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第2話:なんでも屋と剣の修行

今回第二話を書きましたぜひ読んでください

「エレナさんは、あと十日後に出発ね」と言った。

だから僕は、この十日間で少しでも強くなりたいと思った。

「けどな……どうしたらいいんだ?」

そう考えていると、ふと一つのアイデアが浮かんだ。

「エレナさん、少しお願いがあるんですけど、いいですか?」

「何?」

「あの……僕、なんでも屋を開こうと思います!」

そう言った瞬間、エレナさんはまたもや驚いた顔をしていた。

翌日。

僕は外にいた。何をしているかというと――草刈りだ。

昨日、エレナさんに頼んで僕の“なんでも屋”のことを宣伝してもらった。

そのおかげで、早速依頼が入ってきたのだ。

「うわ、いきなり草刈りか……でも、これも経験だ」

僕は少し緊張しながら、道具を握った。

朝の日差しは優しく、草は露で濡れている。

刈るたびに汗が流れ、体がきつい。

でも、その分、少しずつ力がついている気がした。

――この十日間で、少しでも強くなるんだ。

「よし、頑張ろう」

心の中でそうつぶやきながら、僕は草むらに手を伸ばした。

泥まみれにはなったが、ものの二時間ほどで終わった。

依頼主に報告すると、驚かれた。

「もう終わったのか?! すごいな! これからも頼むよ!」

そう言ってもらえて、思わず嬉しくなった。

作業後、ステータスを確認する。

三十の経験値が入っていた。

それに、見慣れない“GP”という項目もあった。

「GP? なんだろうこれ。今は25しかないな……まあいいや」

次のレベルまであと70の経験値。

「よし、頑張ろう!」

そう言って、僕は次の場所――剣道場らしき場所へと向かった。

そこには、すでにエレナさんが待っていた。

「来たな。やるぞ!」

「はいっ!!」

僕は武器召喚のバッジを構える。

実は昨日、エレナさんにもう一つお願いをしていたのだ。

「私に剣術を教えてほしい?」

「はい。少しでも強くなりたいんです。せっかく“あらゆる武器を召喚できる”スキルを手に入れたので、剣術は身につけておきたいと思いまして」

エレナさんは少し考えた後、微笑んだ。

「いいわよ。ただし――本気でやるから、覚悟してね?」

「もちろんです!」

そして今、第一回目の修行が始まる。

審判の声が響いた。

「始め!」

「来い!! ソード!」

バッジが光り、片手剣が姿を現す。

そのまま僕は、一直線にエレナさんへと突っ込んだ。

対するエレナさんの武器は――常識外れの大剣。

あのサイズを軽々と持っているのが信じられない。

「はあっ!!」

「せいっ!!」

剣と剣が激しくぶつかる。

バーンッ!

凄まじい衝撃。僕は思いっきり吹き飛ばされた。

「いってぇ……!」

地面に転がりながらも、すぐに立ち上がる。

「次は……こっちから行く!」

再び突っ込む。

今度は冷静に、相手の動きを見極めながら。

エレナさんの攻撃が来る――その瞬間をかわして、

僕は叫んだ。

「スラッシュ+ウォーター! ウォーター・スラッシュ!!」

剣に青い光が宿り、水流の刃が放たれる。

ほぼゼロ距離で放ったにもかかわらず、

エレナさんは片手でそれを受け止めた。

「なっ――!?」

驚いた瞬間、彼女の拳が僕の腹に入った。

「ぐはっ!」

視界が一瞬揺れて、そのまま僕は地面に倒れた。

「くそー……」

「とてもいい線いってたと思うよ」

エレナさんが言った。

「けど、剣の振りが大きすぎる。それに動きが単調すぎる。だからすぐに読まれちゃうの」

「……はい」

悔しかった。でも確かにその通りだった。

ステータスを開くと、レベルは上がっていなかった。

だが、基礎能力は少し上昇していた。

「少しずつだけど、成長してる……」

そう思えた。

ちなみに今回の戦いでわかったことがある。

――普通に魔法を打つと、魔力の消費が激しい。

でも剣など“武器に魔力を纏わせる”と、

消費を半分に抑えられるのだ。

「魔力35じゃ、まだまだ慎重に使わないと……すぐに戦えなくなってしまうな」

もっと強くならないと。

そう強く思った。

友好国への出発まで、あと9日――。

次回:「料理の依頼と新たなスキル」

楽しんで読んでもらえましたか?これからもコツコツと頑張って行くので応援お願いします

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