フィーロ君、それ1匹数千円するよ」

「はぁ!?まーたソフィちゃんは高級食材をぽんぽん使って·····」


「別にいいじゃない、すごく美味しいし私たちは別にお金を使ってないのだからあやかりましょう?」


「うんうん!美味しければ何でもいいじゃん!」


「ぷはぁ·····お腹いっぱいなのじゃ····· まだ食えるけどな!!」


「あはは、じゃあ天丼食べる?」


「いや、別に良いのじゃ、まだブッフェの料理が残っておるじゃろう?」


「おっ、食べてくれる?」


「うむ!ソフィの料理は美味しいからの!くっくっくっ、お主を妻に娶った奴は幸せじゃのぅ、良い嫁になれるのじゃ」


「お嫁さんだなんてそんなぁ····· まだ好きな人も居ないんだからそれはちょっと早すぎるって!」


「ぐはぅ·····」

\ゴンッ/



 何故か知らないけどフィーロ君が机に頭突きした。



名前:ソフィ・シュテイン

年齢:12歳

ひと言コメント

「いやぁこっちの生活はサイコーだなぁ·····だって前世だと手に入らなかった物が簡単に手に入るんだもん」


名前:アルム

年齢:12歳

ひと言コメント

「ワタシ、ソフィちゃんから料理習おっかな····· いつか彼氏出来たら料理振る舞いたいし」


名前:フィーロ

年齢:12歳

ひと言コメント

「·····よし、もう逃げない、もう邪魔させない、邪魔が入っても強行する」


名前:グラちゃん

年齢:11歳

ひと言コメント

「私は一応だけれど料理できるわよ?ソフィほど凄くもないごく普通の料理だけれどね?貴族の娘とひて徹底的に教えこまれたわ·····」


名前:ウナちゃん

年齢:12歳

ひと言コメント

「わたしはりょうり無理!あとみんなわたしの大好きな人だよ!」


名前:エビちゃん

年齢:12歳

ひと言コメント

「ワシは特に好きな男は居らんのじゃ、·····そういえばソフィの兄、なんかやたらワシの事気に掛けてくるんじゃよな、そうかとは思っておったのじゃが····· む?ワシの料理の腕前?め、めめめめっちゃ上手なのじゃ!ワシの料理を1口食べた途端ソフィを美味しすぎて気絶させた事もあるのじゃ!!」


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