7月変化(閉ざされた心)
それからというもの、1人にならないように生きてきた。(といっても一年だが…)中学生にもなってみっちゃん達とはクラスは離れ、新しく文夏などが友達になった。クラス替えも友達作りも困ったことのない私は、やはりこの時も困ることはなかった。
すぐにたくさんの友達に囲まれていた。しかし、あの時の衝撃は忘れれずにいた。
1人でも多くの人を友達にする。
クラス全体と友達になる。
自分がいなくなったら困るような存在になる。
自分勝手にならないようにする。
などと、友達ばかりに気を使って生きていた。
誰からも必要とされる人になろうと…
そんな、中学生になってからは、毎朝の登校は自由だった。
自由だったのだが、それでもみっちゃんともう1人田中 紗江と一緒に登校してた。サエは、頭もよく、スポーツも出来、すごく負けず嫌いな子で(みっちゃんも同じなのだが…笑)毎朝バカな話をしながら歩いていた。そんなサエとも今は同じクラスだ。2人とも頭がいいから私をばかにしながら歩いていることが多かった。それをいちいち気にするような事ではみんなに必要とされる人にはなれないと思っていたは私は、
「えへへ、そうだよね〜。頑張っても取れないから不思議だよね〜」
などと言いながら歩いていた。
しかし、こんな私だって、小学校までは高得点をとっていたさ!2人には及ばないけど…70点や80点ぐらいは!中学になってからは、キャラ作りのために急激にアホな点数を取ろうと思っていたのだが…
点数は、緩やかに落ちていきとまることなく30点をたたきだすほどになってしまった…さすがに親に怒られ、もう勉強をさせられ1学期の期末では、同じ教科を93点叩き出し、不安定な点数をとっていた。