第一話 このまま目覚めなければいい
くるくるねじれる心情は
ぐるぐる回って亡くなった
ころころ転がる感情が
ぽろぽろ溢れて無くなった
アナタの心が分からない
私のココロは何もない
私は今日も夢を見る
覚めない日々の夢を見る
許して欲しいと請うたって
聞こえないよと耳塞ぐ
このまま消えてなくなって
そのまま目覚めなければいい……
私、夢見こころは、
そんな事を思い出して目を覚ました。
アナタとは一体誰のことなんだろう。
「あっ、今日は学校行かないと……行きたくないな」
ひとりの部屋でそう呟く。
高校三年生、大切な受験の時期…
あまり休みすぎると内申点に響いてしまう。
分かってはいるのだ…
そんな事は分かってはいるんだけども。
身体が鉛のように重い。
あれ、なんで学校行きたくないんだろう
…思い出せない。
友情とか愛情ってなんなんだろう。
友達ってどうやって信じればいいの?
裏切られるだけなのに。
昔、誰かが言っていた。
「人は誰しも裏切る事があるんだから、
裏切っちゃう事があったり、
裏切られる事があっても、
それは自分の選んだ事だって受け入れるしかない。」
だから、私は、その言葉通り受け入れた。
今までの選択は全部私のせいなのだ。
友達が自殺してしまったのも、お父さんとお母さんが仕事で忙しくて最近帰ってこないのも私のせいなんだ。
私が全部悪いんだ。
私ってなんで生きてるんだろう。
分かんないや。
「今日も学校行けそうにないな。」
私は、布団にくるまって学校をサボる事を決めた。
「さて、もう一眠りするか」




