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第36話 武道会、開幕!

36話書きましたが是非読んでみてください

武道会の開催を知らされてから数週間後。

 ついに本番の日がやってきた。

 僕は朝早く目を覚まし、準備を整えて会場へ向かう。

 すでにエレナさんとライガが到着していた。

「おはよう、蓮!」

「おはようございます、兄貴!」

 二人が笑顔で挨拶してくれた。

「おはようございます。いよいよ今日ですね」

「うん、緊張してきたー!」とライガ。

「どうしたの、ライガ?」

「実は俺とエレナも参加することになったんですよ」

「そうなんだ! じゃあ、決勝で戦いたいですね」

「そうだね。決勝で戦おう、だからお互い頑張ろう!」

 そう言い合いながら、会場の中へと入っていった。

 控室に案内された僕たちは、出番を待つことにした。

 しばらくしてスピーカーから声が響く。

『選手の皆さん、お時間になりました。外に出てきてください』

 僕たちは外に出た。そこには信じられないほど多くの観客が集まっていた。

 ふと客席を見ると、アンシャの姿があった。僕が手を振ると、彼女も気づいて笑顔で振り返してくれた。

 そして、司会者の声が響く。

「えー、これより武道会を開催いたします! まずはルールの説明です!」

 一つ、武器の使用を許可する。

 二つ、魔法の使用も許可する。

 三つ、魔法が使えない者は、アンナさんが開発した試作装置を申請すれば使用可能。

 四つ、勝敗は“相手の動きを十秒封じる”または“降参させる”ことで決まる。

 観客の歓声が一段と高まる中、第一試合の対戦カードが発表された。

 僕の相手は――ガイアス・ヴァレン。

「いったい、どんな戦いになるんだろう……」

 胸の鼓動が高鳴る。

 やがて入場の合図が鳴り、僕たちは闘技場へと歩み出た。

 審判が手を上げて宣言する。

「試合、開始ッ!」

 ガイアスさんは長槍を構えた。

 僕は短剣を抜き、距離を詰める――が、彼はすべての攻撃を軽やかにかわす。

(この人……やる!)

 槍がうなりを上げて迫る。速い、鋭い、避けづらい!

 呆然と防戦一方になっていた僕は、必死に考えた。

(このままじゃ押し切られる……!)

「スモーク!! ×2!!」

 唱えた瞬間、いつも以上に濃い煙が会場を覆った。

 魔力感知で相手の位置を探り、背後に回り込む。

「チェイン!!」

 鎖が出現し、ガイアスさんの体を絡め取った!

 煙が晴れ、観客が息を呑む。

 審判の声が響く。

「――テンカウント! 勝者、蓮!」

「ふぅ……とりあえず一勝目!」

 鎖を解除すると、ガイアスさんが笑顔で手を差し出した。

「素晴らしい戦いでした。また機会があればぜひ戦ってください」

「こちらこそ、ありがとうございました!」

 握手を交わし、僕は控室に戻った。

「お疲れ様! すごかったよ、あんなに濃い煙幕を張るなんて!」とエレナさん。

「呆然一方から一気に逆転するなんて……本当にすごいです!」とライガ。

「ありがとうございます。あの人の槍、縦横無尽で避けるのが本当に難しかったです」

「ところで、次は誰の試合ですか?」

「次は俺ですね」とライガが言った。

 相手は、エレナさんの部下――副団長アンフェンスさん。

「え、あの人も出るのか! ライガ、頑張れ!」

「ありがとうございます! しっかり勝って、あなたと戦えるようにしてきます!」

 そう言って入場口へ向かうライガの背中を、僕は静かに見送った。

いよいよ武道会が開催されました次回もお楽しみ

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