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第21話 貴方は僕にとっての太陽

今回いよいよ21話です

ライガと握手して認めてもらって数日後、僕は朝早くに起き、準備を整えていた。ちょうど準備が終わったタイミングでライガが部屋に入ってきた。

「蓮の兄貴、何してるんですか?」

「今日、約束していることがあって、アルシエルに向かうんだ」

「ライガにも来て欲しいんだ。護衛としても、友としても。いい?」

「もちろんです!兄貴の願いならもちろん叶えますよ。じゃあ、僕も準備してきます」と言って、ライガは部屋を出て行った。

僕は孤児院に向かい、いつも通り声をかけた。

「アンシャさん、きたよ」

「蓮さん、ありがとうございます。今行きますね」と微笑みながら歩いてくる。

「それじゃ、行きましょう。今日、この前決闘して護衛してもらったライガも同行するから」

「わかりました。ちょうど会いたいと思っていたんですよ」とアンシャ。

しばらくしてライガと合流し、馬車に乗り込む。途中、ライガは少し酔って顔色が悪くなる。

「大丈夫か、ライガ? 馬車がダメなら言ってくれ。最近手に入れた魔法で、テレポートっていうのがあって、一度行った国ならすぐに向かえるんだ」

「いや、大丈夫です。こんな俺のためだけに、蓮の兄貴の魔力を使わせるのは申し訳ないです」とライガ。

「いや、そういうわけにもいかないだろ。気にしないで大丈夫だよ」と僕が言うと、ライガは申し訳なさそうに小さく頭を下げた。

「本当にすみません、蓮の兄貴。いつかどこかでお礼させてください」

「アンシャさんはどうする?」

「私は蓮さんと一緒に馬車で帰りたいです。せっかくここに馬車が待機しているし」

「わかりました。では馬車はここに待機させておきますね」

アンシャに「どこに行きたいですか?」と尋ねると、

「けどまず蓮さんがやらないとダメなことがあるんでしょ? それが先で」と答えられ、僕とライガは歩き出した。

ついた場所はイリスさんの城。中に入り、アンシャさんだけ待たせ、僕とライガだけで扉の中に入った。

「どうも、イリスさん、きましたよ」

イリスさんは笑顔で迎えてくれる。

「こんにちは、蓮さん。そして最近護衛になったライガさんも」

「よ、よろしくお願いします、イリス王女」とライガは緊張しながら挨拶。

今回の話は、先日の会議の件に関する謝罪と、今後の外交の手伝いのお願いだった。

「もちろんです。お手伝いさせていただきます。行かれるときは声をかけてください」とイリス。

少し話をしてから外に出て、アンシャさんと合流。

「アンシャさん、どこに行きますか?」

「じゃあ、この近くのデパートに行きたいです。服を見たり、花を見たりしたいです」

「わかりました。では行きましょう」

デパートは賑わっていた。最初に服屋に行き、アンシャさんは二つ服を持ってきた。

「どっちが私に似合いますか?」

「ピンクのワンピースが似合うと思います」

「わかりました。じゃあこちらを買います」

「じゃあ僕が買いますよ」

「いいですよ、私もお金はあるんですけど」

「いや、ここは僕に買わせてください。この前の詫びとして」

「確かにそうですね。じゃあよろしくお願いします」と意地悪な笑みを浮かべるアンシャ。

その後、花屋に行き、僕もライガの分を選ぶ。アンシャさんにはぴったりの花を見つけ、ラッピングしてもらう。

「蓮さん、貴方にピッタリの花を見つけましたよ!」

「ピンクのガーベラと黄色のガーベラです。花言葉は、ピンクが感謝と思いやり、黄色が優しさ。どれも貴方に当てはまると思いましたので、こちらどうぞ」と手渡された。

「ありがとうございます。僕からもこれどうぞ、オレンジのガーベラです。花言葉は“貴方は私の輝く太陽です”。アンシャさんは太陽みたいな存在なので」と渡すと、アンシャさんは抱きついてきた。

「ありがとうございます。これからも貴方にとってそういう存在でいたいです」

「ありがとう。僕はライガの分も選ぶんで少し待ってて」

ライガのところに戻り、花を渡す。

「花ですか? いや、さすがにもらえませんよ」

「これは護衛としてじゃなく、友として渡したい。これからも世話になるから。花言葉は“強い意志”だ。これからもその強い意志を持って、僕や街の人を守ってほしい」

ライガは少し驚きながらも笑顔で受け取った。

「わかりました、蓮の兄貴。ありがたく受け取ります!」

その後、馬車で帰る間、アンシャさんは「今日はありがとうございました。とても楽しかったです」と言ってくれた。

「よかったです。でも、もう少し自分自身も大切にしてください。貴方がいなくなったら悲しむ人が近くにいるってことをもっと自覚してください」とアンシャさん。

「わかりました、気をつけます」と僕。

そのままアンシャさんは抱きつきながら眠ってしまった。

「またどっかいっちゃわないようにこうしときますね。ヴァルセインに着くまでそうさせてください」と言い、僕の手をしっかり握ったまま眠りについたのだった。

国際会議がひと段落してよかったですねこれからもよろしくおねがいします

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