働かなきゃ(使命感)
誤字報告ありがとうございます!! すごく助かってます! 正月とかいさ祖が敷く手投稿遅れました……。
冒険者ギルドはすぐに見つかった、外に剣と斧を交差させた看板がかかっており。石造りの白い壁で結構大きい建物みたい。
扉は開けっぱなしにされており、中に入ると全体的に等間隔で置かれたテーブルと椅子に座って話す冒険者の喧騒が聞こえてくる。
内装は受付カウンターと大きいコルクボードの掲示板に張り出された依頼ボードがある。男女比は、ほとんど男性で女性の人は少ないようだ。
近くにいた男性の何人かは私のことをジロジロと見てくるが、大方外套の上からでもわかる膨らみの胸を見ているなこれは……。
「あの、冒険者登録できますか?」
周りの視線は無視しつつ、受付カウンターで登録をすることにした。受付さんは20代くらいの明るい茶髪のお姉さんだ。
「冒険者登録ですね、ではこちらの紙に記入をお願いします。代筆も可能ですよ」
「大丈夫です、多分、書けます」
記入用紙を受け取って記入していく、この世界の読み書きに関しては問題なくできてよかった。記入する内容は、名前、職業、年齢、性別、特技などなどだ。
名前はアユミ、職業は悩んだけど弓士と書いておく、年齢はゲーム設定では17だったかな? いや17って書くよ! 性別は言わずもがな、あとは、なし、と書いておいた。
記入した紙を受付さんに渡すと、それを持って後ろに引っ込んでしまった。少しすると、金属でできた少し大きめの認識票のような物を持って戻ってきた。
「これをどうぞ、それでは、ギルドに関して説明しますね」
「お願いします」
冒険者ギルドにはテンプレのランク制度があり、S~Fまでの7ランクがある。Fランクは駆け出し冒険者で、依頼内容も薬草採取や狩れても弱いホーンラビットなどの魔物や、野生動物の猪や鹿ぐらい。
Eランクでゴブリンやオークの討伐依頼が受けられるようになる。Dランクで半人前冒険者でオーガなどの依頼が受けられるが基本4人や5人パーティーでの討伐が多いそうだ。あとここが一番つらいらしい。
Cランク、Bランクで一人前冒険者と言われるようになり、ここまでくると護衛依頼などが受けられるようになる。それと、C>D>Bランクの順で人数が多いランク帯だそう。
Aランクはプロの冒険者でパーティーでドラゴンやグリフォンなどを狩ることができて、有名人レベル。Sランクはそれらが単独討伐できる、英雄などと言われる存在になるそうだが、一つの国に数人しかいない。あと変人が多い……どうなってるんだか。
昇格はギルドの貢献度、依頼の達成ポイントで決まり、高ランクはこの世界でも数少ない通信の魔道具でギルド会議をして決める。
冒険者同士の揉め事は当人同士の問題らしいが、一般市民や低ランク、FやEに対しての目に余る暴力行為や恐喝、搾取などは処罰される。この辺は割とユルそうで……前世のブラック企業ぐらいの行為なら処罰はされなさそうな雰囲気なので即時対応は期待できなさそうだ。
これらの説明の後に紐に結ばれた認識票を受け取った。
名前、ランク (今の私はFだ)、登録番号が彫りこまれている。それとこれはUSBメモリのような記録媒体の魔道具で討伐証明部位を納品するとそれを討伐したとして記録され、他の地域に行ったときにもこれでその冒険者の実力が確認ができる。
もし、冒険者の遺体を見つけた場合この認識票を回収してほしいそうで、ギルドが謝礼金を出して引き取った後、遺族に引き渡すとのこと。武具やお金は見つけた人の物になる。
説明は、これで以上らしいのでお礼を言って依頼ボードを見に行く。
「……(やっぱ、基本の薬草採取と狩りよね)」
ファンタジー系RPGのテンプレと言えば、1に薬草採取、2にゴブリン討伐よね! いや私の中ではそうなのだ!
だが規則的にはゴブリンは狩れても依頼を受注できないので仕方なく薬草採取とホーンラビット×3の納品を受けて意気揚々と外に向かう。
今日も同じ兵士のおっちゃんが立っていたが、発行してもらった証紙を返納するのと冒険者ギルドの認識票を見せるだけで通してくれた。