8月祭り1
「夏だ!海だ!祭りだああああ!」
「文夏!うるさい!みんなみてるよ!?恥ずかしくないの!?」
「騒ぐぞーーー!食うぞーーーー!」
「少しは聞いて!?」
私は文夏と2人でお祭りに来ていた。
ここの街にはこの季節になると大きなお祭りをする。お神輿や屋台が2週間ほど盛り上がる。町の外から来てる人も珍しくない。
「この祭りを楽しみにしてはや5年…」
「去年も来たってさっき話してたよね。」
「私は屋台の食べ物を食べ尽くすために生まれた…」
「太るよ?それにすごい量だから、無理でしょ…」
「さぁ…何から倒してやろうか…」
「もう、先行くよー。迷子になっても知らないからねー」
「ごめんごめん!って、本当に先行かないでーーーー!」
などと言いながら祭りをなんだかんだで楽しんでいた。
浴衣を来て友達と祭りにくるのもこれで4年目。それも二週間ほとんどだから、お金がすごい速さで飛ぶのです…
「ねぇ!祭りだから、あれ食べよ!
かき氷!」
「いいけど…初めから氷って、お腹冷えるよ?」
「いーーーのーーーーー!」
とかいいながら、文夏は、ブルーハワイ。私はイチゴを食べながら歩いていた。
「あれ?あれって成田と佐々木じゃない?あともう一人は誰だろ…?」と文夏が言ったところで翔太も気づいたよで
「「あ」」
と私と声が重なってしまった。
あの電話以来だったので、少し気まずい空気になったがすぐにもう1人の玉井 歌音が壊してくれた。
「あれー、麻梨と…確か…佐伯?じゃん!」
「なんで名前知ってるの!?」
「いや、よく声外まで聞こえてるし…」
玉井歌音は、女の子のような名前だががっつり男子である。翔太と成田と同じテニス部だ。私は小学校の頃から同じであの6年生の頃に3人とも同じクラスで、お世話になった人達でもある。
「なぁ!せっかくあったんだから一緒に回ろうぜ!」
「えーかき氷早食いに勝ったらいいよ?」
「よしきた!」
「今食べたのにまた食べるの!?」
玉井は文夏の誘いに見事勝ち一緒に回ることになった。