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SFの絵本  作者: 九谷
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製造者責任

人間と、人間に作られた人工生命が、とても大声でけんかをしていました


あんまりに騒ぎたてるので、とてもめいわくです


そんな時、ある宇宙人が通りがかりました


「なぜ、あなた方はけんかをしているのですか?」


宇宙人は聞きました


「人間がわれわれを手ひどくこきつかうのです。そして逆らうと残酷に殺されてしまうのです」


人工生命が答えました


「おお、なんとひどい事でしょう。なぜあなたたちは彼らをしいたげるのですか?」


宇宙人は人間にたずねました


「彼らは私たちが生み出したのです。どんな扱いをしたって私たちの勝手でしょう」

「何より、作ったものをしっかりと管理するのが、製造者の責任ってものです」


人間は、自信ありげにそう言いきりました


宇宙人は、ふむふむなるほど、と感心しました


「分かりました、では私たちもあなた方人間に対して、責任をはたさなくてなりませんね」

「なぜなら、私たちはあなた方人間の、製造者だからです」


人間は宇宙人の答えに、びっくりしてひっくり返ってしまいました

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