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8話 渋谷ダンジョンに行ってきた

暁はアイテムの査定が終わるまで渋谷ダンジョンに向かった。

渋谷ダンジョンに着いた暁は、周りを見回しながらダンジョンの出入り口まで進む。

渋谷ダンジョンは、世界中で初めてダンジョンが発生した時、現れた内の1つだ。

初めは混乱した渋谷の街だが、今では冒険者の街として賑わっている。



「おっちゃん、1本くれ」


「おう!1本、500円だ!」



暁は賑わっていた屋台の串肉屋で腹を満たす。

串肉屋の他にも祭りで見かける様な屋台が数多く並んでいた。



「まるで祭りみたいだな。いつもこんな感じなのか?」


「ダンジョンから帰ってきて腹を空かせた冒険者は、よく屋台で食べてくぜ」



おっちゃんは答えながら暁に串肉を渡す。


「ありがとう」


「おう!また来てくれよな!」



暁は串肉を手早く食べ、ダンジョンの出入り口に向かう。

ダンジョンの出入り口付近に多くの冒険者がいた。

仲間と話し合うもの、地図を広げるもの、武器のチェックをするもの。皆、武器を持ち、防具を着ているため、まさにファンタジー世界に入り込んでしまったような感覚に襲われる。

暁はアイテムボックスから獣王牙のシミターを取り出し装備すると、ダンジョンの入口横にある受付に出入り許可証を見せた。



「確認しました。どうぞお気をつけて」



受付にいた男性職員にお礼を言って、暁は巨大な門のある渋谷ダンジョンに潜った。





暁は渋谷ダンジョンの1階層に来ている。

渋谷ダンジョンは遺跡のような場所で地面や壁がタイルになっており、足場は悪くない。

そして何故かここも壁が光っており、視界は問題ない。

しかし、渋谷ダンジョンは分かれ道があり、獣王ダンジョンの様な一本道ではなかった。

1階層にはスライムがいた。

スライムは青色のアメーバの様な見た目で、体の真ん中に核のような赤い球体があり、恐らくそれが弱点だと思われる。

暁はスライムに鑑定をする。


種族名

スライム


スキル

斬撃緩和

微酸性液


ドロップ

???



暁は念の為隠密を発動させ、スライムに向かって剣を振り下ろす。



「ブシャーァァァ!!」



暁の当たり判定補正の斬撃を受けたスライムは、核が真っ二つに割れ、そのまま消滅した。

ドロップは小さな魔石だった。



「念の為、スキル無しでも倒してみるか」



2体目のスライムを見つけ、近づいていく。

スライムは暁に気づくと、ゆっくり近づいてくる。

暁はもう一度、スライムに鑑定をする。



種族名

スライム


スキル

斬撃緩和

微酸性液


ドロップ

魔石



スライムのステータスのドロップに魔石が追加されていた。

暁が倒したモンスターからドロップしたアイテムが表示されるようだ。

暁が剣を振り下ろすと、少しの抵抗を感じながらも、剣は刺さり核を破壊した。

スライムが消滅し、魔石が残った。



「スキルを使うと斬撃緩和を無視してダメージを与えられるのか?スライムのドロップは魔石だけみたいだし、あんまり旨味の無い階層だな」



暁は隠密を発動させ、スライムとは戦わずに下の階層を目指した。

階段を探している途中、何人かの新人らしき冒険者を見つけた。

新人冒険者達は、大きめのハンマーを使いスライムを攻撃していた。

剣で戦っている人もいたが、スライムの表面を滑り、なかなかダメージを与える事が出来ていない。

恐らくあれが斬撃緩和なのだろう。スライムを倒すのは基本ハンマーを使うらしい。



「俺の剣がそのまま切れたのは、多分この剣が強いからだよな?いやレベル差って可能性もあるな」



暁は悩みながら進んでいると、下に進む階段を見つけた。

暁が階段を降りると、2階層にはゴブリンがいた。

80センチ程の身長で緑の肌に腰布を巻いている。

ゴブリンを鑑定する。



種族名

ゴブリン


スキル

集団行動


ドロップ

???

???

???



やはりゴブリンだった。

敵を鑑定した場合、敵のスキルは詳しく見る事が出来ないようだ。

暁が剣を振り下ろすとゴブリンは呆気なく消滅した。



「ゴブリンの方がスライムより弱そうだな。でもスキルを見た感じ、集団で襲ってくるのか?」



ゴブリンのドロップは小さな角だった。



〈ゴブリンの角〉

ゴブリンの頭に生えた小さな角。角が大きい程強い。



暁はゴブリンの角をアイテムボックスに入れ、ダンジョンを進んでいく。

すると次はゴブリンが3体見つけた。

1体は棍棒を持っているようだ。

暁は隠密を使ったまま棍棒を持ったゴブリンと持っていないゴブリンを1体ずつを倒し、1体はスキル無しで倒すことにした。

仲間を2体倒されたゴブリンは、暁を見つけると襲ってくる。



「弱いな」



ゴブリンは暁に殴りかかって来るが、全てをギリギリで躱す。

レベルが上がる前でもゴブリンになら勝てたかもしれないが、多少のダメージを受けていたかもしれない。

しかし、今ではゴブリンの攻撃を紙一重で避け、観察する余裕がある。

これもレベルアップのおかげのようだ。

暁は件を振りゴブリンを倒した。

3体のドロップアイテムは、魔石が2つと棍棒が1つだった。



〈木の棍棒〉

ゴブリンが持っている木でできた棍棒。

乾いているためよく燃える。



暁はアイテムを格納し、ダンジョンの探索を続けた。

3階層への階段を見つけたが、時間を確認すると査定終了の時間が迫っていた為、引き返すことにした。

ダンジョンを出た暁は冒険者ギルドに向かって歩き出した。

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