第4話
怪しげな森は始まりの町から歩いて10分のところにあった。
(ちょっと戦闘の練習くらいしとくか)
てか、武器どうやったら出せるんだ?とか思いながら手を前に出してみた。
(武器出ろ!って、こんなんで出るはずねぇか……)
そう思っていたら前にだした手に0と1のコード?が集まりだした。
(おぉ………)
そして、あっという間に木の杖が手に収まった。
「凄いな、本当に出たよ。ちょっと魔法うってみよっかな」
メニュー欄を呼び出しスキル欄を選択してみる。
「えーと、ファイアボールとウォーターボール?それと……」
結果スキル欄にはファイアボール、ウォーターボール、エアロボール、サンドボールがあった。それぞれのスキル名の横に必要MPが表示してある。ちなみに、ボール系は必要MP3だ。
「ファイアボール!」
瞬間木の枝のさきに魔方陣が出現し火の玉がでた。火の玉は火力を弱めながら30メートルほど飛んでいった。
「スキル名を口にすれば発動するのか。」
青いMPゲージは多少減少しているが気にするほど減っているわけではない。
「そろそろ行ってみるかな」
*****
俺は『怪しげな森』にはいっていた。
「さっきから悲鳴が聞こえるけど仕様なのか?
これは?」ここにはいってモンスターはまだ見ていない。悲鳴は聞こえるが……いや、悲鳴というよりはこれ断末m「助けてくださーい!!」いや最後まで言わせろよ!
取り敢えず声のした方を見てみる。女の子が走ってきていた。黒髪で身長は155ぐらいかな?顔ははっきり言って美少女だ。目が大きく輪郭がはっきりしている走っている間に、体温が上がったのだろうほっぺたが赤くなっていて汗が出ている。それはおいといて、後ろを見てみる……猫ほどの大きさのカマキリがたくさん飛んできている……上にはカマキラーと表示されている。どうやらモンスターもプレイヤーと同じように表示されるらしい。ただプレイヤーの方には名前の上に緑色のアイコンがあるようだ。
「いや待て!なんだその虫!」
「知りませんよー!急におってきたんですよー!この虫どもの方がー!」
(ここは多分初級のダンジョンだ。敵もそこまで強くないはず!)
「分かった!取り敢えずこっちに走ってこい!」
「はいー!!!!」
(いくぞ!)
「ファイアボール!」
敵の群れの先頭にはなった魔法はキレーにカマキラーにあたった。
「大丈夫か?」
丁度横にきた女の子にこえをかける。
「は、は…い大…丈夫で…す。」
「疲れてるだろ?出口までいこう」
「は…い」
俺と女の子はゆっくり歩きだした。
どうやらさっきの虫どもは逃げたようだ。
「………」
「どうしたんですか?」
「いや、何もないよ……」
(さっきちらっと見えたけどあのモンスターのHPぜんぜん減ってなかったよな)
そう、さっき攻撃が当たったカマキラーのHPは1割も削れていなかった。
(早くでた方がいいな………)
俺達は森の出口へと急いだ。
多少の文のミスなどがあります。そこら辺よろしくお願いします(笑)
あと多少設定を変更させていただきました(第2話のラナスト大陸→異世界ラナストにです)ご迷惑お掛けします