第四話 無力な保育者!育児ノートの作成
本当に本当に子供を育てるのって大変。これは私事ですが、その大変さが少し私もわかる出来事が丁度あったので今回小説の題材にしてみました。
どうか高評価、ブックマークお願い致します。
「おぎゃーーー!!!!」
私は耳元で泣いている麗華を抱っこしたままイスにもたれ掛かる。
「つ!疲れたー!」
幸華は泣く、本当によく泣く。現在時間は13時。9時からこの子の面倒を見ているが、4時間の間に、もはや何回泣いているかわからないくらい泣く。抱っこをしている時はいいのだ。しかし抱っこから降ろした瞬間に泣く。たまに上手くいくときもあるが、それでも20分もったらいい方で、基本的に降ろした瞬間に秒で泣く。抱っこしている時にウトウトしており、「今がチャンスだ!」と思って降ろすと、その瞬間パっと目を開けてまた泣き出す。仮に寝たとしてもすぐに起きる。
最初の内は立って抱っこをしていれば泣いていなかったのだが、座って抱っこをしている状態でも泣いてしまうようになってしまった。そのため常に腕に約6キロの重りを付けて立ちっぱなしという状態が、自然と長時間続いてしまう。泣いている原因がうんちやおなかが空いている時はいい。しかしとにかく原因がわからないことが多いのだ。その度にスマホで様々な方法を検索する。
・子守唄を歌う
・うちわでパタパタ
・お馬さんごっこ
・抱っこして足踏みダッシュ
・家事をしつつ子供と遊ぶ
・鼻の穴に向かって息を吹き
・足を手でスリスリとマッサージ
このようなよく利く赤ちゃんの泣きやむやり方をすぐに調べ、私ができそうな物を一通り試した。
しかし、無慈悲にもすべて上手くいかなかった。結果抱っこかおんぶにまた戻る。しかしそれもすぐに体力の限界になり、もう泣いている幸華には申し訳ないが座らせてもらって今に至る。
その座っているこの瞬間にも、幸華は私の髪を引っ張りボサボサになる。前掛けをしているがヨダレだらけで私の服もビチョビチョになっている。「あ~もうどうしたらいいんだ!」と悩んでいると、
「あ!そうだ!!!」
とあることを閃いた。この耳元で常に泣かれると流石にノイローゼになりそうなので、なんとかお昼寝タイムを作ることにした。順子からも「寝そうな時でいいからお昼寝タイムをよろしくね!」と言われていたのを思い出した。
私はすぐに幸華をベットに寝かせ、そして様々なおもちゃで注意を引き、時には絵本を読み、ウトウトし始めると毛布を被せ、背中を擦った。幸華がそれでも起きてしまうと、またおもちゃを使う、絵本を読む、毛布を直す、摩る、その繰り返しを約40分ほど続けた後、ついに幸華はスヤスヤと眠ったのだ。
「よっしゃぁ!」
その瞬間私はその場に座り、思わずガッツポーズをしてしまった。と、同時に幸華の横で腕を大きく広げてグッタリ床に横たわる。これを毎日順子はやっていたのかと思うと母は強しと思った。そして、私が大の字で横たわっていると、順子が丁度帰ってきた。
「お疲れ様!え!!!だ!大丈夫!?」
幸華を寝かしつけていた横で寝転がっている私は、その時の私はどんな顔をしていただろう。私は今日の給料を受け取り、その場を後にした。
自分の家に帰るまでの電車の中で今日のことを少し振り返った。といってもたった5時間だけだったが。しかし大変だった。この大変さを私の母も味わっていたかというと今後母には頭が上がらない。その流れで私は自分の家庭のことも考えてしまった。そして、昨日から意識的に思い出さないようにしていたあの父親の顔を、目を閉じてゆっくりと思い出してみた。
「っく!……」
私は思わず唇をかみ締めてしまった。まだ想像するだけで体中に悪寒が走る。しかし昨日ほどのダメージはなかった。少し心の傷が癒えたのだろう。まだ前向きに考えることはできない。しかし私は私の中にあるこのトラウマに打ち方勝たなければならない。でなければこの先ずっとこの嫌な思いを抱えていきていかなければならない。それは一体いつになるのだろうか?早くこのモヤモヤを解決したい。でもまだ考えたくない。私は自分の葛藤に悩む。とは言え、実際今日の仕事を自分で振り返ってみると問題点だらけなのも事実なので、やはり今は考えないと結論付けてしまった。自分の家に帰ってきて7ヶ月の子供の状態を調べ、ノートにまとめてみた。
7か月児の特長
1.男の子は身長65~73cm、体重-6.73~9.87k、女の子は身長63~71cm、体重-6.32~9.37kg
2.離乳食は、【1日2回】。食後の母乳やミルクも、欲しがるだけ飲ませてあげる。まだ進んで食べたがらない子もいるはず。嫌がる時は無理に与えようとせず、好きな食べ物を見つけてから、ゆっくり増量するなど、様子を見ながら進める。
3.1日の睡眠時間はおよそ【11~13時間】。この頃から夜泣きや寝ぐずりが始まる。大切なのは親がストレスを溜めないこと。
4.腰がだいぶしっかりしてくるので、支えがなくても座れ、【おすわりができる】ようになる。体の筋力がついてくるので8ヶ月に近づくにつれ安定してくる。
5.【乳歯が生え始める】。最初に乳歯が生えるのは、生後6~8ヶ月頃が平均的。歯が生え始めると違和感で機嫌が悪くなったり、口の中を頻繁に手で触ることがあるので、そのような様子が見られたら乳歯のサインである。
こうしてみるとあくまで私の感覚だが、結構できることが増えるものなのだなという印象だ。さらに今日の課題である子供の泣きやませ方も調べてみた。するときちんとした統計でまとめられているデータも確かに存在していた。
子供を泣きやます方法(回答数:6674)
1位:だっこやおんぶ。
2位:外の空気を吸わせた。
3位:カラダをトントンした。
4位:歌をうたった。
5位:飲み物やおやつをあげた。
その他:おもちゃや絵本を使った。音楽を聴かせた。ビニール袋をガサガサさせた。一度自分が落ち着いてから赤ちゃんに触れた。
やはり抱っこやおんぶは効果的だ。歌などはどんな物を幸華が好きなのかを知りたい。今度行ったときに順子に聞いておこう。
こうやって反省をすると、はっきりいってもっと効率よく動けたと後から思う。私は無力な保育者だった。なんの知識もなく、対した成果を出していないままこのような給料は受け取れない。その後も私は徹底的に育児方法を調べ上げ、自分流の育児ノートを作っていた。
参考文献:
https://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/1256
https://www.akachan.jp/clife/1903_01.html




