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第87話 仲間の絆

今回86話書きました

蓮とレンが向き合い武器を構える。そしてお互い同時にスタートした直後、斬り合いに発展した。お互い凄まじい速さで斬り合う。これは互角。

そこに蓮が「イメージメイクソード」を使い剣を飛ばした。完全に意表をついた攻撃なのに、それすらも避けて見せた。

「なかなかやるようになったじゃないか。でもこれくらいじゃあ」と余裕そうな笑みを浮かべた瞬間、蓮が笑みを浮かべた。

その瞬間、レンの周りに鎖が出現しレンを拘束した。

「いつのまに!」

「さっき剣を飛ばした時さ。本命は隠すものだろう?」

「そうか、あの時剣を飛ばしたのはこのスキルを仕込むためだったのか」と怒りが見えた。そしてその隙を見逃すわけもなく、

「風雷火水弾!!!」

避けることのできないレン目掛けて放った。凄まじい煙が立ち上がる。

「やったか?」と思った途端、とてつもなく冷たいオーラを感じた。煙が晴れると、そこには傷はついたがまだピンピンしているレンがいた。

「やってくれたな。よくも…許さん。もう本気で行かせてもらう。」

「能力解放 ザ・エンド!」

と言ってまた呟く。その瞬間、僕の周りに黒いドーム状のものが降り、完全に外部との接続が削がれた。そしてその中からレンが無数に出てきて、

「お前はもう終わりだ。こうなったら最後、死ぬまで開くことはない。お前がな」

と言い出した。

「お前お得意の仲間を頼ることも出来ないぞ」と言ってきたので、

「たとえここに仲間がいなくても、僕の大切な仲間ならここにいる」

と言って心臓のところを指で指した。

同じ頃、子供の蓮は呟いた。

「あのスキルを渡したのは正解だったな。イメージメイクは自分の想像力がものを言うと誤解されがちだけど、あのスキルの真骨頂は仲間の絆。僕が転生したあの時からあったけど使えなかったのは、仲間がいなかったし絆なんてものはなかった。でも今は頼れる仲間達が大勢いるということを伝えたかったのに。はぁ、せっかちなんだから。ライヤさんが渡したのはスキルの媒体だけだったのに、だから本当の能力すらも渡せなかった。」

と言って空いている扉に向けて何かを投げた。

「そんな君に忘れ物だ。この力でアイツを倒しちゃって、蓮」

その頃、蓮は向き合っていた。その瞬間、心が熱くなった。

「これなら行ける!」

「能力解放!ボンド・オブ・フレンドシップ!!」

解放した瞬間、黒いドーム状の中に眩い光が立ち込め、その光がどんどん強くなりドームを突き破っていった。光が収まると、蓮の姿は白を基調としたボディになっていた。

「ここからが勝負だ!」

蓮はレン目掛けて突っ込んだ。

「そんなありきたりな攻撃、通用すると思うなよ!」

その瞬間、蓮が右手を構えた。

「レイボウブラスター!!」

放たれたのは紛れもなくライガのスキルだった。しかもライガのものより数段速く、レンに直撃した。

そして次は、

「竜巻ブレード一刀流・木枯らし2式!」

と言った瞬間、レンの周りには普通の木枯らしの数倍大きな木の葉の斬撃が舞った。レンは飛ばそうとしたがなかなか飛ばせなかった。

その光景を見ていたカイルさん達は、

「何が起きているんだ…俺の技をそのまま無条件で使いやがった…」

と言った。

そう、蓮の能力解放“ボンド・オブ・フレンドシップ”は仲間の絆を力に変える能力。仲間と認識した人のスキルを数倍にして放つことができるというものだった。

そこから蓮は凄まじいスピードでレンに近づく。

「これは兄貴の分だ!」

「出力最大ブラックファング!」

その威力はカケルの数倍。一撃でその場の地形を変えてしまうほどだった。レンは紙一重で避けたが、すでに上に蓮がいた。

「こっちはノイルさんのだ! 出力最大ブラックアウト!!」

この攻撃はもろに受け、レンは地面に吹っ飛ばされた。凄まじい地響きと共に煙が立ち込め、その前に蓮は立っていた。

「なんでだ! なんで! お前ばっかり!」

レンが煙の中から立ち上がる。

「なんでさっきまであんなに弱かったお前が…なんで俺に攻撃が当てられる!」

「それは仲間を信じ、共に戦っているからだ!!」

と答えると、

「仲間? ふざけるな! 今お前しかいないじゃないか!」

「そんなこともわからないのか? 今この場にいなくとも、仲間はここにずっと居てくれている!」

そう言って蓮は心臓の部分を指差したのだった。


次回も楽しみに

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