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第一章 地球連邦日本軍
自衛隊を母体とする地球連邦日本軍は、プロメテウス科学総監の指揮の下、三機の可変戦闘機を合体させることで完成する新兵器『ゴッドアームズ』を完成させていた。(以下、GA)
一号機・海燕、
二号機・八尺烏、
三号機・闇蝙蝠
である。
合体の中心を入れ替えることで、全く別の用途のGAに変わってしまうのである。
海燕の場合は、JLG-001スサノオ。陸戦機である。
八尺烏は、JAG-001アマテラス。空戦機である。
闇蝙蝠は、JMG-001ツクヨミ。海戦機である。
「プロメテウス総監!」
「おお!日本軍総司令殿!」
日本軍総司令が、プロメテウスに敬礼をした。
「はは・・・呼び捨てで結構。」
「いえ・・・あなた様は、二度に渡って我ら人間に『火』を与えてくださった『神』ですからな。無碍にもできませんぞ!」
「あのときも、今も、『神帝』ウラノスの指針にはついてはいけません。神々は、人にも心があることを知るべきなのです。」
プロメテウスは、空を見上げた。