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中3とギザギザギター①

中3編①!

愛佳が出てきました。

2011年 6/30



今日は暑い日だ。初夏だ

外に出れば汗が所々から湧き出てくる。


冷房のありがたさをどれだけ痛感したかわからない。




「ここが已然形ですから、"~ば"でなんて訳すかもうわかりますよね?」


「ちょっと隣の人とそうだんしてみてくださーい」


つまらないな、、。

古文の授業はいつもつまらない。

誰もが思っているはずだ。


「じゃあ、当てますよー??」



うわっ、やばい。当たるな...当たるな!



「はい、じゃあ三浦くん、ここなんて訳しますか?わかりますかー?」


ガリ勉の芋のメガネのデブの三浦に当たった。



「あ、はい、"なになにですので"ですよね?」

「はい。正解です。よく復習できてますね。」


やっぱり、日比谷志望は違うな。

偏差値を高くて、脂肪も高くて。



ま、おれがもし当たったとしても答え当てる気にもならん。


「わかりませーん。」

この一言でだいたい終わらせるから。



...塾の先生には授業はちゃんと受けろと言われているのに。



そんなことより塾の宿題をしなくては、、

バッグから取り出す。


端っこが破れた参考書とワーク。

微妙にシワが増えてきた気がしなくもない。


そして内職を始めた。


カキカキ



最近は中三になった、いや、言い換えると受験生になったということもあり塾の宿題の量が格段に増えてしまっていた。


中三になってからは模擬試験も入るようになり志望校はどこでも常にA判定以上をとっておかないとダメと塾の先生に言われている。


宿題忘れたら説教もうるせぇし、、


だから今は宿題をやっておく。


今古文の時間とは全く関係ない、

数学をね。



直ぐに馬鹿みたいにデカい図説古典資料集を盾にして、

読んでる風なバリケードを組んだ。

これ絶対盾にするために出来た資料集だと思うんだけど、違うかな?



ま、ようするに、こいつのお陰でいつも安心して内職ができるって訳


カキカキ...。



そうそう、この空間図形問題が格別に難しいんだよな。誰かわかるかな?

ぜひ僕に教えてほs


チョンチョン

肩を誰かに触られ、少しビクッと体が反応したが、一瞬で状況が読み込めた。

愛佳だ。



「..ねぇ、なにやってんの?笑」

「...塾の宿題な。」


隣の女子は一ノ瀬愛佳

昔からの友達で、今もつるむことがすごく多い。言い方は気持ち悪くなるが、、、

うざってぇがなかなか良い奴だと思ってるっちゃ思ってる。今のところはね?


「内職...。先生に言ってやろっか?」ニヤニヤ


「やめろよめんどくせぇ」


塩っぽい言い返しで少し愛佳を睨む

愛佳も笑い返し、なぜか睨み返しもした。



少しおれを見つめたあと愛佳は冷めた目で

黒板を見直した。

それと同時に、さっき自分には見えなかったポニーテールも見えた。

結び目から少し毛がはみ出ている。



「はぁ...さーっすが、小松川うける人間は勉強面も性格も強情ですね〜」


「いや俺もやりたくてやってる訳じゃないから」

少しため息をつきながら言う。


そうだ、、元はと言えば、お母さんが学歴厨だから、こんな目にあっている。



「...やりたくて、やってるわけじゃない?」


「うん。本当にめんどくさい今すぐにでも誰かに預けて火でも付けてもやしてほしい」


「ほーん?」



いや、これは、本音だ。なんでいい高校に入るためにこんなクソ問題解かなくちゃあいけないのか。

空間図形?虫唾が走る。



「言ったね?」


「え、うん?何が?」


にやっと愛佳は笑う。



ぱしっっ

「じゃあその宿題と参考書、よこせー」

「あっ、おい!!!」


「やりたくてやってるわけじゃないんだろー」


「いやっ、言ったけどっ、!」


いきなり勝手に宿題を取られたもので咄嗟に大声を出してしまった。


「ちょ、まじ返せ先生にバレる」

「むりーだってーーー」


れいじは大きく腕をのばし宿題に手が届くと、


ガタッッ!!!っ


ゴトゴトゴトッ、

ばさっ、


思いっきり机がズレて筆箱も資料集も

床に思いっきり叩きつけられ、、



「白鳥くん。大丈夫ですか?」



うっわ、、先生来た...


必死に落ちた教材を拾い集め、体勢を建て直しながら先生の機嫌を見る。


「...だ、大丈夫です。すみません...」


「受験期なんですから集中して授業受けてくださいね?」

冷酷な目でれいじを見つめる。



「...は、はい。」



「ほんとに気を引き締めてください」

と、捨て台詞的なことを吐いて先生はまた教卓前に戻っていった。



横を見ると愛佳が俺の顔を見ながら

ずーーっと、ニヤニヤしていて、奪った宿題をまた俺に向けてチラつかせている。

ムカつく。



「チッ。おまえ、後で覚えとけよな?」

と、愛佳に対し人を殺すような目で見つめて言った。


...だが、しかしまだ愛佳はニヤニヤしていて、

まるでれいじが怒っているのを面白がるような感じでいる。



「...?...なんなんだよ、、。」



れいじは気味が悪くなり体制を前に戻した。

しかし、目の前には黒板など見えなくて。

気づけば殺気立っているシルエットのみが見えていた


「あッ...。」



「白鳥くん?」


そう。先生がおれの席の前に来ていた。


「内職していましたね?」

「え''っ、いやっそんなことないですよ?」

「没収です。」

「え"ぇ、あっ、、」



え、なんで?絶対最初に内職してたか確認すんのが普通だよね...?なんでフェイントかけたの...?先生...?



「は、はい、、す、すみません。」

しみじみと先生に宿題を渡し軽く俯く


れいじの悲しい顔を見た愛佳は更に笑みが増した。


ぶっっっ

遂には吹き出しやがった。


はぁ....。


「宿題、とられちゃったね?」

「あん?」

「参考書は取られなかったね?」

「あぁ。」

「返して欲しい?」

「早く返せ」

「今度飲みもん奢ってね。」

「うるせぇ早く返せ」

「じゃあ返さないー。」


やっぱり、少なくとも良い奴ではなかった。


こんな茶番何時まで続けなきゃいけないんだ。

内心そう思いながら、頭を抱える。


「...わかったから早く返してくれ...」


渋々と了承してしまった。

数少ない俺の小遣いがこいつのために

消えていくとは、。


...屈辱



そんなことも忘れて、、、いや、忘れないで

放課後まで突入し、なんとか没収されたものを

説教セットで返された。

「「偏差値高いところを目指すと決めたならば、今すぐにでもネジを閉めなさい。」」


...たしかに、そうだけども...。


とぼとぼと帰り道を歩いて考え、

とりあえず帰宅する。


________________



「ただいま〜」


「おかえりー!お兄ちゃん!!」

「おかえり、れいじ、ご飯できるまであと30分くらいあるからねー」


「今日のご飯なに?」と、れいじ。


「今日はたらこスパゲティ」

「ういー」


地味に好物が出て嬉しい。

たらこスパゲティは好物20本指の中に17個は入ってる。あと3個は乞うご期待。


さて、出来るまでに風呂に入ろうか、それとも、、、


「ご飯できるから早く風呂はいっちゃいなさいよ〜」



...風呂しか選択肢がなくなったようみたい。



「あっ、お兄ちゃん!ゆうあも入るー!!!」


「ダメよーお兄ちゃんにわるいことされちゃうかもしれないから」

母親のストレートなジョークがかまされる。


「しねーよ!!!」



「えっ、てことはゆうあと入りたいってこと?」


「ちがうから!...なんでそう解釈したんだ、」



なんで家でもこんな茶番について行かなくちゃいけなくなるのか。

しかも妹は13歳だ。

やましいことなんてするわけない


もう発達期なんだからね、


まぁだからこそなんだけど、



...一生このことについて考えらされるかもしれない。



ふろ場にはよく物を持っていく。

最近ハマっているバスボブ、テーブル、スマホ。

んでも、20分以上風呂に入ることが確定している時にしか持っていかない用具だな。


でもハマってるしずっとやってるから大体風呂入る時使っちゃてるんだけどね。


要するに毎日長風呂してる。


ガチャッ、


床に垂れた冷たい水滴を踏みながら、

浴槽に足をつけ、。


ポチャン....


水滴がついた足を順に

体がふわっと熱くなっていく。


本当に一日の疲れが取れる感覚がする。

特に今日はしょうもない茶番しかなかったから尚更だ。


「はぁ...」ため息と同時にインチュタを開いて友達のストーリーを1つずつ見ていく。

とは言ってもフォロワー15人だけどな



...なんか文句あんの?



「109で服買ったよ!!w/@~~」

「HPD!@~~花の〇歳楽しんでね!」

「夏休み遊ぼ!!!」

「うちの猫が可愛すぎる。」


「福住 西林 移動!!!藤澤辞職!!!」

....したのか


小学校の頃お世話になった先生たちだ。

俺が小一の頃から居たからな。そりゃ移動するに決まってる

懐かしい。


ぽんっ、ぽんっ、と次々とストーリーズを見ていくが、


ときに、

知らない人だって出てくるわけである。


...あれ、

こんな人フォローしてたっけ。

「黒澤のあ?」


「...どー、っかで聞いたことある名前なきがする....。」


そんなことを思って彼女のプロフィールを見てみた。


新小岩中 3-4組 10番

あれ、、、同じクラスだ


眉間に皺を寄せながらまじまじとプロフィールを見つめている。


性格の悪いことにおれは他人のプロフィールを見る時大体フォロワーを見ている。

なぜなら自分より低い人間を笑うのが好きだからな。


っと、こいつのフォロワー数は...

ひいふうみい...


2657人...!?

なんかのインフルエンサーなのかこの人は、、、。


「はえーすっごい...。」


ていうかそもそもフォロワーが15人以下の人を見た事がない。


だから惨めになってくるんだ自分自身が...



「「ギター!!」」



プロフィールの下には

青いアコースティックギターが写ったアイコンがあった。

そういえば誰かが3年の新クラス自己紹介でギターやってますとか言ってた気もしなくもないけど、、


引き込まれるようにそのアイコンを押す。


おぉぉぉぉ、、


歌っている姿を目の当たりにする。


アコースティックギターの真ん中の穴だけを

見ながら感動した。


とにかく彼女の声は音域が広くてとにかく、歌唱力がずばぬけている。

しかし楽器のことはなにひとつわからなかったれいじにとっては

それはすごいとしかおもわなかった。


へぇ。


あ、これ、いい曲。

知ってるかも。


ハイライトを一つ一つ見ていく。

穴がない方のギターもやってるんだ。


お、お、おお、お、


ぎゅいーんぎゅいーーんだってw

なにこれ。


か、かっこいい。



「ご飯よーれいじー。」


......


「れいじーー!?ご飯よー!早く出てきなーー!!!」


「あっ、あっれ、ごめん!!今出る!!!」


気がつけばいつのまにか40分以上経っている。



「くっそもうこんな時間かよ...!」


まだ体を洗っていなかった。

とりあえず続きはまた後で見ておこう。

と思い、ドアの前にスマホを置く


ゴシゴシゴシ


「....にしても、腹減ったな」


____________


翌日 教室



「おはよーー。」「あ、おはよー、」

「おっはー」


「昨日の見た?wwwあれまじでおもろかったよなぁ!!!www」

「それなーーww」

「いや、あの、ほんとに、wwあの芸人がツボでwwaw」



キーンコーンカーンコーン



「はいはいはいはい。ほらー、みなさーーん。もうHRですよー。」


「やっべ席戻ろ」「うおっ」


ガタガタ


---------


AM9:07

白鳥れいじ起床。

「やべっ。」


見すぎたっ、、。

黒澤のあのギターっ...


まさか、ハイライトがあんなにあると思わなかった、、投稿も含めて全部見るのに2時間半かかった。




って、はやく学校むかわねぇと!!!!

もうHR始まっちゃってる!!!。


___________


カラカラ....

ドアを超静かに開け

れいじは先生が見てない瞬間を狙ってひそひそと自分の席に向かっていた。


あと30びょうで1時間目が始まる。が!!

30秒もあれば十分だ!!!!

そんで毎回サブバックとか置きっぱなしにしてるからもう既に学校来ててトイレに行ってたっていう風に先生が勘違いすればでかい!!


スタ...スタ...

「お、れいじ、おはよ。」

友達も気遣って小さな声で挨拶してくれた。

「おはよ、」


スタ...スタ...


千鳥足で順調に自分の席に近づいていく...


おっけ、自分の席着いた!!!

先生も見てないし、これはきただろ!!


れいじは静かに席につき、すばやく鞄を横にぶら下げ1時限目の準備を用意した。


「れいじー、おはよー。」


「あ?あぁ愛佳?おはようおはよう、ちょっと黙ってて。いま筆箱出してる。」


「ムッ、」

ムスッとしたあと愛佳は何か思ったのか

ニヤリと少し笑って、


「あっ、れいじくんおはよーー!!今来たんだ!!」


「えっ、」れいじは思わず愛佳の目を見た。


「寝坊したの!?」


「はっ!?ちょ、お前マジで!!そういうの要らないからほんとにまじで!!黙れって。」


小声でめちゃくちゃ周りに聞こえるくらいの早口でまくしたてた。


その会話に気づいた先生も振り向いた。

「あれ、白鳥くん、今来たんですか?」

と、聞いてきた。



これは、、まずい!!!

すぐに作戦決行!!!

作戦名「トイレに行ってた作戦!」



「あっ、いえっ、、あのっ、トイレ行ってただけで〜...。」

とれいじは慌ててすぐに返事を返した。


「...本当ですか?」と、先生。


「ほほ、ほんとです!!ほんとですほんとです!!!」



怪しむ先生。

慌てるれいじ。


れいじはよく遅刻するので、遅刻数的にそろそろ受験の内申書に響く危機が訪れてしまった。



やばい、、まずすぎる、どうすれば、。



「...先生ーこいつほんとにトイレ行ってただけですよー。」


!!!


近藤!??

ないっす近藤!!!!!

なにかを察してくれたんだな!?近藤....!

近藤のナイスフォローリカバリーリバウンド!!!!!こいつが居なければおれは死んでるよ!!!とっくに!!!!



「あ、あれっ。朝からトイレ行ってたのね!!ごめんごめんれいじー!」と、愛佳


は????


見事な手のひらがえし?


ふざけんな一ノ瀬しんでくれほんとに、、

と、頭を抱えながらもほっとした。



「あっ、白鳥くんほんとにトイレ行ってただけなのね笑笑ごめんね、先生」


「あ、あははは〜。はー、は、は。」

頭をかいて席に座る



近藤の活躍のお陰で先生はほんとにおれがトイレ行ってたと勘違いしてくれたらしい。

いっやこの先生少しチョロくてよかった〜...


マジで危なかった。マジで。


「それじゃあチャイムなりましたので授業始めますよー。号令お願いしまーす。」


きりーつ。

れーい。




「ふぅーー、、」


「危なかったねぇ...?れいじ?」

「...どこかの今僕の隣にいる一ノ瀬愛佳とかいう人に危うく内申書ズタズタにされるところでしたけどね!!!!今度はおまえがジュース奢れ!?いいな!!!」


※れいじは物凄く寝坊屋。あと1回遅刻したら本当に内申書と評価が終わってしまう。

生活態度最悪、職員室行き、志望校全替えも控えている。



_____________________



「言っとくけどなーおまえ自分のやってる事分かってんの?」

「知らなーい。」


すぐに時間は過ぎ放課後。


いつも通り一人で帰るつもりだったのだが、

何故か愛佳が着いてきている。

今日の朝のことについてめちゃくちゃ説教かましてやってるんだ。


...自分が悪いんだけどね。


「あのねぇ、だから、まじで俺の状況分かってるでしょ?ほんっとに今ここでね?もし、あの作戦が失敗したとして、、」


「うん、だから?ww」


こいつは本当に俺の立場わかってるんだろうか...。



「ウザってぇなおまえ、、」


と、愛佳を苦い顔で見つめる。


校門を出ていつもの一本道へ曲がり、

左側を歩きながら車も避けて歩く。


「いや、だってれいじが悪いんじゃんww」

「とは、言ってもなー。そこはわかってくれよなーーー。」


「むりーー。」

とてつもない変顔で俺の事を嘲笑してきたので、


「んだと、てめっ、」

...顔をつねってやった。


「うあっ、ちょ、っ、やえろー!!」

「やめねぇぞこんにゃろ」グニグニ...


おれは何も悪いことしてない...。


「おい、ひっへぇなまびで、!!」



いつも少し学校から離れた公園で別れるのだが、このくだらない喧嘩のせいで公園を通り過ぎてしまった。


「あ"っ、ほおりすきぢゃっあ」

「ん、なんて??」



「ほおりすぎだっへの、、はやくふねんのやえろーー!!」


頬を赤くして涙目になりながら、愛佳は

叫んだ。



....だが、れいじはすこしかんがえた。

こいつはつねるのをここえまやめたら面倒くさいを事を、またなんやらかんやらやって来そうだ。


「よーーし、そしたらじゃあその公園の曲がり角までつねってやろう。お前の愚痴はききたくないからな。」


「は!??うるへぇ、やえろはやくやえろやえろやえろーー。」


そして来た道を戻りながら、ずっとくだらない喧嘩を続けている。


「う"ーーっ、う"ーーっ。」

「うるせぇ」

「う"ーーーっ。う"ーーーーー。」


ずーっとつねりながら公園に戻ってきた。

今、ちょうど入口らへんを通っているところで

そろそろずーっとつねり続けているれいじの手も疲れてくる頃、


「んぐう"う"っーーー。」

「んぐごあう"ーーー。」


「うるせぇな、、、、ん?」




パッとれいじの横目になにかがうつった。




ピタッ...

と、れいじの足が止まり体の向きを公園の入口へ向ける。

そしてめにうつった物?人?を目を薄めながらじーっと見ている。



「...んぐ!?あんでとあった!?」


「...」ボー

無反応のれいじ


「おい!はあくすすえ!!!いってぇ!」

と、愛佳が言ったところでれいじは無意識に

つねるのをやめていた。



「んげぇ、、まーーじでいたかったぁ〜.........ん、てかなんで止まったの?」

と、赤くなった頬を撫でながら言う



れいじは静かに見つめている方向に指をさし

こう言った。

「あれって、、だれだっけ、、?」


「ん?あれ?」

「ほら、あの人だよ。今ベンチでポテチ食ってるあの人。」



「んーー?」愛佳も目をじーっと薄めて見つめる。

そして愛佳は思い出したかのように言った。

「あっ、あれ、黒澤さんじゃない?」


!!!

れいじは思わず愛佳の横顔を見る。

そしてすぐ視線に 黒澤のあ に戻した。


「あれが...。」


あれが、黒澤のあ。公園でポテチ食ってるあれが、、黒澤...のあ...。


「.....」

まだれいじはじーっと見ている。



その横顔をみた愛佳は

「....れいじ、、もしかして、黒澤さんのこと好きなの?」


「全然違う。」

「お、おう。」



「...」

「...」



「んじゃ、はやく帰るよ。」

「もうちょっと近く行ってみようぜ。」

「えっ、ちょっっ。」ガシッ...。

少し見つめて、愛佳は帰ろうとしたが、れいじはガシッと愛佳の腕を掴みベンチ裏のデカい木の裏へ向かった。


「おわっぅ、えちょっ、、れいじ!?」


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