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第三話 温かい思い出

目覚めたら朝だった。今日は、天気がいい。

窓からの光が眩しくてカーテンを閉めた。

こういう時こそ出かけたりするべきなんだろうけど、何もしたくなくてベッドに寝転び動かず過ごす。

怠惰だなぁ…なんて思いながらも動けないんだから仕方がないじゃないか。

「そういえば前にご飯食べたのっていつだっけ…」

家には今、私一人だから自分でご飯を用意しないといけないんだけど、用意する事さえもできる気がしない……身体が怠くて仕方がない。

あの子もご飯を自分で用意していたな。

なんて思い出す。

私の親友は、毎日可愛いお弁当を作っていた。

料理が趣味だったらしい。

私が海苔も具もない塩おにぎりを食べていた時に

「そんなんじゃ栄養偏るでしょ!」

と言っておかずを分けてくれた。

気づいたらお弁当を私の分まで作ってくれるようになった。

それはとても美味しくて家で食べる冷たい料理よりも温もりがあった。

あの子は悩みなんてなさそうで、

いつも笑顔だったから、

私は羨ましい思っていた。

羨ましくてちょっと恨んだりもしていた。

自ら死を選ぶような子だとは思っていなかった。

もっと話をしっかり聞いてあげれば良かった。

もっと遊びたかった。

ずっとそばにいたかった。

「こんな事を考えていても仕方ないよね。」

なんて思いながらベッドで眠りにつく事にした。

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