ダイエットと書いて筋トレと読む
あの日から私は毎日毎日ずーっとダイエット&トレーニングを重ね、お腹が空いたらプロテインと鶏ササミを齧って、隙あらば筋トレを続けていた。
しかも、途中から『キノコ神拳』を用いたシャドーボクシングでかなり動いていたし、キノコ神拳の道場でマッチョマッシュ達に混ざってキノコ神拳のトレーニングもしていた。
しかしトレーニング開始から1ヶ月後·····
「どうしよ····· 体重が減らなくなってきちゃった·····」
私はみんなとお風呂に入って、脱衣場で体重計に乗って体重を計測していた。
体重
45.3kg
もうすぐ目標値なのに、とうとう体重が減らなくなるどころか増えてきてしまい始めた。
ちなみにこの前まで体重は44kg台まで減ってた。
おかしい、最近は高タンパク低脂肪な料理とかの健康的なメニューを食べて、筋トレもし続けてたのに·····
「もっと·····もっとダイエットしないと·····」
腹筋背筋腕立てスクワット100回じゃ足りなかったのかな、たしかに最近100回くらいなら負荷にならなくなってきたし·····
じゃあ明日からは1000回にしとこっかな。
と言った感じでトレーニングメニューの更新をして、痩せる事を決意した時だった。
「·····ソフィちゃん」
「なに?」
「あのさ····· そろそろダイエットやめたら?」
突然アルムちゃんに話し掛けられ、ダイエットを止めろと言ってきた。
「えっ!?やだよ太りたくない!!」
「そうじゃないの!ソフィちゃん鏡みた?」
「えっ、怖くて見てないよ?」
初日に見たプクプクした私の姿がトラウマになって、今まで一切鏡を見ずに生活してきてたからね!
鏡のある部屋では目を瞑ってたから見てないよ!
それに、私は魔力を感知すればエコーロケーションみたいに物の位置を把握出来るから見えなくても生活出来たからね!
「はぁ····· ソフィよ、1度鏡を見るのじゃ」
「ヤダ」
「もう手遅れよ、ウナ!ウェア!運びなさい!」
「「はーい!」」
「ちょ!ちょっと2人とも!?やだやだ!離して!」
「「わっ!?」」
私が暴れると、ウナちゃんとウェアちゃんの拘束があっさりと解けてしまった。
うんうん、この前までのだらしない体だったら絶対に出来なかったから確実に進歩してるね!
と思ってたら、私の左側から声がした。
「ソフィよ!次はワシじゃー!!かかってこいそのだらしない腹をモミモミしてやるのじゃ!!」
「なんだとー!?今日という日は許さないよ!徹底的にツノをスリスリしてアヘ顔にしてやるー!」
私はエビちゃんの声がした方向を向くと、なんと洗面台に腰掛けてなんかメスガキ感のある顔でこっちを見ていた。
「そこに座るなー!もー怒った!二度と人前に出れない顔にしてやる!」
「おうおうやってみるがよい!そのだらしない体じゃ到底無理なのじゃ!」
「ふんがー!!」
「おっと危ない」
私はエビちゃんの煽りにキレ散らかし、洗面台に座るエビちゃんのツノを掴もうとしたが躱されてしまった。
その代わりに、目の前には絶世の美少女が私のことを見つめていた。
「うそ····· 誰この天使····· めちゃくちゃ可愛い·····」
私を見つめる美少女に手を伸ばそうとすると、その子も手を伸ばして来た。
そして、手が触れようとしたその瞬間、硬いものに当たって邪魔されてしまった。
「·····はっ!?これ私!?マジで!?やばくない!?マジ天使·····」
「全く····· 煽ってやっと鏡を見たと思ったら今度は自惚れておるのじゃ·····」
「·····まって、何これ」
私は鏡で全身を見たのだけども、何かが変だ。
前みたいなポヨッポヨな私ではなくなっている。
スタイルはもう抜群に良いし、胸もちょっぴり大きくなった(自称)、そして顔も細くなって元の可愛い私を超えたパーフェクト可愛いけど大人っぽい私になっている。
「何これ····· 腹筋付いてるし、腕も足も筋肉っぽくなってる·····」
そう、私の体はいつのまにか運動部と見間違えるような筋肉質な体になっていたのだ。
だが、ボディビルダーみたいなゴツい筋肉ではなく、靱やかに動く格闘技系な筋肉が付いているが、多少脂肪は残っていて少女特有の柔らかい感じも残っている、私の性癖の体型になっていた。
「ヤバい····· 私可愛すぎる·····」
◇
そこからしばらくの間、私は鏡の前でクルクルと回りながら自分の体に見惚れていた、もしかしたら自惚れるという状況かもしれない。
何せ理想の体が手に入ったんだ、もうめちゃくちゃ嬉しくて仕方がない。
「んふふ····· ヤバい、私めっちゃ可愛いすぎる·····」
「ソフィちゃん·····?そろそろ服きないと冷めちゃうよ?」
「んっふー、私のハートはアツアツだから大丈····· ぺくちんっ!」
「くしゃみ·····よね?くしゃみが出てるのだから、さっさと着替えなさい」
「へーい·····」
さすがに裸だと体が冷えてしまったので、私はブラとパンツを身につけた。
もちろんいつも身に付けてる、私の大好きなスポブラにボクサーパンツという組み合わせだ。
「ふおおぉぉ····· よくトレーニングジムで見たヤツだ····· 良い·····」
スポブラを着たら一気にそれっぽくなった。
ヤバい私可愛くない?
「んふふ····· 今日のところはこれくらいで切り上げよっと、でもトレーニングは継続しよ!」
このPerfectBody(ネイティブ発音)は絶対に維持し続けたいからね!
それに、ここ最近で筋トレが生活習慣になったから苦もなく続けられるからね!
「じゃあ『秘密基地』に戻ろー!」
「「おー!!」」
私は肩にタオルを掛けて、そのまま脱衣場から出ていった。
「·····あっ!あやつまた下着で出ていったのじゃ!·····まぁだらしない体じゃなくなったし良い····· のか?」
疑問に思ったエビちゃんだが、自分も同じような格好なので特に追求はせずソフィの後を追った。
◇
『秘密基地』に戻ると、お風呂上がりのフィーロ君が本を読んでくつろいでいた。
んふふ、驚かせてやろっと!
私はタタタッと軽く走ると、走り高跳びのようにしてフィーロ君を飛び越え、見事に着地した。
「やっほー☆」
「みぎゃぁぁあああああっ!?!?ソフィちゃん服!服!!」
「むー·····」
そしてフィーロ君の方に振り向いたら、フィーロ君が本で顔を隠していた。
·····ひっぺ返してやろ。
「ふんっ」
「ああっ····· うわっ!?\ポキ/痛ッ!!」
本をひっぺ返した途端、フィーロ君は顔を右に思いっきり逸らし、右側にいた私とほぼ同じ格好(シャツ1枚ショートパンツ装備)のエビちゃんが視界に入った瞬間に今度はものすごい勢いで左を向いた。
そんで首からポキッと嫌な音が鳴ってた。
ありゃ首捻ったわね、痛そう。
忙しいヤツだなぁ·····
「どう?私のPerfectBodyは····· えっと、普通に評価して欲しいから見て欲しいんだけど·····」
「見ていいの?」
「うん」
「じゃ、じゃあお言葉に甘えて·····」
そう言うとフィーロ君は恐る恐る正面を向いて·····
見事に固まってしまった。
「フィーロくーん?どうしたの?」
「筋肉····· 僕より凄い····· かっこいい····· 腹筋触ってもいい?」
「もちろん!」
前々からフィーロ君が筋トレしてたのは知ってたけど、まさか筋肉フェチだったとは·····
そしてフィーロ君は恐る恐る私の腹筋に触った。
「んひゃんっ!」
「わっ!?ご、ごめん、嫌だった?」
「いや、くすぐったかっただけ」
ヤバい腹筋触られるのめっちゃくすぐったい。
·····ん?フィーロ君、目線がなんか変?
「どこ見てんの?」
「あああえええっととと、えっと、その、足、足の筋肉も凄いなーって思って!」
「でしょでしょ!もっと好きに見ていいよ!」
「う、うん·····」
私が許可を出すと、フィーロ君は私の体をじっくり観察し始めた。
\のじゃげろっっ!!/
·····なんかエビちゃんが発作起こして砂糖吐いてる。
まぁほっとこ、いつもの事だし。
そして私の下着がくい込んで大変な事になってるのに気が付いて真っ赤になるまで残り3分
エビちゃんが砂糖を吐きすぎて倒れるまで残り2分半
名前:ソフィ・シュテイン
年齢:12歳
体重:45.3kg
ひと言コメント
「めっちゃ恥ずかしかったわ····· ガッツリ見られてた····· まぁ私の筋肉を見て喜んでくれたからプラマイゼロだよっ☆」
名前:アルム
年齢:12歳
ひと言コメント
「ワタシはムキムキよりムチムチに近いかな?」
名前:フィーロ
年齢:12歳
ひと言コメント
「うぅ····· なんだろうと思ってガッツリ見ちゃったせいで頭から離れない····· でもソフィちゃんの筋肉すごく良かった、柔らかいけどしっかりしてた凄く良い筋肉だった、正直凄く好き」
名前:グラちゃん
年齢:11歳
ひと言コメント
「私の体型は痩せ型だけどほぼ平均って感じね、多分なかよし組の中では1番普通よ」
名前:ウナちゃん
年齢:12歳
ひと言コメント
「わたしは小さめだよ!でも胸はグラちゃんと同じくらい!」
名前:エビちゃん
年齢:12歳
ひと言コメント
「ワシはソフィ程では無いがセクシーな筋肉質なのじゃ、胸の事はは聞くな·····」




