プロローグ
この作品は実際に見た夢を題材にして書き始めました。
自分にとっても衝撃的であまりにも忘れられない夢だったので小説にしてみたいと思います。
初心者で至らないところも多々ありますが、ぜひよろしくお願いします!
ご指摘や今後のストーリーの案なども出して頂ければ反映させたいと思います。
夢を見た…。
妹の夢…。
どこか遠くに行ってしまってた妹が帰ってきた…
そんな夢だった。
夢の中の俺と妹はとても嬉しそうで、そしてとても楽しそうに話していて――
あれ?妹?
でも自分に妹なんていないはず…
そう思ったところで目が覚めた。
そう。俺には妹なんていない。
でも夢の中で俺は、あの少女が妹だと確かにはっきりと認識していた。
あの丸顔でポニーテールの長い黒髪。スリムな身体によく似合った水色の服。妹なのにまるでお姉ちゃんみたいな言動。そしてあのとても優しい雰囲気。
すべてが懐かしかった。
一瞬で妹だとわかった。
でもなんで…。
妹なんていないはずなのに――
「どうせ夢だから…。」
いつもならその一言で済ますことだ。でも今日の夢は何か違う…。
そもそも普段なら夢なんてほとんど覚えてすらいないのに、今日の夢は少女の顔や服装、会話の内容まですべて鮮明に覚えている。
そしてこの夢、何かが心の隅に引っ掛かる…
なにか思い出せそうで思い出せないこの感じ…
なんだろう…。
なにかとても大切なことを忘れているような…