出会い
初投稿なので文が内容薄いですが多めに見てください。
魔法限界状態になって3日。どこをまで見回しても砂、砂、砂。しっかりとケチらずに鉄道を使えばよかった。
絶望が視界を覆い意識も遠のいてきたその時、聞きなれない音が聞こえてきた。
一瞬航空機のように思えたその音だが、頑張って視界を探るもそのようなものは空にはない。見えたのは砂煙を上げながら進むものだった。
前に突き出した大きな筒。ベルトのようなものをを回転させて走る。それは連日戦った敵の「特車」という兵器に特徴が似ている。
だが「特車」とは速度が違いすぎる。先まで遠くに見えていたのにあっという間に近くまで来ている。
たとえ敵だとしてもこの砂漠を越えさせてもらうくらいの間ならバレないだろう。
残りの少ない力で呼び止めようとしたが、その必要はなかった。
その「特車のようなもの」は私の近くに来ると急に止まって内部から男性が出てきた。
「すまいない、そこの人。ツァクリ村というとこを目指しているのだが、どこら辺にあるのか分からなくて。教えてくれないか?」
どうやら道案内を求めているようだ。しかもツァクリ村はちょうど寄る予定だったからこんな好都合はない。
「だったら私も連れっ......」
突然、体が傾きながら視界が真っ暗になった。