僕は君の細胞一つ一つに溶け込んでいく!
”僕は君の細胞一つ一つに溶け込んでいく!“
僕には途轍もなく大好き過ぎる女性がいる。
でもその女性は僕がこんなにも大好きだとは知らないだろう。
ただただ僕が働いているバイト先の隣のカフェで働いている
バイトの女の子。
・・・それに僕には今付き合っている彼女もいるし。
だけど? 彼女とは週に1回しか会わない、彼女と一緒に居ても
なんだか一人で居るのとあまり変わらないでいた。
お互い一緒に居るのに、それぞれ違う事をして違う事を考えている。
こんな状態でも僕はまだ彼女と別れず付き合っているのは何故なのだろう?
情けないのだが、”きっと今大好きな女性に僕は絶対に振り向いてもらえない
と思い彼女と別れる勇気がないのだ!“
だから今の彼女は、”僕の逃げ道として取って置いているだけだと思う。“
好きでもない彼女と僕が別れない理由はこれだ!
ただ”彼女から僕と別れたいと言ってきたら直ぐに別れるつもりでいる。“
僕もそこまでして彼女と付き合って行く気もないし。
彼女に別れ話を切り出されたら、もう最後にしようと思っているんだ。
だけど彼女から僕と別れたいと言う気配はない!
だから僕は今の彼女と別れないんだ。
【ドーン】
『ごめんなさい、大丈夫ですか?』
『えぇ!? ああ、ううん、大丈夫だよ。』
『”あぁ? 隣のお店で働いてる方ですよね?“』
『・・・そ、そう、何回か見かけた事があるよね。』
『良かったイイ人で! 凄く優しそうな男性だなって
思ってたんですよ。』
『”僕も可愛らしい人が居るなって思ってました。“』
『もぉ~お世辞でも嬉しい!』
『”もし良かったら、連絡交換しませんか? いや、別に嫌ならいいですけど、“』
『えぇ!? こちらこそいいんですか? 交換してください!』
『勿論! 交換しよう。』
『うん。』
・・・最初はお互い緊張していて、”敬語で話していたけど最後の方は
打ち解けたのか? 敬語はやめてラフに話していたと思う。“
僕は直ぐにカノジョにメッセージを送り、先は凄く話せて楽しかったと
送ると? カノジョの方も今度時間が合ったらお茶でもしましょうと
メッセージが返ってきた。
だから僕はそれを現実にする為に、具体的に何時に何処でお茶しませんか
とメッセージをすると、カノジョもいいですよと返してくれた。
あの時の僕は相当、浮かれていたと思う!
まさか? 勝手にずっと大好きだった女性と二人でお茶が出来るなんて、
想像もしてなかったからその日の夜は興奮してなかなか寝付けなかったな。
*
その後、それがきっかけで”僕とカノジョは仲良くなっていった。“
二人でご飯を食べに行ったり、僕はカノジョの部屋に泊る事もあった。
実質、これはもう”僕のカノジョのなのだろう。“
だけど? まだ僕は2年も付き合っている彼女が居て別れていないのだ!
別にそうしようと思ってそうした訳じゃないんだけど、、、?
”これって間違いなく二股だよな。“
だから僕は2年間付き合った彼女に別れ話を切り出す覚悟を心に決める!
『”ごめん、急に呼び出して。“』
『”ねえ健太! 私達、結婚しない?“』
『えぇ!?』
『”もう健太と付き合って2年になるし、もうそろそろ私の親にも会って
ほしくてさ。“』
『・・・えぇ!? ああ、それは、』
『”じゃあ、来週の日曜日! スーツ着て来て、私の親に会わせるから!“』
『・・・ちょ、ちょっと待って、』
『”約束だからね! 待ってるから。“』
『・・・・・・』
結局、僕は彼女に別れ話も出来ず彼女の両親に会いに行く事になってしまった。
だけど、僕には大好きなカノジョが居る。
もう既に、”僕はカノジョの細胞一つ一つに溶け込んでいっているんだ!“
僕の細胞は完全にカノジョだと答えを出しているのに現実はそう出来ない。
このままだと? ”好きでもない彼女と結婚する事になってしまう。“
僕は一体、どうしたらいいのだろう?
白黒ハッキリ言えない僕はこのまま彼女と結婚してしまうのだろうか?
それとも思い切って、”大好きなカノジョと結婚するべきなのか?“
優柔不断な僕は未だにハッキリと答えを出せないでいる。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。




