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第63話成長と新たな仲間

今回62話書きました

翌朝、僕たちは闘技場にやってきた。あの「主人」と呼ばれた人物と戦ったとき、分身ですら脅威だった。本体はさらに強いはず。自分を鍛えなければ、あの力には到底届かない。だから僕とライガ、エレナさんは、ここで自分を磨くことにしたのだ。

闘技場に足を踏み入れると、中央で必死に剣を振るう人物が目に入った。背丈は僕とほとんど変わらない。

エレナさんがそっと指さして言った。「あれ、ルビじゃん」

「誰?」と聞くと、「エレナの騎士団にいる子よ」と教えてくれた。

ルビは僕たちに気づくと、少し戸惑った様子で近づいてきた。

「こ、こんにちは蓮さん。修行ですか…?」

「うん、もっと強くなろうと思ってね」

「なら、私とも戦ってください!」

僕は剣を構え、ルビも応じた。エレナさんが掛け声をかけると、ルビは真剣な表情で突進してきた。初めは軽い攻撃だと思った。しかし、一発一発がどんどん重くなり、振りかぶり方は変わらないのに、剣が折れてしまった。

ルビは苦しそうに息を整えながら説明する。「私のスキルは『ヒットヒットヒット』。攻撃が当たるたび威力が上がるんです。でも上がりすぎると自分に負荷がかかってしまうんです」

僕は納得した。「なるほど…武器なら負荷が軽減されるんだな」

戦いを終えた後、僕はルビを連れてアルシエルへ向かった。

「ちょっとライガの代わりに、僕の護衛として来てもらえる?」

「え!本当ですか?わかりました!」とルビは少し照れくさそうに答えた。

アンナさんの家に着くと、散らかった書類の整理と食事の準備をルビに手伝ってもらった。さらに、ルビのスキル負荷を軽減できるグローブを作るため、僕のスキル「フィジカルアップ」を埋め込んでもらった。

ルビが拳を試すと、10発以上でも負荷がかからず、驚きと嬉しさが入り混じった表情を見せた。

「これで、もっと戦えるね」

「はい、本当にありがとうございます!」と深く頭を下げるルビ。その真剣な眼差しに、僕も思わず力が入った。

その後、アンナさんは新しい装置を見せてくれた。手から剣や炎、風、水の魔法を出せる下位互換の装置で、生活で使うには十分な威力だった。「これを次の国会で発表するんです。オルディアの王様たちと頑張って作りました。蓮、ありがとう」とお礼を言われ、僕は少し照れながらも答えた。「いえ、当然のことをしたまでです」

こうして、僕たちはアルシエルを後にした。闘技場での経験、ルビとのやり取り、そして新しい装置の完成——少しずつ、でも確実に僕たちの力は積み重なっていく。今日もまた、未来への一歩を踏み出したのだった。

次回も楽しみに

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