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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第3章 TS賢者はアイを知るっ!?
117/228

ライブ配信は続くよいつまでもっ!


「はぁぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁぁぁああぁぁ·····」


 ぽふっ


 私はたぶん人生で1番長いため息を吐いて、ディメンションルームの私の部屋にある絶妙な弾力のベッドにうつ伏せに倒れ込んだ。



 レースの結果?


 結論から言うと、私たちは優勝出来なかった。



 いや、反則負けとか不正とかそういうのじゃないんだ、あまりにもぶっ飛んだ(※比喩)記録すぎて『殿堂入り』という扱いになったのだ。


 ちなみに私のぶっ飛んだ(※物理)記録は76mだった。


 怪我はないよ?キノコ神拳の力なのか地面にギャグみたいな人型の穴作ってめり込んだから。

 それにケッテンクラートは自動重力制御機構のおかげで軟着地してたし。



「づがれだ····· ぷむゅー·····」



 でもめちゃくちゃ疲れた。

 理由は運転に疲れたとか、飛んで怖かったとかでは無い。


 場外に着地した私は暫く気絶してたけど、すぐに目が覚めて慌てて会場に戻ったのだ。


 そしたら、観客からとんでもない歓声と拍手が送られてドヤ顔を晒してたら校長先生とか大会委員会の人とかに連行されて、ついさっきまでめちゃくちゃ怒られてたのだ。


 普段から豪胆でしかもアドレナリンがドバドバ出てた私でさえ凹んでしまうほどの熾烈な説教だった。



「おうちかえりたい·····」



 もう既に全レースは終わっていて、しかも大会の表彰式とかも終わっている。

 だからあとは帰るだけなのだけど、私からやる気がすっぽりと抜けてしまった。



「あーダメだつかれた····· 寝よ·····」



 そう言うと、ソフィは大会で着ていた服を脱ぎ捨てて、そのまま眠りにつこうとした。


「·····やっぱりアレしてからにしよ」



 しかし、ソフィにはまだアドレナリンが残っており、色々興奮気味だったようで·····





 モゾモゾ·····





 実は、この一連の流れを覗き見していた者たちが居た事に彼女は気がついていなかった。





 時はちょっとだけ遡り·····



 『秘密基地』



「どうしよ、ソフィちゃんベッドに倒れ込んじゃったよ?」


「うーん····· あれだけ怒られたら疲れて当然だと思うよ?」


「ほら私の言った通りでしょう?ソフィは絶対何かやらかすって、この賭けは私の勝ちね」


「むむむ····· たまには何も起きないと思ったんだけどなぁ·····」


「かひゅーかひゅー(※笑いすぎて呼吸困難)」


 なかよし組の面々は、秘密基地のソファや床に座りながら壁に映し出された映像を見て心配したり賭けてたプリンを渡したり、爆笑したりと様々な反応をしていた。


「これさ、ソフィちゃんに中継を切り忘れてるの伝えた方が良いかな?僕は覗き見してるみたいであんまり好きじゃないんだけど·····」


「でも滅多に見れないソフィちゃんの部屋だよ?せっかくだし見てようよ!」


「そうね、ソフィは絶対に部屋を見せてくれないし、たまには良いかもしれないわね」


「わたしも気になってた!·····でもすごく普通の部屋だね、もっとこう、変なものがたくさんあるんだと思ってた」


「ワシは月面基地みたいなのだと思ってたのじゃ」



 なかよし組が眺めている映像は、ソフィが大会で自分の活躍を見て欲しいからと『千里眼』の応用ででリアルタイムで写していた映像だ。



 そう、彼女はライブ配信を切り忘れていたのだ。


 そして彼女は今自分の部屋に居るため、頑なに見せようとしなかった部屋の中が丸見えになっていた。

 不幸中の幸いだったのは、カメラの角度が悪いせいでソフィと壁と床くらいしか見えていなかった事だろう。



 だが、ベッドに倒れるようにうつ伏せで寝転がり、時折ビクンビクンしているマヌケな姿を見られてしまったのは不幸としか言い様が無い。


 そして、そんな様子を見てみんなはコメディ映画でも見ているかのような気分で、画面の向こうでビクンビクンしてるソフィ本人が持ってきた大会会場に出店していた屋台の料理を食べていた。



「にしても、本当にシンプルな部屋なのじゃ、いつもバカ騒ぎしておるから、もっと派手な部屋だと思っておったのじゃ」


「ねー、でも写ってない所は派手かもよ?」


「いや、たぶんソフィちゃんは·····」


『あーダメだつかれた····· 寝よ·····』



 少しだけソフィの内心を知っているフィーロが何かを言おうとしたその時、画面の向こうにいるソフィがモゾモゾと動き出した。



「む?ソフィが服を脱ぎ出した?おーい、フィーロはとりあえず画面から目を離しておくのじゃ」


「もうやってるよ、はぁ····· まぁ今日は僕達がソフィちゃんの部屋を覗き見してるんだから悪いのはこっちか·····」


「あれ?全部脱いじゃった?じゃあこのままお風呂に入るのかな?」


 そして裸になったのソフィは再びベッドに倒れ込み、目を瞑って·····



『·····やっぱりアレしてからにしよ』



「あっマズいわ!ウナとウェア!今すぐフィーロの目と耳を塞ぐのよ!」


「「はーい!」」


「わっ!?ちょ、ちょっと!?なに!?」


『んっ·····』


「わーー!!!ソフィは何をやっておるのじゃー!!配信を切れー!!いやマジでナニしてるのじゃこやつ!?」


「ヤバいヤバいやばい!音が!何とか止めないと!」


「布団持ってきたわ!とりあえず音の出る所に詰めるわよ!」


「グラよナイスなのじゃ!映像にも被せるからなんか持ってくるのじゃ!」


「うわー·····ソフィちゃんあんなことするんだ·····」

「うわー·····ソフィちゃんがそんなことしてる·····」


「何!?なに!?ナニ!?何が起きてるの!?」


「あっ、ヤバい音が漏れておる!ええい!ウナたちはフィーロを『外』の世界樹の裏まで連れていくのじゃ!あそこなら音が届かぬはずなのじゃ!」


「「はーい!」」


「ちょっとー!!!」


「エビちゃん!画面隠す用の布持ってきたよ!」


「ナイスなのじゃアルム!それを壁に固定して隠すのじゃ!」


 色々察したみんなは慌ただしく動き回り、この映像を見てはいけない唯一の男であるフィーロを遠くに隔離した所で皆の動きが止まった。


「·····どうせならちょっとだけ見ない?」


「·····ワシも言おうと思ってたのじゃ」


「これをネタにソフィを脅せるわね·····」


「「「ふふふふふふふ·····」」」


 その後、世界樹の裏にフィーロを不法投棄してきたウナ&ウェアも戻ってきて、皆でソフィがナニかをしているのを鑑賞した。



 あと途中でフィーロが戻ってきたので、エビちゃんの手によって気絶させられてとりあえず温泉の脱衣場へと投げ込まれた。









「はぁ····· すっきりした·····」


 寝る前ひと仕事終えた私は、汗だく?になってしまったのでひとっぷろ浴びてから寝る事にした。


「うぁー····· 無茶しすぎた·····」


 私は重い体を無理やり動かし、とりあえず下着だけ着けて部屋を出てお風呂場に·····



 がちゃっ


 ドタバタバタッ!


 ·····ん?


『マズい!ソフィが来たのじゃ!隠れるのじゃ!』

『やばばっ!』

『どどどどこ隠れれば、とりあえずソファの裏!』

『わたしは気配を消すー·····』


 なんだ、みんなリビングにいたのか·····


「みんなただいまぁー····· つかれ·····」


 次の瞬間、火照っていた私の体が一瞬で凍った。



 部屋を出た私の目に入ったのは、見え見えな場所に隠れた····· 布団を被ってるだけでツノの形が丸見えな隠れたとは到底言えない状況の隠れるのが絶望的に下手なエビちゃんと、なんか居る気配のする『なかよし組』のメンバーだった。

 ウナちゃんの気配は感じないけど多分居るなこれ。


 だが、下手なかくれんぼ如きで私は固まらない。



 問題はそこじゃない。



 秘密基地の壁に、この世のものとは思えない銀灰色のセミロングの髪をもつ下着姿の想像を絶する美少女·····あっ、私だったわ☆


 その超絶美少女こと私が、なぜかリビングの壁に投影された映像の中に居た。



 ·····アレは、今朝私がみんなに私の勇姿を見てもらいたくて設置した、ライブ配信魔法の映像だっけ?



 私は右手を上げて振ってみると、映像の私も手を振り返した。

 なので、今もライブ配信は続いていると分かった。



 ってことは、大会からずっとライブ配信を·····



「····················」


「そ、ソフィちゃん、あのー、ワタシたち、悪気はなかったんだよ?」


「えっ、ええ!現にフィーロは気絶させてるわ!だから大丈夫よ!」


「ソフィちゃんも████するんだね!」


「おいウナ、ガッツリ言うんじゃないのじゃ」



 みんなが物陰からぴょこぴょこ出てきたが、私はそれどころじゃない。



「·····ぴ」


『『ぴ?』』



「ぴみゃぁぁぁぁああああああああああっっっっ!」



 あぁあぁあぁああぁあぁああぁあぁあぁあぁああぁあぁああぁあぁあぁあぁああぁあぁああぁあ!!!


 やらかしたやらかしたやらかしたやらかしたやらかしたやらかしたやらかしたやらかしたやらかしたやらかしたやらかしたやらかしたやらかした!!!


 ライブ配信切り忘れてた!!!!!!!



「私のっ!!バカァァァァァアアアアああああああああぁぁッッッッ!!!」


「マズい!そっちは!」



 私は恥ずかしさのあまり、全身を真っ赤にしながらお風呂へと駆け込っ



 ガッ!!


「ぐえっ」


「きゃんっ!」



 何かに躓いて、硬いクッション?の上に倒れ込んでしまった。


「いったた·····」


「うぅ····· あれ····· ここ·····はっ!?!?」



 ん?なんかお尻の下がクッションにしては硬いし、なんか熱い棒·····


 あれ?何でクッションじゃなくてフィーロ君が私の下に?


 ·····



「ぽみゃぁぁぁあああああっ!?!?」


「ぐえっ!」



 私は反射でフィーロ君を割とガチで蹴飛ばし、逃げるように急いで下着を脱いでお風呂場に入って行った。


名前:ソフィ・シュテイン

年齢:12歳

ひと言コメント

「うっうっうっ····· もうお嫁に行けない····· ·····なんか、めちゃデカくなかった?気の所為?」


名前:アルム

年齢:12歳

ひと言コメント

「なんかこのコーナー久しぶりな気がするなー、えっ?いやー、ノーコメントで·····」


名前:フィーロ

年齢:12歳

ひと言コメント

「気絶してたから不可抗力なのに蹴られた····· というか····· うぅ····· ソフィちゃん大丈夫かな·····」


名前:グラちゃん

年齢:11歳

ひと言コメント

「やっぱりソフィが関わってくると騒がしさが桁違いに跳ね上がるわね·····」


名前:ウナちゃん

年齢:12歳

ひと言コメント

「ソフィちゃんの活躍、わたしちゃんと見てたよ!かっこよかった!!·····最後で台無しになったけど」


名前:エビちゃん

年齢:12歳

ひと言コメント

「また口から砂糖が溢れてきたのじゃ····· でも今回は理由不明なのじゃ、たぶん風呂場から聞こえてきたソフィの悲鳴と、風呂場から転がってきたフィーロが関係してるのじゃ····· マジでこの体質なんとかしたいのじゃ·····」





ライブ配信中の様子も投稿してます


探せ!この世の全てをそこに置いてきた!!

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