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カルミアの魔女  作者: 黒目
第一章 絶対私はこのままで終わらない!
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第四話 絶対私は仕事に就く!強化トレーニング

 昨日の出来事もあり、体力面、精神面も鍛えないといういうことがよく理解できた。とりあえず精神面は負いといて肉体面を鍛えることにし、高校の時に陸上部に入っていたときのことを思い出して、今日は面接の予定もないので、朝からスクワット100回、腹筋30回、プランク3分間、そしてランニング1時間のメニューも行った。

「はぁ~~~!きっつーー!!!」

 改めてトレーニングしてみると体力が落ちていることがとてもわかる。引退してから10ヶ月ほどなのにこんなにも早く体力というものはおちるのだろうか。


 体力面強化のためのトレーニング後は、私は徹底的に身だしなみを整えることにした。もう二度と昨日の正論女にマウントを取られないように徹底的に勉強した。

「なるほど、涙袋には明るい色を塗るのか・・・」

 今まで高校の友達や適当な雑誌を見てメイクをしていたが、こうしてプロの技を勉強しなおしてみると、いつも下地をさっと作って適当にメイクしている自分がいかに時間、道具、それをすることのメリットなどを全てをもったいないことにしていたかが分かる。インターネットの記事はもちろんのこと、動画投稿サイトのメイク動画を見ながら徹底的にメイクの仕方と、はやりの道具をノートにまとめ、その日中に化粧水やらファンデーションやらアイブロウやらを買った。


 こうして就職活動のつかの間の休日が終わった。

「いってー、こりゃ明日は筋肉痛だな・・・」

 お風呂に入っている時に自分の体を見てみると、いつの間にか少し弛んでいたことが分かる。昨日のことを一日じっくり考えたが、他人にズバリ言われると気に喰わない。しかし、それが自分の中で無意識に気にしていることを言われたことが本当に腹が立った原因なのだと思う。

 最初は悔しさのために始めたことだったが、終わってみれば非常に充実した一日になった。ある意味あのキャバクラの正論女には感謝してもいいかもしれない。

ただ、一日に体に負荷をかけ、頭に大量の情報を詰め込んでしまったせいか、お風呂から上がりベットに寝転んだ瞬間、眠気が一気に襲い掛かってくる。

 私はそのまま自分の欲求に素直に身を任せ、深い眠りに落ちていった。



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