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月の蜘蛛の糸

「月往還機のコストの鍵は月上昇段の最小化です」青年は熱っぽく語る。

「それはわかってますよ。釈迦に説法と言うものだ。」とゆったり構える上司。

「そのためのテザー衛星です。月軌道から月表面近くまでワイヤーを懸垂させます。一方着陸機は帰還モジュールをロケットで弾道飛行させ、途中で無反動砲式に2つに分離、両者の間にワイヤを張ります。これをテザー衛星のワイヤと交差させ絡み合わせ、軌道船からワイヤを巻き取り、帰還モジュールを回収します。プロジェクト名はズバリ“月の蜘蛛の糸”!」

「芥川かね?私には壮大な釣りにしか思えないけどね。」


名刺を渡して「あなたは小説家なんですか?」と聞かれると「今はみなさんどなたも小説をお書きになるようですね」と恥ずかし気に微笑みます。

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