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プロローグ

世界に突如ダンジョンが現れて、5年が経った。

一時は世界が不安や恐怖に包まれたが、各国の政府の迅速な対応で被害は最小限に抑えられた。

ダンジョンがあるこの世界が普通になっている。


俺は神崎夕貴かんざき ゆうき27歳の平凡なサラリーマンだ。ほんとに何も取り柄もなく平凡な人生を送ってきた。


こんな生活に不満があるわけでもないが、やり直せるなら花がある人生を過ごしてみたいと思う今日この頃だ。


今日も仕事が終わりで、まっすぐ家に帰っているところだ。

普段と変わらない道、変わらない景色、少し億劫になりそうだな。


「なんか刺激が欲しいな」


そんなことをポツリと呟いていた。


家に着きスーツを脱ぎ、冷蔵庫からビールを取り出しテレビをつけた。


「本日の特集はダンジョンです!」


ダンジョンが出来てもう5年か、、、時が経つのが早いように感じるな。あの頃は毎日テレビでダンジョンについてやっていたな。


「ダンジョンは5年前、突如世界各地に出現しました。しかし各国の迅速な対応で被害は最小限にとどめられました。

日本にも、池袋、上野、渋谷などにダンジョンが出現しました」


都心にダンジョンが現れた時は電車とか止まってたし、仕事も休みになったんだよな。


「続いて知らな人の為に、ダンジョンについて説明しますね。池袋、上野、渋谷にダンジョンの入り口があります。その中は何層もの空間になっております。そして、現在人類が到達している階層は5階層です。」


今までダンジョンには関わってこなかったし、興味もなかったが、まだ5階層までしか攻略できてないんだな。


「なぜダンジョン攻略があまりうまくいっていないかと言うとですね。ダンジョンの中にはモンスターと言う生物が存在しており、探索者を襲ってくるのです。要するに命懸けの攻略なので、進みが遅くなっているんです。」


モンスターか、ネットニュースとかで『ゴブリン現る!』みたいな記事を目にしたな。


「そして今なぜ、5年もたった今ダンジョン特集をやっているかと言うと!いよいよ明日ダンジョンが一般人にも攻略許可がおりるのです!」


そうなのか、今まで確か政府が管理してて自衛隊が派遣されてたんだよな。


「しかし、誰もが入れるわけではありません。政府が発行する探索許可証を持っている人でない、とダンジョンには入れないのです。その許可証は政府が行う試験に合格する事で誰もが手に入れられます。」


どんな試験なんだろうな、流行りモンスターと戦ったりするから身体能力とかの試験なのかな。



「今なぜこんなにダンジョン注目を浴びているのかと言うですね、ダンジョンの中には地球では手に入らない、貴重な物などが手に入ると言う情報がネットなどで出回っており、それを目当てに一攫千金狙えると言う事で注目されているんです!」


一攫千金か、、、俺も狙ってみたいけど本当俺は勉強も運動も普通の平凡野郎だからな、自衛隊が苦戦している何俺なんかが行っても痛い目を見るだけだよな。


でも、この平凡な人生を変えられるなら、、、。そんな淡い夢を抱きながら2本目のビールを開けた。

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