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猿人転生  作者: 468◇
転生しちゃったよ...
2/3

01_02 アイムフレンドリー!

「うほほほ~ぅ!!!」

あ、今のは俺の声です。

え~、信じられないかもしれませんが...

俺、猿になったっぽいです。

そんでもって目の前には、俺そっくりな猿がいます。

き、君はもう一人の僕!

「ぐるる...」

...そんなわけないっすよね。

ていうか相手の猿めっちゃ警戒してるのがなんとなくわかるぞ。

とりあえず、なんとか警戒を解きたいが。

「うほうほっ!うほほ~!」

落ち着け!敵じゃないぞ~!という気持ちを載せて吠えてみた。

「うほ...」

おっ!効果あるっぽいぞ。

いけるいける!へ~い!アイムフレンドリー!

ちょっと余裕が出てきたし、相手を観察してみよう

顔は...まぁ普通に猿だよね。俺よりちょい優しめな感じ。

おいおい、俺より胸筋あるじゃねぇか。いいな~。

そのまま視線を下にずらしていくと、あることに気づいた。

ない...

こいつ、リトルサンがねぇじゃん!

メスだったのかよ!?

しげしげと見つめていると、メスの猿が近づいてきた。

わわっ、近づかれると迫力すげぇ。

そのまま匂いを嗅がれる。

あの~、ちょっと恥ずかしいんですけど...

すぐに解放されると、メスの猿は一歩離れて立ち止まる

これは、俺にも匂いを嗅げと言ってるのか?

とりあえず同じようにしてみる。

すんっすんすん... グゥ~ッド!

頭の中に浮かんだ変な眼鏡のばあさんを追い払いながら、獣って思ったほど臭くないんだなと考えた。

まぁ、思考回路が猿用にチューンされてるだけかもしれないけど。

そんなことを考えていると、メスの猿が...

言いづれぇや。あいつのことはベッツィーって呼ぶことにしよう。

ベッツィーが木に登って俺を見てくる。

ついてこいってやつか?

とりあえず登ってみるか。

幹を蹴って枝に手を伸ばす。おおっ!意外と登れるもんだな!

その後も、少し進んでは俺を見てくるベッツィーの後をついて行った。

あ、この枝どうしよう... ずっと持ってきてるよ...

ふと地面を見るとつる植物が生えている。

...この枝捨てるのもなんか違うよな。もう相棒みたいなもんだし。

地面に降りてつるをむしる。うん、いい長さだ。

腰に巻き付け縛ったら、体とつるの間に枝をはさんだ。

ええやんええやん。

不思議そうな顔で見てくるベッツィーをよそに、俺は剣士みたいでかっこいいな等と考えていた。

暫くベッツィーについて森を進んでいくと、

そこにはたくさんの猿が待ち構えていた。

ベッツィーが仲間になった!

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