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最終話 旅立ち

次の日俺はギルドに行った。すると、

「あ、エドさん、今日も一緒に行きましょうね」

笑顔でそう言うリアに、

「いや、俺はそろそろこの町をでる。」

「え、もしかしてボクのせいですか」

あっという間に涙ぐむリアだが、

「ちがうよ、俺は見つけなければならないものがある。そしてそれはこの町にはなかっただけだ」

「そうなんですか、ならボクも連れて行って下さい」

「いや、それはできない」

「な、何でです」

また涙ぐむが、

「逆にお前はいいのか。俺が探しているのはお前が想像出来ない程の大きな物だぞ。」

「え、」

「お前は創世記は知ってるか」

「は、はい、知ってますが」

「遥か昔、神々が地上で暮らしていた頃。人を弄ぶ一人の神に他の神々は異議を唱える。そしてそのいざこざは一つの戦争にまで発展する。そして一人と多数の戦いは長く続きやがて収束を迎える。そして強大な力を持っていた一人の神はほとんどの力を失い決して出られない亜空間に封印された。そしてその神は後世に邪神として恐れられるか、、、、、俺も落ちぶれたものだな」

「も、もしかして」

「そうだ、俺がその神。邪神エンドルトだ。どうだ、これでも俺についてくるか。」

「え、、、、つ、いて行きます」

「はぁ」

俺はリアの額に手をあて、

「光よ、闇を抹消せよ、、、これでお前に俺の魔力は残っていない。どうだついてくるか」

「絶対について行きます。ボクはエドさんがそんな人を弄んだようには見えませんから」

「そうか、お前は賢い奴だ」

俺はそう言いリアの頭を撫でる。


「エドさん、これからはエドさんのことなんて呼べばいいですか」

「エドのままでいいよ。」

「ならエドさん、これからもよろしくお願いします。」

----------------------

「俺はそろそろこの町をでる」

エドさんがそう言った瞬間ボクの頭の中に色々なものが巡り最終的にはボクのせいでエドさんはここを出なくちゃならなくなったのかと心配になった。ボクがそう聞くとエドさんはそれはちがうと言ってくれた。けれどエドさんは探すものがあるのだそうだ。けれどボクはエドさんに連れてってもらいたくてエドさんにそう頼んでみた。するとエドさんに出来ないと否定された。ボクが理由を尋ねると、エドさんは突然創世記について話し始めた。そしてボクはエドさんが語るうちにエドさんの顔つきが少しずつだが悲しそうになっていく。ボクはそんな表情をするエドさんを見ていると自分まで悲しくなる。そして創世記の最後にエドさんはなんと「俺も落ちぶれたものだ」と言った「俺」とはもしかしてエドさんのことなのかな。じゃあもしかして、

「も、もしかして」

「俺がその神。エンドルトだ。」

やっぱりそうだった。けどボクにはエドさんがそんな非情な人に思えなかった。だからボクは、

「ついて行きます」

ボクはそう言ってエドさんの顔を覗う。

「お前は賢い奴だ」

そう言って頭を撫でてくれた。

----------------------

次の日、

「さあエドさん、行きましょう」

凄く元気の良いリアはそう言って俺の手を引っ張る。

「そんなに焦らなくてもいいだろ」

「まあまあ、ボクは家族に大事な人がいるからその人について行くね、て出て来たんだから」

「リア、絶対違う意味で言っただろう」

「え、なんのことですか。それにボクにとってエドさんはとっても大事な人ですよ」

「はあ、もういいよ。行こうか」

「はい」

俺達はそう言って城壁を出ていった。





予定より早い最終話になりましたがご了承下さい。

またここまで読んでくださりありがとうございます。


そしていつになるか分かりませんが続編も出しますのでよろしくお願いします。

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