初めてのダンジョン探索〜その2〜
次の日からまた仕事だったのだが、俺は昨日のダンジョンのことで頭がいっぱいで、かなり凡ミスをしでかして上司に怒られてしまった、、、。
「やっちまったな、、、」
休憩スペースで1人で落ち込んでいると、見慣れたヤツが近寄ってきた。
「先輩!どうしたんですか?今日めっちゃ課長に怒られてましたね!」
俺をいじりに来たヤツは、俺の後輩の新道飛鳥だ。
「うるせぇ、俺だって仕事が手につかない日だってあるんだよ」
「彼女さんにでも振られました?」
「振られてねぇし、そもそも彼女いねぇよ」
「なんだ、つまんないですね。じゃあ、何があったんですか?」
先輩に向かってつまんない?コイツは1度説教しとかないとだな。
「あまり人に言いふらすことでもないんだけどな、、、」
俺は昨日ダンジョンに行ったことを話した。
「先輩、探索許可証試験受けに行ったんですか!?意外です!しかも受かってるとか」
何故か、小馬鹿にするよな感じて行ってきてムカつくな、、、俺だってそんなことする柄じゃないってわかってるし。
「そう言えば、先輩どんなスキル手に入れたんですか?」
まぁ、特に隠すことでもないし教えてもいいか。
「えっと【レベルリセット】ってスキルだよ」
俺がそう教えると、新道は携帯取り出して何かを始めた。
暫くすると不思議そうな顔でこちらを向いた。
「先輩、、、」
「ど、どうしだよ?」
「先輩のそのスキルもしかしたらユニークスキルじゃないですか?」
「ユニークスキル?」
俺がなんだそれって顔をしていると新道が説明をしてくれた。
「最初にダンジョンに入る際に、スキルを1つ貰えるじゃないですか。その際に稀に普通には手に入らない、レアなスキルを手に入れることができるんです。それがユニークスキルです。」
「な、なるほど」
「今ダンジョン一般開放が始まって色々と情報がネットに集まってきてまして、スキルなんかの情報サイトなんかもあるですが、先輩のスキルは載ってませんね。」
「じゃあ、ユニークスキルなんだなこれ。でも、【レベルリセット】って使い方もわからないし、使えないぞ」
「んー、条件とかなんかあるんじゃないですね、、、」
「条件か、、、今後色々試してみるか」
俺達は休憩を終え、仕事に戻ることにした。
そこから休みまで俺は、ダンジョンの事は忘れる事にして仕事に集中した。
そしてまた休日の朝を迎えた。
俺はベットから起きベランダに出る。
「今日無理せず頑張るぞ!」
また空に向かって叫んでしまい、俺はそっと部屋へと戻る。その後は、朝食を取り、身支度を済ませ、荷物を持って電車で池袋ダンジョンへと向かった。
池袋ダンジョンに着くと前回と同じ様にトイレで着替えなどを済まし、今回はゲートへと直接向かいそのままダンジョンの中へと入って行く。
今日までに色々とネットでダンジョンについて調べたのだが、ここは1層目の草原エリアらしい。この先のどこかに2層目に繋がる階段があるのだが、俺はまだ見つけられていないので、今日はその階段を探すのを目標に頑張ってることにした。
早速俺は草原を進むことにした、5分ほど進むと、スライムを発見したので、クロスボウを構え矢を放つ。矢はなんと奇跡的にスライムに当たり、スライムはそのまま弾けた。
「やったぞ!初めて当たった!」
初めて当たったことに喜んでいると。
『レベルが上がりました』
前回みたウィンドウが現れた。今回は驚かずに、ステータス画面を開いて確認することにした。
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神崎 夕貴
レベル 3
SP 5
MP 10
力 15
守 13
魔 13
速 12
器 13
スキル
・レベルリセット
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ちゃんとレベルアップしてるな、今回のレベルアップでSPが5になったのでスキルを取得しようと思う。ネットで調べたのだが、SPを使用することで新しいスキルを手に入れることができるらしい。
「たしか、、、スキル取得画面オープン」
すると莫大な量のスキルがウィンドウに表示された。
「ちょまって前が見えない、、、」
これは今取るのは危険かもな、前が見えなくてモンスターに襲われたら一溜りもないな。
俺はスキル取得を一度中断し、フロア探索を再開することにした。その後、しばらく探索したが2階層へとある階段は見つけることができなかった。探索中スライム6体と遭遇したが特に危なげなく倒すことができ、今は1階層の入り口の階段の前に戻っている。
「午前中はこのぐらいかな」
俺は一度ゲートを出て、池袋ダンジョン内にある休憩スペースへとやってきた。昼食がてら安全なところでスキルの取得をしようと思う。
「スキル取得画面オープン」
先ほどと同様に大量のスキルの一覧が目の前に現れる。
こんだけ種類があると、どれを取得するべきなのか悩むな、、、。
今の俺は1人で探索してるわけだし、安全に探索できるスキルとかあると便利だよな。でも、魔法のスキルとかもあるからそれも憧れるよな。
「んー、、、」
「先輩!」
「うわっ!」
目の前にいきなり新道の顔が現れたのだ。俺は驚いた勢いで椅子ごと後ろに倒れてしまった。
「ちょ!?先輩そんな驚くことですか!?」
「いや、いまスキル取得画面を開いてて前が見えない状態で、新道が現れたから驚いちまった」
「あーネットでも話題になってましたねそれ、大量のスキル一覧ってヤツですね」
「そうそう。てか、なんでお前ここにいるんだ?」
「今更その質問ですか?、先輩これ見てください!」
新道はそう言うと、俺に探索許可証を見せて来た。
「これどうしたんだ?まさか転売してあるなかったとか?」
「違います!ちゃんとさっき試験受けてきて取ってきたんです!」
「そうか、お前そんなダンジョンに興味あったんだな」
「そりゃあ金になりますからねダンジョンは!」
やはりお前も金か、俺も人のこと言えないけどな。
「先輩さっきまでダンジョン入ってたんですか?」
「ああ、そんで今は休憩がてらどのスキルを取るか考えてたとこだ」
「




