おや?ソフィ・シュテインの様子が·····?
·····
·····
ここは·····?
真っ白い空間·····
あぁ、ここ、あの世か·····
まぁいいや、おやすみ
『起きろっ!!』
ペチィッ!!
あいたっ!?
何すんねんゴルァ!!
『何すんねんゴルァ!はこっちのセリフよ!何しとんじゃゴルァァアッ!!!』
私は声のした方を見ると、いつぞやのゲラ女神こと地球の神『ガイア』がそこに居た。
·····パンツとブラジャーは返さないよ?
『そっちはソフィちゃんの物だから返さなくてもいいわ、それより!その服!』
·····服?
あぁ、天使の服ね·····
「返さないよ?私が手に入れたモノだし」
『それも返す必要は無いわ、無くなった時点で新型のを作って配備させてあるから、旧型はもう必要ないのよ』
「ふーん·····」
·····ん?
「·····なんで私ここに居るの?まさか·····死んだ?」
『辛うじて生きてるわよ、ここに呼んだのは·····』
「ダンジョン攻略のご褒美?わーい!」
『説教のためよ』
「帰る」
『あら?帰り方分かるのかしら?』
「ちっ·····」
なんで私が説教なんか·····
『あのねぇ····· 今まではソフィちゃんのめちゃくちゃに目を瞑ってたけど、さすがに今回は許容範囲を超えたのよ·····』
「わ、私もこんなつもりじゃなかったの!何もいない砂漠を狙ったんだよ!?怒るならあんな所にダンジョンを作ってたドラゴンに言ってよ!!」
『砂漠を狙ったのは正しい判断だったとは思うわ、でもやりすぎよ』
「へーい·····」
その後、女神様による説教は続いた。
めっちゃ長かったので要約すると
・絶対に人の住む街に向けて使うな
・·····人の住んでない街にも使うな
・··········\ゲンコツッ!!/そもそも使うな!
・もう手遅れだけど、これ以上は文明をおかしくするから私が作った機械類を普及させるな、作っても『なかよし組』と校長先生以外には見せるな
・強くなったからって驕るな
そして·····
『さっきまでのは前菜よ、これからソフィちゃんを呼んだ理由の説教をするわ』
「えっ····· さっきまでのは搾菜·····」
『前菜よ、ちょっとボケ挟む余裕が無いくらいヤバい事態なのよ?』
·····えっ、そんなヤバいの?
◇
「·····で、何がヤバいんですか?」
『はぁ·····ソフィちゃん、自分のステータスを見てみなさい』
ステータス?
じゃあステータスウィンドウ展開
ヴォンッ
◇
名前:ソフィ・シュテイン
年齢: 12才
性別:女
種族:人間(進化可能:天使族(下級四次元生命体))
Lv:3210
HP:27000
MP:3600000000000
(※3兆6000億+529兆9800億)
物攻:50
魔攻:最低値:1 最高値:error!error!error!
防御:15
魔防:∞
器用:1240
速さ:12
スキル:4
称号:
『死を越えし者』
『異世界転生者』
『美少女賢者(の予定)』
『女神を思い出し笑いで殺し掛けた女』
『おパンツ大好き♡』
『蛮勇』
『見た?』
『危ない女』
『懲りない女』
『深淵を覗く者』
『ドジっ娘』
『嘘つき』
『魔性の女』
『ラッキーガール』
『痴女』
『天災少女』
『キノコ神拳継承者』
『裸族』
『露出狂』
『ちびっ子シェフ』
『ダンジョン攻略者』
『天使』
『花火師』
『スピード狂』
『タクティガール』
『ワンマンアーミー』
『ダンジョン殲滅者』
『ドラゴンスレイヤー』
◇
「·····えっ」
『はぁ、見てわかったでしょう?』
「わ、わたしは、わたしは·····」
「私は露出狂でも痴女でもない!!!」
『違うわよ!!種族の所よ!!』
あっ、なんか魔力めっちゃ増え·····
うわっ!?レベルもめっちゃ上がってる!?
·····ん?
種族が進化可能?
「ポチッとな」
『あー!!押しちゃダメって言おうとしたらー!!』
·····おや!?
ソフィの様子が·····!?
ピコピコンッ
てんてんてんてんてーん♪
てんてんてんてんてーん⤴︎
やっべ、進化始まっちゃ·····
「·····」
『·····』
「Bは押してないですよ?」
『私も押してないわよ?』
「なんで止まっちゃったんだろ·····」
ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
『こら!連打しないの!』
ピコピコピコピコピコピコピコピコピコピコピコピコピコピコピコピコピコピコピコピコン♪
うわ音源バグった。
◇
その後、女神様にめっちゃ怒られて正座させられ、今は10連タンコブを1個ずつ押し戻しながら、原因の究明を待ってるところだ。
『わっかんないわね·····』
「うーん····· レベルアップが原因っぽいんだけど、よくわかんない·····」
ちなみに、レベルはついさっきまで120だったから、とんでもないレベルの上がり方をした。
そのせいで魔力も3倍近い3兆6千億になった。
この前までは進化の表示が無かったから、たぶんレベルアップが原因だと思うんだけどなぁ·····
『私はソフィちゃんのあの状態も原因だと思うわ』
「あっ、たしかに私天使の格好してたし、種族が擬似天使になってた·····」
たぶん天使化の原因はコレだよぁ·····
·····というか、下級四次元生命体って、何。
ん?あっ、原因見つけたかも。
「なんか『ソフィの石』が原因っぽい?エラーメッセージに書いてあった」
『ほんとね、つまりコレが何とかならないと天使にはならないと·····』
「ふんふん·····」
『何となく分かったわ、ぶっちゃけソフィちゃんの魔力はこの神界に住む天使よりも高いのだけれど、そのスキルが魔力を吸い取って進化出来てないっぽいかな』
「·····へ?」
たしかに私は産まれる前からずっとこのスキルに毎日魔力を限界まで吸わせて蓄えてたけど·····
えっ、逆に吸われてたの?
『常人なら一瞬でミイラになって死んでるけど?』
「まじかぁ····· じゃあこれが何とかならないとダメなのかなぁ·····」
『仕方ないわね、ちょっとソフィちゃん耐えてて』
「ふぇ?」
おちゃらけた感じだった女神ガイアの様子が急に変わり、ちゃんと神らしく威厳のある感じになると、私に向かって何かし始めた。
『大地の女神ガイアが命ず、原因を示せ』
「ぴみょっ!?」
・アイを知れ
・賢者の石へ覚醒せよ
・適正体重外
・適正体型外
・要約:痩せろ
「·····」
『·····』
『まずは痩せなさい?』
「はーい·····」
◇
「はっ!?」
どうやら私はレベルアップの負荷に耐えきれず死にかけていたらしい。
さっきまで天国で天使になり掛けてた。
だが今はなんとか回復し、衛星の操縦席で地表を眺めている。
「うーん·····絶 景」
視界いっぱいに地球が見えるけど、さっきの攻撃でとんでもない事になってて綺麗と言うのが憚られる状態になってる。
まぁ、私は綺麗って感じるけどね?
「はぁ、操作終了、位置を自動操縦で戻して」
私は衛星を魔法学校のある盆地上空まで自動操縦で向かわせ、操縦席から出て行った。
そして通路を移動して向かっているのは、第1層の居住区にあり、外殻が魔導コランダムになってて外が見えるようになってる、『賢者の杖』射出口とは真逆の位置にある部屋だ。
ちなみにここ私の私室ね、もちろんお風呂も完備してあるよっ☆
◇
部屋に到着した私は、即座に服を脱いで体の確認を始めた。
そう、さっき『痩せろ』とか自分のスキルに言われたから不安になったのだ。
ぶっちゃけレベルとか魔力とかよりこっちの方が相当な非常事態かもしれない。
「で、でもさすがにこの前運動したし、元々私は痩せ型だからぁ?特に太ってないしぃ?ほら、お腹の肉は摘めな·····」
ぷにっ
「·····は?」
お腹に触ると、ぷにっとした。
鏡に写っていた私は、魔動車大会に行く前より明らかに太ってよく肥えていた。
というか、顔も少し丸くなってる。
「む、ムチムチになってる····· はっ、まさか·····」
私の脳裏に原因が思い浮かんだ。
・最近学校まで歩かず魔動車に乗って移動してる
・筋トレサボりがち
・魔動車部の朝練サボってる
・エビちゃん印の砂糖を使って甘いものをめっちゃ大量に作って食べてる
・買い食いがエスカレートした
・部屋でも動かずゴロゴロしてる
・最近冒険者の依頼を受けてない
・今日の晩御飯はみんなと買い食い
・レベルアップで一気に体の構造が変化した
うわ·····
心当たりしかないわ·····
こうして、私のダイエット計画が始まった。
名前:ソフィ・シュテイン
年齢:12歳
種族:人間(※進化保留中)
身長:143cm
体重:51kg
ひと言コメント
「目標体重は40kg!腕立て腹筋背筋スクワット100回にランニング10km!何でもワンパン出来るようになるぞー!!·····とりあえず鏡は二度と見ないわ、太ってる自分見るのトラウマになっちゃった」
名前:ガイア
年齢:秘密
ひと言コメント
「ソフィちゃんへの罰として特別に今のスタイルについて教えちゃうよ!本人は『ムチムチ』とか言ってるけど普通に太ってるよ!ぷにっぷにになっててかなり酷いよ!」




