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第5話 迷宮②

今日もいつも通りゴブリン討伐を早く終わらせて、昨日の迷宮へ行った。

「ふう、やるか」

俺はそう言うと龍に戻り前方のリトルデーモン達を殴り倒す。

「やはり気持ちい。龍での戦闘は」

そのまま1階の魔物達を倒すのと同時に回収していった。それと闇の性質の隠すを使い迷宮の入り口は隠してある。そうして1階の戦闘が終了すると人に変化して、

パチンッ

指を鳴らし迷宮の入り口の闇を消した。

「さあ行くか」

俺が2階に降りると、1階は洞窟風だったのが2階は大森林のような所だった。

「なんだこりゃ」

すぐさま「真実の根源」を使うと迷宮は階層ごとに見た目がちがうところがあるそうだ。

「そういうことか」

今度は人のまま闇裂を構え襲ってくる魔物達を殺していった。

「やはり弱いな、、、、ん、」

ドゴォン

いきなり俺の足元が爆発して中からムカデみたいな魔物が飛び出してきた。

「ボスか。闇よ染めろ」

見た瞬間他の魔物とは違う気配にそう思い吸収した。

「ほう、こんな感じか」

俺がボスを吸収するのはただ能力がいいだけではない。ボスは基本その階層のことを熟知しており、ボスの記憶を手に入れるとその階層のことが一挙に把握出来る。そして、

「宝箱か」

1階では木のボロボロの箱だったが今度は一応綺麗な木の箱だった。俺が宝箱を開けると中には赤色の液体が入っており調べるとそれはポーションと言い傷を回復させることが出来る。そして迷宮産のポーションは市販の物に比べると効力が数倍にも及ぶそうだ。

「ほう、いい物を拾った」

俺はボスを倒すと回りの魔物を数十匹狩って迷宮を出た。すると、

「グギャァ」

「あっ」

ゴブリンに襲われてる少年を見かけた。俺は闇裂でゴブリンを切り裂くと少年に話しかけた。

「大丈夫か、こいつはもらうぞ」

俺はそう言いゴブリンをしまうと町に帰った。


今日もまたゴブリン討伐を終わらせ迷宮に来ていた。そして昨日と同じように2階への階段を闇で隠すとまた2階を蹂躙していた。

「ほぅらぁ」

俺が火のブレスを吐くと前方の魔物達は皆焼け焦げて倒れていた。

「やはり弱いな。雑魚を相手にしても面白くない。」

その時、大きな音がして木が倒れた。そしてそれを合図にと大量のゴブリンが俺に襲いかかってきま。

「くそ、闇よ呼び覚ませ我に力を」

俺は闇裂に「闇」を付与し、地面に差し込んだ。すると地面は割れて、地中から大量の闇が噴き出した。そして闇は回りの魔物だけでなく木々なども浸食した。

「やり過ぎた。まあいい」

俺は浸食されたものをすべて吸収し、そこから退いた。


「これを買い取ってくれ」

俺は昨日と今日狩った魔物達の素材をすべて受付へ渡した。

「わ、わかりました、しょ、少々お待ち下さい」

受付はそう言って奥にいる職員を連れてきた。

「す、すいません。倉庫のほうにお願いします」

「わかった」

俺はそう言うと素材をすべて収納し、受付の案内に従ってギルドの倉庫にやってきた。

「ここにお願いします」

受付がそう言うと俺は素材を出した。

「少々お時間がかかりますのでしばらくお待ち下さい」

「わかった」

そう言うと受付達は急いで素材の鑑定を行っていく。しばらくすると、

「は、はい。ではこちらになります。」

そう言って金貨を32枚と銀貨6枚を渡された。

「あと、この売却でエド様はCランクの試験資格を得ましたのでいつでも出来ますがどうしますか」

「じゃあ、今からたのむ」

「はい、ではこちらにどうぞ」

倉庫を抜け、一度ギルドに戻り、奥へ続く道を通ると広い闘技場がある。そして、

「はい、この人が試験官のゴートさんです。この人に勝つとCランクとなります」

「わかった」

そう言って向かい合うと、審判がルールを説明する。

「ルールは両者ギルドで用意された物を使うこと。そして相手が参ったと言うか気絶すれば終了になります、、、、では、はじめ」

審判がそう言うと俺は体に魔力を巡らせ、急加速して試験官の懐に入ると鳩尾に柄を叩き込んだ。

「ガハッ」

試験官はそう言って舞台に倒れ込んだ。

「これでいいか」

「は、はい。ではこれでエド様はCランクに上がりました。それではCランクの特典についてですが、Cランクからはこの闘技場の使用を解禁します」

「わかった」

俺はそう言うと闘技場を出た。

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