極度のヤンデレから海外逃亡してみたwwwww
処女作です。最後まで読んで頂けたら嬉しいです。
誤字、脱字あると思いますが思いますがお願いします。
「なんでさ、瞬はさ、私という存在がいながらさ、ほかの女の子ばっかり見るわけ?」
「いや別に、たまたま視界に入っただけで…」
「もうほんとに信じられない。次こそは、ちゃんと妊娠して責任を取らせるんだから。アフターピルなんて飲ませられて、私がどれだけ辛い思いしたかわかる?」
「いや、アフターピル飲むとか当たり前だし、ゴムを普通するもんだから。」
なんでこのイカれ女はそんなことも分からないんだろう?
なんてことを言えば、どーせ泣き出して俺のせいにされるんだからいいや。
俺の親も完全にあっちを信じてるし、無理だな。
幼稚園までか。あいつを可愛いと思ってたのは。
あの時は、プロポーズみたいなことしたけど、さすがに覚えてないよな?
まぁ、いいや。俺の彼女の名前は松本楓。
幼稚園からの付き合いだ。羨ましい?そんなわけない。
幼稚園の頃から、ほかの女の子と喋るだけで怒るし、泣く。俺が謝るまで泣き止まないし親たちは完全に俺のせいだと思って、謝らせようとしてくる。
中学生で諦めたぜ。彼女を作ることを。
何度もモテるようにサッカーやったり、学年で1位取ったりしたが無駄だったぜ。
あいつも彼女という存在を知ってから、俺の家で言ってきたよ。当然断ったけどやっぱり泣く。
今回ばかりは俺もなかなか折れなかった。
ギリギリまで抵抗してやったぜ。1週間にも渡った。あいつもびっくりしてたな。
いつもは俺が諦めてやるから良かったものの。ああ。だから、勝手に親が付き合ったことにさせやがった。
だから、学校では思いっきり否定することができる。
そう思っていたのに、学校で広めてやがった。それも襲われて脅されたという噂付きで。
してやられたと思った。それからもさまざまな嫌な噂で友達もどんどん減っていった。
中学校になる頃には、もうぼっち。俺の話す相手といえば楓だけ。
しかし、こうなることは昔から予想していた。
このためにお年玉を毎年貯めて、少ない小遣いをちょっとずつ貯めて、株に挑戦したけど、失敗して。
でもな、やっぱり神様は見捨ててなかったようだぜ。
俺には、小説の才能があったようだぜ!
たまたま、小説投稿サイトに投稿したら、見事に大当たり!
まあ、よくある主人公最強異世界転生なんだけど、書籍化まで持っていってやったぜ!
中学生の身でよくやったと思うぜ。もちろん親には言ってない。
いうわけないけどな。そこは、切り札の叔父さんだ!
叔父さんは、いたずら好きでよく遊んでたんだ。
連絡したら、そりゃOK。事情を話すと、にこにこしてたぜ!
編集部の人も親切で良かったぜ。分かりやすく説明してくれて、印税やら税金やらの話は全部あっちに任せたよ。
俺の通帳に勝手に入る仕組みだぜ!
高校に入学してからもあいつに付き纏われて大変だったぜ。
高校からは本格的に海外進出に力を入れて行ったぜ。
パスポート作りや、外国語の勉強が1番大変だったぜ!
英語に中国語、フランス語にドイツ語。
これで多言語人だせ!俺の小説はアニメ化まで決まったらしい。天才すぎかよ。俺。
まだまだ準備は必要だ。護身術に、合気道。通信で習ったけど、お世話になりそうだせ!
これで準備は万端だ。卒業まで待つ?そんなことはしないぜ。担任にも話は通してある。ふふふ…理解のある担任で良かったぜ。まさか、俺の小説の愛読者なんてな!サインなんてしたら一発だったぜ!
親も、楓も驚く顔が気になるぜ。ふふふ…
今日で夏休みの終了だ。他の高校生は憂鬱だと思うが、俺は違う。念願の海外だ。準備は完璧!
あいつの家は金持ちだから尾行されないように細心の注意を払いながら空港に着いたぜ。
これからが俺の第二の人生だ!あばよ日本よ!
今日はなぜか来てないみたいね。ちょっと執事たちに連絡しなきゃ。
ん?尾行を撒かれた?ちっ。何かする予定みたいね。
あいつのすることはろくなことがないわ。帰りに家によってやるわ。あいつの好きなお金でも待っていけばどーせなんとかなるわ。
え?家に帰ってきていない?おかしいわ。家出?それなら全国中に探しにいかせるわ。
日本にはいない!?そんなことって。確かに1週間も見つからないなんてあり得ないわ。すぐに直近1週間の渡航記録を確認して。
え!?アメリカに渡航している?そんな!お金やパスポートなどもいつ準備したの?それに親にも一言も言ってないなんて。それに英語とかも話せるのかしら。でも絶対に逃さないから。明日にはアメリカに行ってやるわ。ふふふ…絶対に逃さないから。
ふー。ちゃんと飛行機が動いてくれたぜ!これで墜落とかいったら、神様を呪うところだったぜ。
もたもたしてると、すぐにあいつの追手がくるから急いで身を隠さないと。だがな!もうすでに手は打ってある。
「瞬が学校に来てない?なにしてんのあいつ。楓ちゃんに迷惑かけて、電話も繋がらないし。どうせ叔父のところだからすぐ帰ってくるわ。本当に親不孝なやつ。」
「急いでアメリカまで来てみたけれど、瞬は私のお出迎えすらもしてくれないのね。本当に帰ってきたら教育しなおさなきゃね!」
あいつも流石に居場所が割れているとは思ってないでしょう。ふふふ、私の手から離れるなんていい度胸だわ。次、日本に帰ったときは子供を産むまで監禁するのがいいわね。早く瞬の嬉しそうな顔がみたいわ!
執事達によるとここの宿に泊まっているそうね。あれ?誰もいない。どうなっているの!
瞬と同じ服装をした男が10人ほどいる?それも違う国々に?やられたわ。すぐに本物を突き止めてちょうだい!
あいつも今頃、困っているころだろう。10人ほど依頼をして俺の変装をしてもらったからな!あともう少しで念願のあれが完成するんだ!
はははっー!!あれさえ完成すればあいつも改心してくれるはずだぜ!いや、してくれなきゃ困る!
あいつの悲しむ顔が今すぐ思い浮かぶぜ!あと少しだからな!待っとけよ楓!
瞬の居場所がやっと掴めたわ!この曲がり角を曲がったとこのホテルにいるのね!私をこんなにも寂しくさせたなんて、絶対に許さないからね!
「え!?なんで燃えているの?一体どういうこと?」
楓が曲がった先のホテルでは炎が大きく風に吹かれていた。
周りには野次馬のような人が群がっている。決死に消火しているが建物はすでに全壊状態だった。
「ねぇ執事!瞬はここにはいないんだよね。ねぇってば!」
執事は何も答えなかった。いや、何も答えることができなかった。楓は悟ってしまった。
「ねぇ、どうして瞬はいつも私の前からいなくなるの!なんで!ねぇ、教えてよ。瞬ー!」
楓はその場に座り込んで涙を零し始めた。どうして瞬にもっと優しくしなかったのか、と後悔した。泣いて泣いて目が腫れていた。
もし、もし瞬に会うことができるのならば今までのことを全部謝ろうと、無意識に考えていた。それはいわゆる現実逃避だろう。しかし、
「ひさしぶりだな、楓!」
後ろからいつも聞いていた懐かしい声がした。それは楓が一番聞きたい声だった。
「ねぇ、瞬なの!?瞬なんだよね!ごめんなさい!本当に今まで酷いことをしたわ!もう彼女にしてなんか言わないから!
も、もう一度友達から始めさせてください。」
楓は振り返ってそう言った。
「しょうがねーな!ほら、さっさと帰って飯食べよーぜ!」
ふー、ちゃんと成功してくれたな。楓もちゃんと分かってくれたよーだし、これにて一件落着ってな。
燃えたのはちゃんと買収した誰もいないホテルだぜ。執事だって楓の態度には手焼いてたからな。ちょっと協力してもらったぜ。
日本に帰ってから親にめちゃくちゃ怒られた。まぁ、楓も叔父さんも一緒に怒られてくれたからそこまでだったけどな。
学校でも楓が、ちゃんと弁解してくれたから誤解は解けたようだせ。みんなからも謝られたよ。
そして、友達もできた。海外に行った話などしてたら盛り上がっちまったぜ!これも才能かな。
これからが俺の高校生活だせ!待ってろよ俺のモテ期!
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