やっぱり貴方が好き。
やっぱり好き。
別れたけど、私はやっぱり貴方が好き。
この声がもう届かないのはわかってる。
私は貴方の電話番号をアドレスから削除してしまった。
もう、貴方に電話をかけることはできない。
メールを送ることもできない。私ができることは何もない。
遠くに行ってしまった大好きだった貴方。
いつからか、想いが少しずつすれ違い始めていたみたい。
最初は、ほんの少しの違和感だった。
だけど、徐々にそれは広がっていって、今の私達の関係に。
気付けば、私と貴方は喧嘩ばかりの毎日。
いつからすれ違っていたのか、考えたところでわからない。
どうせその答えがわかったところで、昔には戻れないし。
私は貴方を忘れたくて、貴方の記憶をすべて燃やした。
貴方とのプリクラ。貴方の歯ブラシ。貴方のアドレス。
私の身の回りのものから、貴方の存在を消した。
それは、正確には忘れたかったわけじゃなくて、
大好きな貴方を思い出したくなかっただけなのだけれど。
だって、貴方を思い出すと、感情が甦るから。
好きで好きで、夜眠れないくらい貴方を想っていた毎日。
愛しているからこそ、声が聞きたくて急に電話をかけたくなる衝動。
何もかもが、私と貴方の存在を呼び起こしかねない。
だから、私は貴方の存在を断った。 それは、好きすぎるが故に。
だから、私は願うよ。
貴方には幸せになって欲しいから。
例え、相手が私じゃなかったとしても、
私は貴方がこれからを沢山笑っていられることを願ってるよ。
まだ、他人の幸せを願えるほどには立ち直れてはいないけど、
それでも、やっぱり、貴方が好きだから。 貴方のことを想ってるから。