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序章 変わらぬ日々

この世には不可思議な事が沢山ある

普段貴方の見ているものは

本当に他の人にも見えているのでしょうか?




ここは遥市(はるかし)にある

とある神社


毎年ここでは夏に大きな祭りが

開かれる


神社の横には大きな家と蔵

私の自宅だ



私の名前は望月(もちづき)(そら)

職業は小説家だ。

ペンネームは八木そら

あとは小遣い稼ぎのとある副業をしている



3年前に神主だった

祖父が亡くなり

今は私がこの神社の管理をしている

と言っても専門的な事は出来ない為

本当にちょっとした管理のみだ



私に両親はいない

私が生まれてすぐに両親は離婚した

父はその後病で亡くなったらしい

そして母は私が小学生の頃に

私を置いて男と出て行った

その後母はその男と車で事故に遭い亡くなった

そんな私を育ててくれたのが祖父だ



それでも私は寂しいと思った事はない

だって私には秘密の友達がいるから




「おはよう、境内の掃除して!」


私は蔵の扉を開き

手を叩いた

すると床に寝ていた者たちが

のそのそと起き上がった



「もうそんな時間ですかい…」

そう声を上げたのは盃だ


頭の角を撫で手に箒を持ち

立ち上がった



「主人様何か他にお手伝いする事は?」



どこからか浮遊して現れた

お鈴が声をかけてきた



「そこにあるゴミを袋にまとめておいて」



お鈴は承知いたしましたといい

ゴミを拾い集めている



もうお分かりいただけただろうか…

私の秘密の友達とは…

妖、所謂妖怪だ




私は物心ついた頃から

普通の人には見えない妖怪という者が

見えていた




私はその妖怪たちと

楽しく平和な日々を送っている



妖怪というと悪さをするイメージが

あると思うが

ここにいる妖怪たちは

そんな事はせず

お気楽な日々を過ごしているようだ



このお話はそんな私の

不可思議な日常を描いた物語



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