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ふるい

魔族領に突入するための冒険者あるいは腕に自信のある者を募集をした。そして規定の日に王城に行くとゴロツキみたいなのからエリートっぽいのまで様々居た。

はぁ、憂鬱だ。なんで俺がこんな大勢の前で司会進行しなきゃならないんだ・・・

音魔法で声を拡散しながら話す。

「皆さん、お集まりいただきありがとうございます。この度、皆様には三つの試験を受けていただきます。一つ目は基礎戦闘試験です。」

ここで大半をふるいにかける。

試験内容はゴーレムの討伐。俺が戦った魔人族程度の力を持たせたゴーレムを倒してもらう。もちろん致死レベルのダメージを受けたら強制転送される場所で。

「ここにいるゴーレムは私でも倒せるレベルの物です。端的に言いますとこの程度に勝てなければ使い物になりません。」

半分残ればまぁヨシと言った感じかな。

一回で20人入ってもらう。

うーん、3人くらい強そうなのいるけどどうなるか・・・

一人目は金髪イケメン君。剣士かな?剣さばきも中々だけどそれよりも目を引くのはそのスピード。速い!多分瞬発力だけならB級冒険者の上澄みにも引けを取らないレベルだと思う。ただその速さを攻撃に転化できていないようだ。惜しいなぁ・・・

二人目は細マッチョの男。魔力の流れを見る限り身体強化を使っているみたい。武器を持ってるわけじゃないけど拳にはナックルガードをつけている。おそらく格闘家だろう。

彼はもう完璧だった。動き出しも早いし無駄がない。相手の攻撃を捌くだけでなく隙を見て一撃入れていく。そんでもって弱点に的確に当てて行ってる。

三人目は華奢な女の子。多分俺と同じか一個上くらい。メイリアと同じゴリ押し魔法使いかと思ったら割と繊細な魔法を使う。派手な魔法を囮に針の穴を通すようにゴーレムの隙間に攻撃を当ててる。

他の奴らは・・・

「何体もいるなんて聞いてないぞ!!」

「しかもコイツら硬すぎる!!」

「全員で叩くぞ!!」

あーあー今そういう強さ見てないのに。苦戦してるなぁ。よく観察したらゴーレム同士一定距離保つようになってるのに・・・

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