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神に愛された者たちの戦い  作者: コウ


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2/4

追放

続きです!まだまだ先は長いですが書くの楽しい!何話か出して週一更新にします!

神殿を出ても、ざわめきは止まなかった。


「あれが悪神の祝福か……」


「よりにもよってバルアーク家の長男とはな」


視線が刺さる。


さっきまで称賛していた口が、今は蔑みに歪んでいる。


屋敷へ戻る道のりは、異様に長く感じられた。


そして、父は淡々と告げた。


「今夜のうちに出て行け」


感情はない。


怒りも、悲しみもない。


ただ、処分を下す者の声だった。


「お前はもう、バルアークではない」


その言葉で、すべてが終わった。


背後から足音。


振り向けばノクスが立っている。


創造神の祝福を受けた、新たな後継。


「兄上」


口元に浮かぶ笑み。


「これが、器の差というものですね」


扉が閉まる。


王都の門まで衛兵に送り届けられ王都の外へと出た。


王都の門が、背後で重く閉じた。


振り返らない。


振り返れば、きっと足が止まる。


「……悪神、か」


自嘲気味に呟いた、その時だった。


視界の奥に、淡い光が滲む。


——《祝福情報を表示しますか?》


思わず息を呑む。


誰もいない夜道。


なのに、確かに“そこ”にある。


意識を向けると、半透明の画面が開いた。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【祝福】


名称:■■■■■■■■

加護種別:???

権能:解析不能

適合率:100%

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


「……は?」


名前が、読めない。


文字が崩れ、歪み、まるで存在そのものを拒むように伏せられている。


悪神——


そう断じられた存在の名すら、俺には見えない。


だが一つだけ、確かなことがある。


適合率:100%


震える指先を握りしめる。


「俺は……選ばれている?」


世界に拒まれたはずなのに。


何もわからぬまま、俺はただ歩き出した。

まだまだ登場人物は少ないですがどんどん出てきます!

面白かったら反応してくれると嬉しいです!

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