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6話 冒険者ギルドにやって来た

暁は冒険者ギルドに向かっていた。

車はダンジョンに落ちた時に廃車になってしまったため電車で向かっている。

ちなみに車はアイテムボックスの中に入っている。



「色々な人がいるんだな」



冒険者ギルドは各ダンジョンの近くにあるが、東京で1番大きな冒険者ギルドは渋谷にある。

渋谷には日本で1番人が集まるダンジョン。渋谷ダンジョンがあるため、その近くに日本冒険者ギルド本部がある。

渋谷に近づくにつれ、金属鎧を着た人や、皮鎧の人、様々な装備の人がいる。



《次は渋谷駅...》



暁はアナウンスを聞き、渋谷駅で降りる。

装備を身に付けた人は皆、渋谷駅を降り冒険者ギルドの方角に進んでいく。

暁は冒険者を眺めながら冒険者ギルドに向かった。





「でかいな」



暁は冒険者ギルドを見上げていた。

冒険者ギルドは20階はあるビルだった。

このビル自体が冒険者ギルドの持ち物らしい。

暁は冒険者ギルドの中に入っていく。

中に入ると、広いロビーがあり、奥には多くの受付が並んでいた。

暁は受付に向かった歩き出した。



「ランキング1位話聞いたか!1位の奴は日本にいるらしいぞ!」



暁の後ろから男の声が聞こえ、暁は驚いた。

まさか暁の正体がバレたかと思い振り返ると2人の男がロビーの隅の方で話しているのが目に入った。

暁はその男達の近くまで行き、聞き耳を立てる。



「1位が日本にいる?なんで分かるんだよ」


「崩壊したダンジョン知ってるだろ!俺の予想では1位の奴がダンジョンをクリアしたから崩壊したんだよ!それ以外考えられねぇ!」


「確かにその可能性はあるな。けど、どうやっていきなり1位になったんだ?」


「そんなの俺が知ってたらとっくに1位になってるっての。けどな、知り合いの組合員が世界中からダンジョンの破壊方法と、1位の正体を教えろって問い合わせが殺到して忙しいって愚痴ってたぞ」


「なるほどな。それなら1位が日本にいるかもしれないって情報もあながち嘘じゃないかもな」



暁は男達の話を聞いて、その場を立ち去る。



「やばいな。このままじゃ俺の事がバレるのも時間の問題だな」



暁はトイレの個室に駆け込んだ。

暁は急いでキングブラックウルフの装備に着替え、アイテムボックスからある道具を取り出した。



「これ付けてたら流石に目立つか?けど俺の事がバレるよりかはマシか」



暁がアイテムボックスから取り出したのは、目と鼻が隠れる仮面だった。

この仮面はキングブラックウルフからドロップしたアイテムで狼の顔になっている。

よくある狐のお面の狼版だ。

暁は仮面を付けると隠密を発動させ、他の人達にバレないようにトイレを出ると、そのまま受付の方へ向かった。

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