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初戦闘

「フッ!」

杏ちゃんはやって来たスライムを一刀両断した。

「やあっ!」

夢ちゃんはスライムを切り裂いた。

「ファイア」

文ちゃんが放った火がスライムを蒸発させた。


「うわぁ…。生き物を切る感覚って何かやだわ」

杏ちゃんは顔をしかめて言った。

「それな!つかスライムはまだマシかもだけどガチ動物とかマジヤバくね?」

夢ちゃんも嫌そうな顔で言った。

「そういう物なの?あたしは当て慣れてるからまだ大丈夫かも」

真琴ちゃんはスライムを殴り飛ばした。


「人はともかくモンスターを倒すことくらいには今のうちに慣れた方がいいよ。これからも戦う機会はあるだろうしね」

そう言いつつおれは真琴ちゃんが殴ったスライムをルナちゃん製のリボルバーで撃った。

「…何か銃使ってる人に言われても腑に落ちないのよね」

「遊季さん銃レイダーですしね。たまにレイダーキックしたりしますけど」

真琴ちゃんは微妙な顔をしておれを見た。

「たまにはするから一応わかるんだよ。ロック鳥もトドメはレイダーキックだしね」

「マジ?!劇中でも数回しかやってないから激レアじゃん。あー。マジ見たかったなー!」

夢ちゃんは残念そうに言った。


「ふむ。まだ改良の余地があるか…」

そういうルナちゃんは小さなロボットをコントローラーで操作している。どうやらコマンドで色々出来るようだ。

「世界観が迷子。もっとファンタジーに寄せると思っていた」

文ちゃんは意外そうな目でルナちゃんを見た。

「ふっ。魔力は有限だ。無駄に消耗すると創造に回せないわ」

要するに魔力をあまり使わないように機械系統にしてるわけか。よく考えてるな。

「すごいね。これどういう仕組みで動いてるの?」

「知らぬ!我は思うがままに創造しただけだ!」

とにかく考えたら出来たってことか。ソードとスピアの組織の技術部が聞いたら卒倒するだろうね。


「今度は私も試してみるね。『シャイニング・パワー』!」

きららちゃんがそう言ってマイクのボタンを押すとメロディーが流れ出した。どうやらあのマイクに録音してあるようだ。

「キラッと光るスーパーパワー♪ハートの中からあふれてくるよ♪」

きららちゃんが歌うと何だかパワーが上がってきた。

「ふん!」

杏ちゃんはいきなり殴りかかってきたゴブリンのこん棒をスパッと切り裂いた。どうやらパワーが上がっているようだ。


「次はこれ。『スピード・ブライト・スター』!」

きららちゃんがマイクのボタンを押すと別の曲が流れて来た。

「加速していくシューティングスター♪トップまで振り切っていこう♪」

今度は杏ちゃんと夢ちゃんのスピードが明らかに上がった。

「マジパない!テンションぶち上がるよ!」

夢ちゃんは超スピードでゴブリンを斬った。歌の効果すごいね。


「じゃあこれいくよ!『COCOC』!」

きららちゃんは次の曲を流した。

「超絶!最強!絶対!無敵!不動の究極センター♪」

きららちゃんが歌うと体から黄色いオーラが出てきた。

「すごい!きららちゃんの歌の力伝わって来るよ」

そう言う真琴ちゃんの拳はゴブリンを吹っ飛ばした。明らかに強くなってるね。


「ふう。やっぱり歌でアップする能力違うみたいだね」

きららちゃんはそう言って水を飲んだ。

「歌詞が関係するのかもしれない。能力を下げる歌もあるかも」

文ちゃんは冷静に分析した。

「それだとみんなにも影響あるよね?どうしたらいいんだろう」

「ふむ…。音波に指向性を持たせるか?」

きららちゃんとルナちゃんは考え込んだ。色々出来そうかな。


「みんなすごいね。この調子で行こう」

これなら行けそうかな。おれは確かな手応えを感じながら先に進んで行った。

歌入れてみましたけど規制大丈夫でしょうか。ありがちなフレーズですけど歌詞丸被りじゃなければ問題ないですよね?

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