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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第3章 TS賢者はアイを知るっ!?
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みんなただいま!


「·····ろ、·····い·····きろ、起きろ!!」


「んひゃはっ!?なに!?なんかあった!?」


「何が起きたって、もうすぐ到着だぞ!シャキッとしろ!」


「あっ、ホントだ!!というかすぐそこじゃん!」


 私が大痴態を晒してから9日後、私たちは大会会場から魔法学園都市『マグウェル』まで帰ってきていた。

 ·····さっきまで寝てて気が付かなかったけど。


「じゃあ後ちょっとだから起きとけよ後輩ちゃん」


「あいあいー」


 やっぱりこうして見ると帰ってきたって感じがするなぁ·····

 それもそっか、この街に5年半以上暮らしてるんだもんね、生まれ故郷のフシ町には約6年住んでたけどあんまり好きに出歩かせてくれなかったから、こっちの方が思い出に残りやすいにきまってるよね。




 そして約1時間後、私たちは魔法学園都市マグウェルへと約20日ぶりに帰ってきた。


 ちなみに転移して帰ってたから私だけ一日ぶりだったりする。



【建国1224年10月17日 午前11時53分】


 街中を移動して魔法学校の魔動車部のガレージに到着した私たちは解散式をやった。


 ·····まぁ、もう終わっちゃったんだけどねっ☆


 って訳で、私はお世話になった先輩に挨拶をして帰ろうとしていた。


「じゃあ先輩、ありがとうございました」


「おう!·····後輩ちゃんの仮入部の件なんだけどよ」


「あー·····入部届けってあります?」


「私が持ってるわ、でも何する気かしら?」


「·····」


 私はこの用紙に唯一書き込まれていなかった場所にちょちょいと丸を書き加え、先輩に渡した。



「·····明日からよろしくお願いします、先輩」


「おう!よろしくな後輩ちゃん!」



 あーだめだ、私はこういう感じ小っ恥ずかしくて苦手だ·····


 私は赤くなった顔を見られたくなかったので、さっとケッテンクラートに乗ってB寮へと帰って行った。





 だが、この時の私は知らなかった。






 明日は魔動車部が休みという事を·····


 そして小っ恥ずかしくてコソコソと部室に向かった私が赤っ恥かいたのは言うまでも無い。



 そんなことはつゆ知らず、私はB寮のガレージへとケッテンクラートを格納して、更にそこから『ディメンションルーム』のガレージへと格納し、私は寮の自分の部屋へと向かった。


「あー····· 流石に20日もずっと出かけてたら懐かしく感じるなぁ·····」


 この寮も何だかんだで5年近く住んでいるから、久しぶりに帰ってくると懐かしく感じる。


 前はよく門限ギリギリで帰ってきて怒られてたっけな、まぁ今もしょっちゅう怒られてるけどねっ☆




「はぁぁあああぁ·····ただいま私の部屋····· ぷみゅ·····」


 私は自分の部屋のベッドに倒れ込んだ。


 長かった旅もこれで終わり、明日からまた普通の生活が始まるのだ。


「はぁ·····おふとんサイコー·····」


 私はベッドの上をイモムシのように這って移動し、壁に設置してある『ディメンションルーム』への入口へとニョキニョキ入っていった。


 そして出口から出た先もベッドなのだが、私は睡魔に抗えず布団にくるまってしまい·····



 やべ、本当はこのあとみんなと再会してわちゃわちゃする予定だったんだけど、布団から出られ····· な·····




「すやぁ·····」





 〜side:なかよし組〜


 なかよし組の面々は、ソフィが帰ってくると聞いたので彼女の大好物の揚げドーナツを買って、『秘密基地』で彼女が部屋から出てくるのを今か今かと待っていた。


 ·····が


「·····あれ?出てこないよ?」


「えっ、でも確実にソフィちゃんの魔動車の音が聞こえたし、部屋に入る音も聞こえたよ?」


「·····まさか、またやってるんじゃないかしら?」


「またぁ?わたし待ちくたびれたー·····」


「はぁ、仕方ない、フィーロよアレを使うのじゃ」


 ソフィはいつまで経っても部屋から出て来る事はなかった。


 しかし、ソフィは先日の大失態で懲りたのか、部屋の前にとあるものを設置していた。


「アレってアレの事だよね、この前ソフィちゃんが部屋の前に付けて、エビちゃんが連打して怒られたあのボタン」


「うっ····· そ、それは····· だって『必要な時以外絶対に押すな!』なんて言われたら押したくなるのじゃ·····」


「なんて言ったかしら·····」


「インターホンって言ってたよ!」


「それだ、じゃあ僕が押してくるよ」


「うむ、お願いするのじゃ!」


 フィーロはソファ立ち上がると、ソフィの部屋の前に設置されたインターホンを押した。



 ピンポーン


「おーい、ソフィちゃん居る?みんな集まってるから早く出てきてー」



『·····んっ、ふぁぁあっ····· あえ、フィーロくん?·····はっ!?寝てた!!ちょっとまってて!!』


 ドタバタ····· ブツッ!



「あっ、切れた····· でもソフィちゃん起きたからもうすぐ来ると思うよ」



◇ 〜5分後〜 ◇



 バァンッ!!


「はぁっはぁっ、みんな、お待たせ·····」


『『ソフィちゃんお疲れ様でしたー!!』』


「えへへ、みんなありがとっ!」


 みんなが待っているというのに寝てしまった私は、前に発生した大惨事から反省して設置したインターホンをフィーロ君が鳴らしてくれたお陰で何とか目覚められ、みんなの所にやって来れた。


 やっぱり持つべきは友·····


「やったー!!揚げドーナツだぁぁあああっ!!!」


「ちょっ!待ってまだ色々·····あーもう!おかえりソフィちゃん!」


「ただいまっ!」



 こうして私たち『なかよし組』は久しぶりに6人全員集まり、また騒がしい日々が始まるのであった。



名前:ソフィ・シュテイン

年齢:12歳

ひと言コメント

「心は昔から大人だけど無茶すると眠くなるから、まだ子供なんだなぁって実感するんだよね」


名前:アルム

年齢:12歳

ひと言コメント

「20個買ってた揚げドーナツを全部食べるとは····· ソフィちゃんもなかなかやるね!こんど大食い大会に連れてこっかな!」


名前:フィーロ

年齢:12歳

ひと言コメント

「ソフィちゃんがちゃんと服を着て出てきたのに驚いた····· どうせ下着姿で出てくると思って目逸らしてたのに·····」


名前:グラちゃん

年齢:11歳

ひと言コメント

「ソフィって意外と寝坊癖あるのよね、私はちゃんと毎日早起きしてるわよ?」


名前:ウナちゃん

年齢:12歳

ひと言コメント

「布団から出られないのすごくわかる!もっと寒くなると絶対出れなくなるよね!!」


名前:エビちゃん

年齢:12歳

ひと言コメント

「ソフィが珍しく寝坊以外の問題を起こさなくて怖くなってきたのじゃ、明日は鉄の柱でも降ってきたりしそうなのじゃ·····」


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