表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
76/96

第75話 ブラックパペットショー

今回74話書きました

蓮が各国を駆け回り、幾多の戦場を救っていたその頃。

神を信仰する国――カリス王国にも、魔物の群れが押し寄せていた。

城門前、ひときわ強い輝きを放つ剣が敵を両断する。

「ふん。強くもない」

王女セラフィンは、迫り来る魔物を次々と沈めていく。

すると、その前に異様な魔力を纏った人型の魔物が現れた。

「名を聞こうか?」

「我が名は、主人様の忠実なる手下。ルシティオ」

「そうか。――なら死ね」

瞬閃。首を刎ねたはずだった。

だが――。

「まだ終わってませんよ?」

振り返ると、ルシティオは平然と立っていた。

「トリックか?」

「私のスキルは《乗り換え》。

死した肉体に乗り移り、何度でも蘇る。」

「……骨が折れる相手だ」

セラフィンは剣を構え直す。

決着はまだ遠い――。

一方、氷の国フロスティア。

蒸気すら凍る吹雪の中、イグニスが拳を握る。

「名を名乗れ」

「魔物に名乗れとは。だが良いでしょう。グルドと」

応えた瞬間、距離は詰まり、拳が唸る。

「スキル発動――《スローフィールド》」

広範囲に重力のような圧がかかり、イグニスの動きが鈍る。

直後、グルドの拳が炸裂。

「ご自慢のスピードも、遅ければ意味はないですよ」

「なら――凍りつけ」

地面に手をつけ、氷が一帯を覆い出した。

「《フローズンフィールド》!」

氷結と減速、どちらが勝るか――戦いは熱を増す。

そして蓮は七つ目の国を救い終え、速度を緩めていた。

周囲の敵を処理しながら、次の行き先を探す。

一方その戦線では――

気力を使い果たしかけたエレナの前に魔物の壁。

「エレナァァ!!」

蓮の声は届くが、距離が遠い。

その瞬間、黒い影が舞い降りた。

「遅くなった エレナ、下がってろ」

カケル。続けてノイルが笑う。

「お久しぶりやな、若」

「ノイル、派手に行くぞ」

「望むところさ」

二人は声を揃える。

「能力解放!!」

「フェイクパペットショー / ダークネス」

「合体魔法――《ダークネス・パペットショー》!!」

無数の影と分身が戦場を覆い尽くす。

「ノイル、合わせろ!」

「任された!」

「《ダブル・ブラッドスラッシュ》!!」

黒い斬撃が雨のように降り注ぎ、一瞬で敵軍が激減。

それでも、なお押し寄せる魔の波。

「なら――終幕だ」

二人が跳び上がり、黒き球体が空に宿る。

「合体魔法――

《ブラックショット》!!!」

蹴り込むと、闇が破裂。

敵軍は悲鳴もなく黒に飲まれ、跡形なく消え去った。

「……はぁ。流石に疲れるな」

地面に座り込み、肩で息をするカケル。

だが兵士たちは歓声を上げる。

「敵軍は全て撃退したぞー!!」

そこに、カイルが駆け付ける。

「休む暇はない!動ける者は、俺について来い!!」

勝利の雄叫びが、さらに戦場へ響き渡る――!

次回も楽しみに

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ