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69話 大将蓮

今回68話書きました

数日後、僕たちはアルシエルの会議室に集まった。今日は連合軍リーダー会議――各国のトップたちが一堂に会する重要な日だった。会議場に着くと、すでに準備は整っていた。

「これより連合軍各国リーダー会議を開始します」

カイルさんの掛け声で会議は始まった。

まずは全体の戦力確認。リュシアさんが立ち上がり、「フィルナは軍勢20万を集めました」と報告。続いてヴァルドリン王は「我が国は腕利きの魔導士25万を準備した」と告げた。

各国の報告が続き、全体で100万を超える大軍勢が整ったことが分かる。皆が口々に、「蓮殿の演説を聞き、力になりたいと集まった」と言ってくれた。僕は感謝の気持ちを込めて頭を下げる。

「ありがとうございます。皆さんの期待に応えられるよう、これからも尽力します!」

その声に、会場は小さな拍手からやがて大きな歓声へと変わった。

次の議題は敵の侵攻経路。

「どこからでも攻めてこられるよう、私の国の感知部隊を全て配置済みです」

イリスさんの報告に、カイルさんは「なら、とりあえず安心だな」と頷く。議題は無事終了した。

そして、会議のクライマックス――全ての王が立ち上がり、僕に視線を向けた。

「蓮、今回この連合軍の大将をお前に任せる」

カイルさんの言葉に、僕は言葉を失った。

「え!いいんですか?こんな僕なんかに、15カ国全ての軍勢の大将なんて……」

「皆で話し合い決めたことだ。この場にいる誰も、お前が上に立つことに異論はない」

カケルの力強い声に、涙がこみ上げる。

僕は深呼吸し、声を震わせながら言った。

「ありがとうございます!皆で必ず勝ちましょう!」

会場は大歓声に包まれた。ここに、僕は100万の軍勢をまとめる大将として立つことになったのだ。

会議が終わった後、かけるとノイルと合流。二人は僕の護衛として盾になることを誓い、固く握手を交わす。

「蓮、俺はお前の笑顔を守りたい」とかける。

「あなたの命令があれば、私はどこへでも――あなたの手となり足となり目となりましょう」

ノイルの声には、確かな覚悟が宿っていた。

ヴァルセインに戻ると、アンシャが心配そうに声をかけてきた。

「リーダー会議で100万以上が集まって、連合軍の大将があなたになったんだね?」

「そうなんだ……でも、僕なんかがトップでいいのかな……」

アンシャは優しく抱きしめ、静かに言った。

「みんなが認めてくれたんだよ。あなたは一人じゃない。頼れる仲間がたくさんいるじゃない。絶対大丈夫。だから、どうやって勝つかを考えよう」

その言葉に少し落ち着きを取り戻した僕は、仲間たちと共に、この大戦に向けて準備を進めるのだった。

次回も楽しみに

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