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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

三年間好きだった

作者: 鈴木将太

私の人生、不安がないという嘘をついてみた。だからと言って、不安はなくならない。


私は高校を卒業する時に三年間好きだった女子に告白した。だが、返事はなく、その目はただ軽蔑して、冗談だろうと笑いながら軽く流された。元々、彼女とは友達として仲は良かったが、私はそれ以上の関係になりたいと望んでしまったのだ。望んだ結果、罰ゲームかと思われたのだろうか。だが、彼女に迷惑をかけてしまったことには変わりない。


告白してから暫くして、昔の部活の仲間と出会う機会があった。私は今まで長かった髪を切って、小学生みたいだった服も眼鏡もやめて、高校と同時に卒業して、彼女と出会ったのだ。

案の定、誰だ。と周りから言われて弄られたりしたが、本命の彼女はなにも言わなかったし、私も声をかけなかった。

彼女も所謂大学デビューと言うものだろう。髪の色を変えてピアスをして、今まで私が見たことのない服を着ていたのだ。私は少しばかりショックを受けた。私は彼女の性格は勿論、頭から足の先まで全てが大好きだったのだ。愛していたのだ。

彼女の少し癖がある髪の毛も優しい香りのする匂いも全て変わってしまった。

はて……私は一体誰といるのか。目の前にいる人は誰だ? 

私が三年間愛した彼女はどこに消えてしまったんだ?


多分、そのことを伝えてしまったら、冷酷な目で「関係ない」と突き放されるだろう。

だから、私はこの恋をひっそりと終わりにしよう。彼女とはただの女友達に戻るしかないのだ。



私は彼女とは同じ部活で三年間仲が良かった。三年間、私のよい友達でいてくれてありがとう。私は貴方のような人と友達になれて幸せです。


それでは、さようなら。



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― 新着の感想 ―
[良い点]  思い続けるのは素敵です。 [一言]  告白できるのは羨ましいです。
2016/04/03 19:57 退会済み
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