目次 次へ 1/6 Innocent White チョコレートを一粒、口に放り込んだ。 さぁ、今日は何を書こうか。 目の前のモニター。 白の上で点滅する縦棒を、見つめる。 ハイファンタジー、SF、文芸。 白には、無限の可能性が拡がっている。 書いた物語は、誰かに読まれる。 その誰かが、私を覚えていてくれるかもしれない。 誰かの心に、いることができる。 窓の外が明るい。 雨が上がり始めている。 私は、この雨上がりの匂いを物語に入れよう。 今日も書く。 明日も、書く。 それが、私の生きる理由だから。