この世に生誕し、人の身に(ry
とある、病院に一人の男の子が生まれました。
母親に抱かれた男の子は母親の顔にいは目も向けず反対を見つめて、手を伸ばしている。
母親は不安がり、父親は期待に満ちた目で見つめている。
父親が此方を向かせようと顔を動かせた時ーーー
ーーー父親の指に噛み付いた。
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「そんな事があったんだ・・・」
僕は永遠と聞かされる昔話を一応は聞いておいてあげている。
「うむ、あれは痛かった。何故赤子が噛んだだけで爪が剥がれる。」
そんな事はないんじゃないかなぁと思いつつもあり得そうで怖い。
この、口調が落ち着かずかっこいいからという理由のお年寄りのような口調で喋る男が僕の父親です。
名前は『零月燕』と言います。馬鹿です。はい、馬鹿です。
「にして父さん、なんでこんなに長くまで話しているの?」
あと、初めに行っておこうと思う。
「我の遠ーい親戚に当たる男が先日来てな・・・」
うちの家族は、いや家系は、
「幻想の子を見せて欲しい空中で前方五回転してて土下座して来たん「丁重にお断りします。」
全員厨二で馬鹿ばっかです。
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「うぬ?毎度思うが何故そこまで嫌がるのだ?」
「あのねー、僕は普通で健全な高校「ダウト」フッ!!!!「グギャ!!!」
父さんの延髄を割と強めに手刀で打つ。
ゴキャ!という音がしたが大丈夫だろう。
うん、何故なら僕たちの家系では皆ただの馬鹿じゃない。
皆何かしらの渾名があり皆化け物揃いだ。
ちなみに父さんはーーー
「なにをするんじゃ!!延髄が逝ったわ!!!」
渾名が不死だ。
「いいじゃん父さん。母さんの確殺ラッシュ食らっても死なないとか最強じゃん」
ちなみに母さんは戦闘者だ。
因みに確殺ラッシュとは、厚いコンクリートの壁を粉々にする怪力で何千発のパンチを一瞬で打ち込まれるというまさに確殺です。
「我は蒼空の渾名と力の方がいいのだ!!!」
因みに僕は幻想です。
力とはよくわかんないけどいろんなものが見えたりいろんなことができます。
僕の家系は馬鹿だから僕を信仰対象にしようとしています。馬鹿だから。
まぁ、今はそんな事は置いて行きます。
僕はいろんなものが見えたりすると言ったけど、既に皆お友達です。
でもはたから見たら軽くホラーなんじゃ・・・
・・・・・程々にしようかなぁ・・・
ま、まぁ大丈夫だろうと信じたい。
と、とにかく今日は『オオガミサマ』に会えるんだから!!
ああ、楽しみだなぁ、オオガミサマに会える!!!オオガ「息子よ声が漏れとる。」「なっ!!!!」
「い、いつから!?」
「ホラーの下りから「ノゥ!!!!」」
ここまで恥ずかしいとは・・・・
でも僕折れない!!
「とにかく!!遊び行ってくる!!」
僕はこの空間と父さんのニヤニヤした顔に耐えられなくなり、結局逃げた。
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「ふぅ・・・」
僕は今山奥に居る。
何故なら!!オオガミサマに!!!会うためだ!!!!!
「オオガミサマーオオガミサマー!!来ましたよーー!!」
今日は久し振りにオオガミサマに呼ばれたから楽しみで興奮気味に叫ぶ。
「オオガミサマー!!いないんですかーー!?」
何時もならすぐ来るのにどうしたんだろう?
「オオガミサマ!!お久し振りです!!」
待っていたオオガミサマが来て、大きく手を振る。
オオガミサマが駆けて来る。
そして、
「えっ・・・」
油断し切っていた僕のお腹に刀が刺さっていた。
「なん・・・で・・・・」
ばたりとその場に倒れる。
ご丁寧にその刀は神刀だった。
こういう時は・・・
ダイニングメッセージだ!なんて書こう・・・!?!?
落ち着け!落ち着けぼく!!
落ち着くにはどうしたらいいんだっけ!?!?
そうだ、糖分!糖分だ!!!っあぁ!!!
僕は無意識のうちに地面に『糖分』と書いていた。
意識が・・・・もう・・・駄目・・・・・・・
力無く腕が落ちると僕の意識も闇に落ちた。
こうして、僕の遺言は『糖分』になった。第一部完!!!
刑事物とかコ⚪︎ンくん見てると思うんですけどダイニングメッセージってあんな謎解きみたいなの余命数秒の間に出来るんでしょうか?
あと、なんで犯人は消さないんでしょう?